5月15日
午後から子供の歯科矯正の通院のため、思い切って休暇をとりました。
連休も一日も休まなかったので・・・
午前中は、最初は2人で行く予定でしたが、彼が体調を崩しているので、私一人で東山魁夷展へ。
18日で終了なので朝比較的早かったのにもかかわらず入場券を買うのに長蛇の折り返し列。20分くらいかかりました。
「残照」はすがすがしく、この世のものではないような美しさでした。
ノスタルジアはじめ他の絵も、静かさ、気品、孤独、冷たい色を使っているけれど暖かさを感じるそんな絵です。
バイエルン地方を描いたものもありました。ヨーロッパ編も若いころは好きでした。今はまっすぐに落ちる滝とか、自然を描いたものがとても好きです。
唐招提寺の襖絵は以前にも見たことがありますが、墨絵の黒がなんともやわらかくて暖かくて・・
改めて東山魁夷のすばらしさに感動しました。なんだか若いころよりよさがわかった気がします。
そのあとは北の丸公園でも歩こうかと思ったところ、皇居から人が出てきて、その日が公開日であることに気がつき、東御苑へ・・・
それからが大変で・・都会の真ん中に雑木林はあるし、シロツメクサも咲いている・・東御苑の自然に浸りました。(中でお弁当を食べている人もいました。食べてはいけないかと思っていたけど)今度一日中いたいと思ったほど・・
昼食は如水会館で。竹橋の近くの平川門から出て。
この橋のところには大学3年の時、英文毎日で春休みだけアルバイトをしたので
なつかしいところです。卒論を書くためにタイプライターが必要でしたのでバイトをしました。東御苑は仕事をし始めた20代の半ばころ国際会議の仕事の手伝いで外人を連れてきたことも思い出しました。
如水会館は祖父のお誕生祝いをよくしたところでした。空間を移動してタイムスリップした感じでした。神保町を通り過ぎ、ここは勤めてすぐ英会話を習いに来たところ・・すずらん通り・・あのころの喫茶店はどの道を入ったところだったかしら?絵の具を買った文房堂・・カザルスホールの前を通って大学病院へ。 山の上ホテルにも時々行ったことを思い出します。
病院で子供と待ち合わせ、病院が済むと檸檬でグァッシュを買って帰りました。
東山の絵と美しい自然となつかしいお茶の水のノスタルジックツアーでした。
東御苑にて
サンショウバラ
ガマズミ
カキツバタとシラン
家路につくときに見た夕方の月