毎日引きこもっていると一日中冷房の中にいることになる。
夫は結構低温に設定するので私は寒くて仕方がなくて避難することになる。
それやこれやで私はどちらかというと冷房が嫌いです。
今日は夫が外出しましたので冷房を切っていましたら、テレビのニュースが熱中症で救急車で運ばれた人が○○人。
しかも高齢者が多く彼らのほとんどが冷房嫌いで、一人部屋に閉じこもっていての結果だということを告げている。
慌てて少し高目に設定して冷房をつけた。
子供や労働年代よりも屋内にいる機会が多い高齢者が、
なぜ熱中症にかかる人が多いのでしょうか?
高齢者が熱中症になりやすい理由には、主に4つあります。
1つ目は、体温調節機能が低下していることです。
普通は、汗をかくことで体温を下げていますが、
人間は加齢に伴って汗をかきにくくなります。
汗をかかないと、体温は下がりません。
気温35度の環境下では、65歳の体温は
25歳の人よりも0.3度高いという実験結果も出ています。
2つ目が、高齢者は体内の水分量が少なく、さらに水分摂取量も少ないことです。
人体の水分量は通常60%程度ですが、高齢者の場合50~55%と少なくなります。
また、喉が渇きにくい、頻尿の心配から
水分摂取量も若者に比べて少ない傾向にあります。
そのため高齢者は、脱水になりやすいのです。
3つ目は、高齢者は暑さを感じにくくなっていることです。
加齢と伴なって、知覚が鈍くなり、暑さ・寒さを感じにくくなります。
真夏でも長袖を着ていたり、保温性の高い服を着ている高齢者を
見かけたことがあると思います。
暑さは感じなくても、高温環境下にいれば、
体温は上昇し、体内の水分も失われていきます。
4つ目が、高齢者はもともと体力が低下していて、
糖尿病などの持病を抱えている人が多いことです。
体力が衰えている人は、健康で体力のある人に比べて、
熱中症になると一気に重症化してしまいます。
高齢者の場合、若者に比べて自覚症状が出にくく、
気づいたら重症化していたというケースが多くあります。
高齢者が自ら熱中症にならないよう気をつけることはもちろん大切ですが、
家族など周囲の人も声かけをするなど注意を払うことが、
高齢者の熱中症予防には必要なことです。