NIKKEI プラスⅠより
【あなたも『難聴予備軍』】
見回してみると、私のまわりにも結構難聴だと言う人が多い。
”加齢”によるのは昔から「耳が遠くなると長生きする」なんて言い伝えもあったりしてむしろめでたいのかも…
古い話だが、『ジュリー』こと沢田研二さんのコンサートを見に行ってスピーカーの前の席で、「難聴」になった友人がいた。
耳が遠くなれば補聴器があるさなどと悠長なことも云っては居れないようだ。
ipodなどの携帯音楽プレーヤーやラジオなどの影響で、大音量で何時間も聞き続けると『ヘッドホン難聴』と言われる聴力の著しい低下を招きかねない。
電車内でイヤホンを耳に、英語の勉強をしたり、先日旅行した時には、サラリーマン風のスーツ姿で、胸からイヤホンが出ているのを沢山見たし、ワンセグのテレビを小さな携帯画面で見ている姿をよく見かけた。
ラジオをイヤホーンで聞きながら駅のホームを歩いていた学生が電車に気付かず接触、死亡する事故まで起きた。
こわいのは耳が遠いと感じた時には手遅れかもしれない事だ。
「いざとなれば補聴器があるという考えは大きな勘違い」なのだそうだ。
難聴には大きく分けて2つのタイプがある。
一つは”伝音声難聴”といい、鼓膜や耳骨と言う内耳までの部分が老化等でうまく働かなくなった物。この場合は補聴器がある程度役に立つ。
もう一つは“感音性難聴”。振動して聴神経に電気信号を伝える有毛細胞が痛んでしまって聞こえなくなる。
この場合補聴器を使っても劇的な変化はのぞめない。
ヘッドホン難聴が心配な人に。
まず耳を休ませる。
音楽などを聴く時は静かな部屋で音を抑え、電車の中などでやむを得ず聞く時は一時的に聞こえなくても音量を上げない。
テレビを大きな音にして惰性で見るのもやめる。
「シャカシャカ」外からでも聞こえるイヤホンで音楽を聴いている。
、又はビンビン響くカーステレオを鳴らしっぱなしで走っている若者よ。
心して聞けよ
今日は画像がありませんので東横線を…