小さなことでもラッキーだなぁと思う事があると何だか心が暖かくなる。
なんて大げさな… 先日≪いつもここで買う事にしている≫
化粧品を久しぶりに買いに寄ったスーパーで、クリームと洗顔石鹸を買った。
店員さんがカギをかけてあるショーケースから出してバーコードを“ピーッ“としながら首をかしげている。
そして笑いながら『昨日まで3割引きだったので、ショーケースの値段札を変えるのを忘れていたから、今日も3割引きにしておきますね。」と手でナンバーを打ち込んでくれた。
結構高額なので普段の15%引きとはずいぶん差がある。
やったねーと心の中でピースサイン。
食品売り場に移動して物色していたら、体調を崩してしばらく休んでいたチョボラの仲間とばったり会った。
「ウワァー元気になった?」と喜んでしまった。
「元気にはなったけれど、何だか休み癖が取れなくて踏ん切りはつかなかった。」という。
「じゃぁその気になったら出て来てね。待ってるから…」と言ったら早速今日出て来てくれた。 今日の差し入れは近くの和菓子屋さんの“あやめ団子”でこれがまた柔らかくてみんな大喜びで作業後に頂いた。
帰りのチョボラランチは性懲りもなく“○茶寮”へ…
先週来れなかった仲間のリクエストにみんな賛成だったのです。
今日も駐車場も客室も満席で、いす席は空いていなくて小上がりの座卓でしたが足を投げ出して座りました。おねえさんに『ア~~ラおねぇさんありがとうございま~~す。」なんて言われてしまいました。
今日は定食に甘みと飲み物付きにしました。
食後のデザートは冷コーと蕨餅に「カシス」と「洋ナシ」のシャーベットですが、どれもなんとのいえず美味しかった。 仲間の一人はやっとご夫婦揃って退院し自宅で生活し始めたとたんに旦那さんが寝室でつまずいて大腿骨骨折で、救急車で入院した。
病院へ行ったら、御主人が「ボランティアへ行って美味しい物食べてストレス解消しておいで。」の言葉に出てきたのだそうで、
「みんなと話して美味しい物食べて、こんな幸せはないと思う。」
その言葉に、心底同感する仲間たちではありましたが、ここでも次から次へと起きるアクシデントにいささか参っている様子で、新しく出来るグループホームに入所を申請しておいたら,抽選で入れる事になったのだが、「私が世話をすべきなのに,お父さんにそんな施設に入って貰う事にものすごく申し訳なく思って揺れ動いている。」と涙ながらに話すのです。
「あなたが介護疲れで倒れて入院した、あの最悪だったころを思い出したら、そんなこと思わなくても良いんじゃない?遠く離れた息子さんたちも、もう二度とあんな思いはしたくないと思うよ。」
「近いのだから毎日通えるしね。」とみんなが自分のことのように、入所を喜びました。
ほんのわずかな時間にいろんな思いを抱えながら“チョボラ”している仲間なのです。