Reflections

時のかけらたち

夜の写真美術館へ ・・・to museum in the evening

2012-09-30 23:04:45 | thoughts
新しく変わった通勤経路のさるすべりの花の色があせて、秋の空気の中に溶け込んでいきそうな
このごろです。

やっと新しいPCがネットにつながりました。
以前のプロヴァイダに来ていたメールを確認したり(1か月だけ以前のアドレスを残すことに
しました。
それで昨日も前のPCでメモを書いていたのですが、そのファイルをUSBか外付けにいれていたはずなのに
見つかりません。仕方がないので思い出しながら書くことにします。
それはブログができなかった間ずっと諏訪の写真を整理していた時と操上和美の写真展に行った時の
ことなど・・

諏訪の写真を思い出しながら整理をして、旅行を2度楽しんでいました。
以前は自分の目に焼き付けることが大事で、その感覚を大切にしていましたが、写真を撮るように
なってからは、脳が忘れてしまう細かいことなどを写真が思い出させてくれて、また自分の目より
よく見えて新たな感動もあり、ファインダーでのぞいた世界がまた別の世界になる楽しみもあります。
今までは写真は記録と思っていましたが、もう一つの楽しみはそれが何かに変わることです。

記録なので諏訪で出会った花たちも全部ブログにアップしてあげたくなります。
でも図鑑のようにとるのではなく、作品になっていくことができればと思ったり・・
何か思いが伝わるように・・ 感動が写真に現れるように。

* * * *

先週の仕事の帰り思い立って
写真美術館のレセプションに行ってみた。トントンの来ている人を
見ているだけでも面白いじゃないという言葉に押された。

「操上和美 - 時のポートレイト」
ノスタルジックな存在になりかけた時間。
Kurigami Kazumi ‒ portrait of a moment

レセプション会場で驚いたのは、すぐ椎名誠がいたこと・・・
そしてナベサダがいて・・そこに立木義浩がダンディに
やったきた。私は立木さんのヘア・スタイルにアーネスト・ヘミングウェイを
連想した。なんというBIGな人たちの集まり・・会場で偶然会った甥はエレベーターで
アラーキーと一緒だったと言う。
赤ワインとチーズとオリーブをいただいて展覧会場に行くと、ほとんどモノクロの
世界とカラーの世界・・写真にはタイトルがなくて図録で後で追ってみた。
これは操上さんが自分のために撮りためた写真なので、説明がないと難しい。
寂しい写真だとも思ったが、それこそヘミングウェイを連想させる男っぽい
写真でした。どこかで見たような人たちがここそこにいましたが
ギタリストの布袋なにがしも来ていました。





「作品は愛と時の集積でもあります」と解説にあった。

帰りに通路でフラッシュを浴びていた操上さんは小柄できゃしゃな
でしたが、目が研ぎ澄まされてる感じがしました。

帰り道恵比寿ガーデンプレイスの夜景がきれいだった。
十五夜の前の月が雲に隠れたり、出たりしていた。
ベンチの近くで白地に赤い水玉のワンピースを着た少女が
飛び跳ねていて、不思議な光景だった。
東京タワーがlovelyにライトアップされていた。本当に東京タワーはチャーミング。
やっぱり東京タワーが好きと思いました。


* * * *

先週BSで五嶋みどりの日本でのコンサートをやっていて
すごい音楽家がいると驚きました。一流の演奏家で一流の教育者は
珍しいのではないかと思いました。世界遺産の寺の中でバッハを
奏でる彼女。暑さも外の音も気にせず、音楽に入り込む。
移動は高価なヴァイオリンをしょって荷物を持って旅をしている。
自分らしく生きている人。

そのあとたまたま途中からあのテイラー博士のプレゼンテーションを見て
とても面白かった。
脳の機能が失われるとすごく平和な世界・・周りに自分が溶け込んで
行く感覚があったという。以前にも脳のダメージにより感覚が研ぎ澄まされてきたという
話を聞いた。変わりに右脳の世界が広がったという。
NHKの番組の紹介の中に英語でのスピーチにリンクが張ってあるので、興味のある人は
ご覧ください。


Sep.30 2012
コメント (4)
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