もう今年になって半年過ぎようとしている・・
最近、探し物をしていたら、いろいろなものが出てきて半年をフラッシュバックし
てしまいました。
子供の受験、親しい人たちの死、卒業式・入学式、高校のS先生と愉快な1-Bの仲間達との再会、
やっと一眼レフを手に入れたこと・・
いろいろなことがあって、大変だったけど、時はどんどん過ぎていく。
思いがけず東御苑を再発見した日、会社から市ヶ谷まで歩いて時間と空間の旅をした日。
ヘルマン・ヘッセではないけれど年を取るほど気持ちが豊かになれるといい。世界も広がって・・
6月になって行った2回のコンサート:
ブラームスのシンフォニー 3番と1番〈すごいプログラム!)
フランクフルト放送交響楽団 /パーヴォ・ヤルヴィ
メンデルスゾーン 序曲 フィンガルの洞窟、ヴァイオリン協奏曲 ホ短調
シューベルト ロザムンデ 間奏曲、 シンフォニー7番 未完成
ロイヤル・フランダース・フィル/ フィリップ・ヘレヴェッヘ/イザベル・ファン・クーレン
ドイツのオーケストラはすごかったです。音がうねっているという感じ。迫力のある指揮者です。
大好きなブラームスです。聴きながらなぜか吉祥寺でお茶を習っている頃を思い出しました。
静かな茶室で水の音、湯が沸く音を聴きながら過ごした今思えば至福の時。
すてきな先生にめぐり合えて幸せでした。祖母の友人でほとんど月謝はないに等しかったけど
いつもいい時間を過ごすことができました。古い家で玄関に荻須の絵が飾ってあった。
ベルギーのオーケストラははっきり言って下手でした。
ヴァイオリンもヒラリー・ハーンとか聴いちゃうとちょっとねと言う感じ。
でも音楽そのものは楽しむことができました。
シリーズでのチケットを買うとこういうこともあります。また以外にいいこともあるし・・
でも聴きながら、生きている歓びを感じるのです。地球の上にいる時間を楽しみたいと思うのです。
最近夜寝る前に聴くのはシューベルトの遺作のピアノソナタです。
ベートーヴェンと同じように何年ぶりに聴くのという感じ。即興曲や、歌曲はごくまれに聴くともあるけれど。
あのソナタの消え行くような透明感のある感じ好きです。