Reflections

時のかけらたち

富岡…絹産業の文化遺産 Tomioka Silk Mill and Related Sites -2

2015-03-25 23:39:20 | wonderland
30名が1グループで私たちのグループでちょうど1つの
グループができて、ガイド・ツアーが始まりました。
これはガイドがないとさっぱりわからない、ただ煉瓦を見て、糸を採る工場の中を
さっととおって終わりになってしまいます。

ボランティアガイドの方は退職後大学で教えて、ボランティアで
ガイドをしているシニアの方でした。

どうして世界遺産になったのか説明がありました。
建物だけでなく、目に見えない技術交流や歴史も含めた
産業遺産だったのですね。








煉瓦の少しいびつな積み重ねが、最後の方の建築では上達した様子が見られました。
煉瓦職人がいないので、漆喰の職人を集めたそうです。 ガラスは輸入して2年足らずで西洋建築を
完成させた日本人ってやっぱり器用なのかすごいと思いました。フランス人の指導により瓦職人が
煉瓦を焼いたとか・・





建物に明治5年という記念プレートが・・

明治維新ですぐこの産業の発展に取り組んだ政府はすごいです。明治維新という革命はとても
興味深い時代です。外交、産業により、植民地にならないように切り抜けてこれた知恵。




















富岡蚕糸場のメインの建物、蚕糸場を横から撮りました。










中に入っていきます。




仕事をするためにガラス窓が高くまであり、光をたくさん長時間取り入れるようになっています。




























どうも女工哀史みたいなことを想像してしまうのですが、恵まれていたようです。
西洋から指導者をよんでいるので日曜日の休みとか、医療の普及など待遇はよかったようです。
住まいと食事と、毎日のお風呂がついていました。



こちらはフランス人指導者の館。とんでもない高級でしたが、フランスの価値からするとそれほどでもなかったとか。












途中フランス人教師の館など説明を受けました。












コロニアル風の屋根とか・・





宿舎になっていて天皇皇后陛下も泊まられたそう・・安倍さんは忙しくて10分しかいなかったそう・・












帰り道、こんにゃくパークによって、こんにゃく料理だけのバイキングをつまみました。












帰りは連休の日曜のせいか大渋滞で自転車並みの速度で、藤岡では止まったり走ったりという感じで
いつ東京に戻れるのかといった感じでしたが、2時間くらい遅れで帰り着きました。










こういう企画がなければ、行かないところだと思いましたので、日本の近代化の足跡が見れたことが
おもしろかったです。そしてこの工場が115年間も操業していたということも・・


March 22 2015  Tomioka
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする