クラスメートと電話で話す時は誰にも邪魔されずに話したいので家族が寝てしまってからの“リラックスタイム”に掛ける事になるのです。
ある日例の如く午後9時過ぎに電話がかかって、あれこれオシャベリしていたが、遠くの方でなんだか≪甲高い≫
声がする。
「誰や?」の私の問いに「あんなに口やかましいおとっつあんがいるから要らんと言うのに、娘が置いて行った。」と言う”おしゃべり人形”が
「かまってぇ~~」なんて叫んでいる。「コリャ
やかましい。
」と叱りながら電話する。
そうかと思えば「今日は帰りに“○和”で落としてってぇ」とチョボラの仲間が言うから「今日なんかフェアーでもしてる?」と聞いたら、「積み立てが貯まって商品券もらったから、“おしゃべり人形”買おうかと思って一寸見てくる。」というのだ。
また数日たって別の独り暮らしの知人が
『夜が長くなってくると、何だか一人がさびしいと言ったら友人が勧めてくれた。』と言うのが又これおしゃべり人形なのだ。
一人で放って置くと「ねぇ遊んで~」
朝になれば「ねぇ起きてぇ~」
こちらが話しかければちゃんとした返事が返ってくるのだそだ。
しっかり≪対話≫が成立するという。「私はそこまでしたくないわぁ。」と知人は言う。
そういえば一人暮らしの長かった親戚の人も、我が家へ遊びに来ていてもテレビを相手にしっかり会話をしていたものだった。
わが友人たちは、しゃべって疲れるのではなくて、じーっと黙っている時間が却って“口が疲れる”という筋金入りのおしゃべり揃いだから、まぁ問題ないだろうけれど、わが子のように可愛がっているお人形を、着せかえる洋服ごとつれて、入院しているご婦人がいたりで、ヤッパリ話し相手がいる事は【認知症予防】に効果があるのだそうだから、うるさいだろうけれども付き合ってね。
恐竜ロボや、癒し系のペットロボなどで遊ぶ中高年が増えているのだそうで、何しろおもちゃ市場は今や子供より“中高年”が主役なんだそうですから…
でも話し相手はやっぱり“単3電池”の入っていない方がいいなぁ
良い天気に恵まれて、高級住宅地にある田圃でも”脱穀”作業が行われていたのでパチリ