葉山の四季

葉山の四季をお伝えしたいと思います。

女優・小泉今日子が泣いた訳。

2013-10-24 22:03:24 | あまちゃん

 10月10日の読売新聞に掲載された小泉今日子さんの寄稿文が話題を

呼んでいます。今日図書館で読んでなるほどと思いました。

 こんなところ ≪「あまちゃん」は海女ちゃんだけど、甘ちゃんでもある。

ヒロインのアキは「海女になるなりてぇ」 「東京さ行ってアイドルになりてぇ」

と夢をころころ変えては大人達を振り回す。そんな時にあの震災が起こる。

誰の胸にもまだあの痛みは残っている≫、そのあとに (ゴシックはkaeru)

出来上がった台本を読んで私は泣いてしまった。≫とあります。

 

 ≪誰も死なせないというのが宮藤さんの選択だった。夢の箱の中にいる

私達に出来ることは希望を与えることなのだと強い気持ちが湧き上がった。

ヒロインは地元に帰り、一番好きな場所で自分らしく生きると決めた。≫

 

 昨日と今日のこの「kaeruのつぶやき」のテーマ「死刑」の対極にあるの

が 「誰も死なせない」(誰も殺さない) という選択だということを教えてくれ

ています。その選択こそが役者の役割の自覚となり 「強い気持ち」 を湧き

上がらせたのです。

 このドラマに対して何故原発を取り上げないのか、避けているのだとい

う批判も読みましたが、産業のエネルギー問題を問う前提に人間の生命

のエレルギーを守り発揮させることを優先させ、人間の生きるエネルギー

に依拠してこそその他の社会的諸問題を解決する社会的協同力が生ま

れてくるのだ、とのメッセージが送られていたのです。

 

 今日「あまちゃん総集編」の再放送でしたが、都合で見られませんでした。

注目して見ようと思っていた「三陸鉄道」については、今述べました「社会的

協同力」の結合する場として見てみたかったのです。 企業体が内部発展論

理=利益追求型から地域の諸問題解決の地域力集合体として位置づけら

れる可能性を感じています。

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「死刑について考える」 続。

2013-10-24 19:55:03 | せいじの政治カフェ

 まず、「死刑」について関心をもった切っ掛けのことから。このHPは大山

寛人という25歳の青年のものです。 このHPをご覧頂ければと思います。

 http://hiroto0222.jimdo.com/ 

 

 このHPのなかで「TV出演」が紹介されていますが、6月18日夜、偶々見

たNHKの番組で大山寛人さんとその事件を知ったのです。その後このブロ

グでも何回か「つぶやき」、大山さんからコメントを頂いたこともありました。

( 大山寛人さんからのコメントと「本」。 2013-06-27 ) 

 昨日紹介しましたコラム「死刑について考える」に関心がいったのも

大山さんのことがあったからに違いないのです。

 今日久しぶりにHPを見て、この殺人事件は普通「保険金殺人事件」

として扱われているのですが、寛人さんの父・大山清隆氏(「保険金殺人

犯人・死刑確定囚」)の手紙と寛人さんの追究によって知り得た範囲では、

清隆氏の殺人行為は「保険金」目当ての殺人ではなかった可能性がある

と思いました。

 

 死刑制度という国家の権力による法的・社会的システムが存在してい

る国・社会で人命が、「間違って」このシステムに引き込まれ巻き込まれ

死刑という終末に落ち込んで行く恐れのあった事例が昨日のコラムにあ

げられている場合だけでなく、コメントで「70歳」さんがあげているように

白鳥事件・松川事件など政治的な狙いを持った事件もあるのです。

 

 この 「つぶやき」 は昨日の 「死刑について考える」 に対して頂いた二人

の方のコメントに対する返信でもあります。 最近も裁判委員裁判での死刑

判決に対して高裁で破棄されるということがあり、上告されています。

 http://www3.nhk.or.jp/news/html/20131021/k10015440001000.html

 裁判委員制度のもとでそういう事件を裁く立場に立つかもしれないのですか

ら、直接的な関心を持つ度合はかなり高くなっています。 たしかにこの問題を

考えていくことは難しく重い課題ですがそれだけに人間としての原理的な生命

観や社会観国家観などを自覚するために比須のことかもしれません。

 そして、自分が毎日を生きている以上、片時も忘れてはいない課題 「私自

身が自分の生命とどう向き合うか」ということに通じていると思います。

コメント (2)
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