かあちゃん日記

毎日の出来事と一緒に、見たい事・知りたいこと・知ったこと・見たことを書いていきます・

≪金とく≫『認知症一行詩』より

2010-03-16 22:20:20 | Weblog

NHK名古屋局から金曜日午後8時から放送される≪金とく≫という番組で放送していたのがとても心にひっかっています。

記憶や日常生活を送る力が徐々に失われていく病、認知症。
大切な家族の異変に直面した人々が、その思いを赤裸々に書き綴った「詩」がいま注目を集めています。

福井県若狭町が、4年前から毎年募集している『認知症一行詩』。

戸惑いや悲しみ、そしてその先にあった、喜びなどが、短い詩の中に込められています。
私たちは認知症とどのように向き合えばいいのか。
一行詩の朗読とドキュメントで、認知症に寄り添う心のあり方を探ります。

我が息子見て この人誰だと 帰す父その後思い出し 涙ぐむ父の顔

歯ブラシで頭を溶かすおばあちゃん おしゃれを忘れていないんだね。

捜し捜して橋の上 夕焼け小焼けを歌って帰る

よく来たね同居の息子に父が言う

 妻が出産したと 命名に私の名を書く父その瞬間が一番幸せだったのね 

ずるいわよ もう限界と思うたび幼子のように微笑むなんて

いくとせも母に「あなた誰?」と言いし父 最後に母の名大きく叫ぶ

「ガンです」と告げてる先生に「ご飯まだ?」笑わせてくれたね母さん

40才の私に「学校をずる休みしたのか」と叱る父さん! 私そんなに若く見える?

私の事は忘れてしまったけれど 私はずっとおじいちゃんの背中のあたたかさは 忘れないよ

 この肩で 何度も 何度も眠ったね 今はすっかり逆だけど ゆっくりおやすみ お母さん


以前すっかりもう枯れてしまったと思って、いらない植木鉢に土ごと入れたこと忘れていたけれど、ひっそり咲いていた“雪割草”

ごめんね

コメント (6)
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