橋長戯言

Bluegrass Music lover, sometimes fly-fishing addict.
橋長です。

Old and in the Way

2006年08月18日 | 写真

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写真は“エレキ・ウクレレ”と“OLD & IN THE Way と書かれた木の箱”です

この箱はかれこれ20年ほど前に“Daihanjyo Jug Band”のボーカルである Kanpai氏の手作りを頂いたものです ここ数年使っていませんでしたが部屋を掃除して新たな利用法を思いつきました

20060816161502 カメラの居場所です オリンパス・ペンFT ボディーが1台 レンズが3本になり付属品も含めたケースが欲しかったのですがちょうど収まりました また35mmのフィルム時代の晩年の名機と勝手に思い込んでいる“Konica BIG mini”も収まりました

Oldandintheway

このOld and in the Way はブルーグラスの名盤  グレイトフル・デッドのジェリー・ガルシアがBanjoを mandolinにはデビット・グリスマン Violinはヴァサー・クレメンツ ボーカルとGuiterがピーター・ローワン ベースにはガルシアと同じくグレイトフル・デッドからジョン・カーン たしか1975年ごろの作品です ブルーグラスの名曲あり ローリングストーンズ有 ピーターのオリジナルなどなど  我々の中では歴史的名盤なのです スタジオ録音の完成された作品ではなくライブ盤です  マイクの使い方 つまり演奏者の移動の様子が耳から伝わります 息づかいも伝わってきます 優れたライブ盤は あたかもその場に居た感覚を与えてくれますが 正にこのアルバムは 歌いだしの躊躇やミスタッチも含めて我々にとっては完成された作品となっています またガルシアのBanjoはテクニック云々ではありません 最初はコピー(楽器の練習には全く同じフレーズを聞き取り弾くこと)を考えトライしましたが 違う ということに気づきました バンドの中でバンドサウンドを如何に創るか というよりもガルシアの気まぐれや手癖を真似ても意味がないか と それでもバンドとしてのグルーブ感は やはりカリスマのなせる業だと思います  

そのジャケットデザインを熱烈なファンであるkanpai氏が木の箱に作り 何かの折に私にプレゼントしてくれたモノです

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埃を落とし 楽器用のオレンジ・オイルで磨き上げると蘇りました 気密性には若干問題はあるもののカメラ用の乾燥剤を仕入れてきて使おうと思っています

カメラも“箱”も古いものに価値を見出す これからのマーケティング=生き方 の肝の部分ではないかと考えています

オンリーワンのミュージシャンであるジェリー・ガルシアが内蓋に描かれた箱に日本のオンリーワン商品のオリンパス・ペンが収まる 結構気に入ってます