Reflections

時のかけらたち

ロートレック(イッセー尾形の朗読)

2008-02-10 22:11:32 | art
最近見たTVより印象に残ったものを2つ紹介します。




先週(2/3)の日曜美術館は
「素顔のロートレック
 親友が語るモンマルトル青春記」

イッセー尾形さんによる朗読

19世紀末のフランスを代表する画家ロートレックは、貴族の家系に生まれながら、ダンサーや芸人、娼婦などパリ・モンマルトルの歓楽街に集う人々を描いた。ロートレックにはフランソワ・ゴージという親友がいた。同じトゥールーズの出身で、二人はモンマルトルで共に遊び、共に絵を学んだ。ゴージがロートレックと過ごした青春の日々をつづった、貴重な手記がある。彼が見たロートレックは繊細で、愛情深い人間だった。彼はロートレックのアトリエに行ったある日のことをこう記している。「僕がアトリエに行くとロートレックは小さなスミレの花束を見せた。それは彼の絵のモデルをしていた娼婦からのプレゼントだった。ロートレックは僕にこう言った。『この花は彼女が僕の所へくる前にわざわざ買ってきてくれたんだ。親切だと思わないか。僕はこうした心遣いに慣れていないから…』」人間の本質を見つめようとするロートレックにモンマルトルの娼婦たちも心を開いた。彼が残した作品には、虚飾を取り去った生身の人間の本当の姿が写し出されている。番組ではゴージの手記をイッセー尾形さんが朗読、ロートレックの真実の姿を追う。

残念ながらこの親友の手記は翻訳されていないとのことだった。
この日曜美術館の企画はとてもすばらしかった。
イッセー尾形は高校の後輩・・ということだがすごく上質なユーモアのある人だと思う。
わたしはポスターだったらボナールの方が好きなんだけど、ロートレックは「赤い風車」とか小さい頃映画を見たこともあったが、この手記はロートレックの何か人間味をすごく感じさせました。お茶目な感じもするし、悲惨な感じもした。スミレの花束のエピソードにキュンとしました。

そういえば寂しい後姿の絵が多いかも・・


もう一つの番組
プレミアム10(2/8)
テノール歌手 ベー・チェチョルさんと
音楽プロデューサーの輪島東太郎さんの話。

ちゃんと見ていなかったのだけれど、人間の声にこれほどほれ込み、応援していくことができるのがすごかった。人間の声って世界に一つしかないものね。
人間は何か伝えたいものなんだと思った。声を失った音楽家がリハビリにより徐々にまた戻しつつある。前とは違うけれどもっと深みが出るかもしれない。
確かラッセル・ワトスンものどの手術か何かして、私はその後のCDをコピーして持っていますが、歌えることの本当の喜びを感じました。
舘野泉にしても同様・・



コメント (11)
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ご飯が欲しい

2008-02-10 07:29:17 | a day in the life


ご飯が欲しい時、いつもこの扉の前に座っています。
一緒にブルーの部屋に行こうと言っています。



このときのブルーの真剣な目がなかなか撮れないのですが・・




ドアの外からじっと見たり・・・



ドアの内側でいじけたり・・・



もういじけの極致・・・



食事が済んで居間をうろうろ・・



2月5日の朝焼け


コメント (5)
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