以前松屋で展覧会があった時、行きそびれた与展。今日立川高島屋まで朝一で見に
行きました。トントンのおすすめにしたがって朝早く行ったせいで比較的ゆっくりと見る
ことができました。人形の世界にでも出てきそうなお年よりも多かったです。
私は最初は妖精の世界で知ったのですが、初めて見た時、子供にそっくりだと思い
ました。
今回の小津の世界を中心にしたこの展覧会には、ほとんどの作品の時代が昭和から
さらに遡って古い時代背景となっています。この和服の子供達はきりっと口を結び
何か気持ちが伝わってきます。後姿から足の裏まで表情があります。ほほえましい
のとともに何か涙が出そうになってきました。あどけない表情が残るけれど、もう
しっかり仕事をする子供達。何か心意気が伝わってくるようです。また、和服の古
布がすばらしいのです。
今日はまたタイミングがよく作者の与さんが会場にいらしてサインをしてくださる
とのこと。カタログに子供の名前でサインをしていただきました。
叱られて
しっかり者のあの子が何を叱られているのか?明日は薮入り、母の待つ里に帰る
日、さあ元気を出して頑張ろう。
待っててね
「お母さんが呼んでるから、お昼ご飯食べたらまた遊ぼうね。」
何か日本のよさがたくさん詰まった展覧会でした。