Reflections

時のかけらたち

コンサートシーズンの始まり・・・ starting new season of concerts

2012-06-04 21:15:17 | music
音楽サークルの上期シーズンが始まりました。
第1回はトーマス・ヘンゲルブロック指揮によるハンブルク北ドイツ放送交響楽団の演奏会でした。




ハイドン:交響曲第70番二長調
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第3番ト長調/Vn:クリスティアン・テツラフ
バッハ:無伴奏ヴァイオリンソナタ第2番 アンダンテ(アンコール)
ベートーヴェン:交響曲第3番変ホ長調「英雄」
モーツァルト:歌劇「フィガロの結婚」序曲(アンコール)

いかにもドイツのオーケストラが得意な曲を演奏しているという感じで
無理がありません。
正統派のドイツ音楽・・大きくて整然として・・
特にベートーヴェンには包み込むような優しさをいつも感じます。

「英雄」を聴いていたとき涙があふれそうになりました。
前日の親戚の人からの話がずしりと心の奥底に沈み、この最高の落ち込みの時に
父の言葉が私を後押ししてくれているように思えました。介護の生活が限界近くに
来ていてもうだめと思うこの頃です。

20年以上も前のこと、結婚したばかりで主人が入院した時に母から私が困っている夢を
見たと連絡があったことも思い出されました。心配させてはいけないと連絡していなかった時。
このとき、母親ってすごいと思いました。特に母親はそういう感がものすごくよく働きます。

テツラフのモーツアルトはこれがモーツァルトというような
躍動感・・彼がヴァイオリンそのものになってしまったのかのようでした。
アンコールのバッハは聴かせました。
帰ってからも他の人の演奏ですが無伴奏やパルティータを寝る前に
聴いています。





アーノンクールのモーツアルト洒落ていて良かったことを
思い出しました。軽やかでウィーンという感じでした。
確かに生まれながら持っている何かがあると思います。


コメント (2)
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