Reflections

時のかけらたち

ほんもの ・・・ real thing

2015-05-28 22:22:26 | my favorite
5月23日

久しぶりに中目黒に行ったので、久々にジオデシックに寄ってみました。

6月21日に経堂に建てたアトリエ兼住居に引っ越すとのこと。以前の用賀のアトリエも
すてきだったけど・・ 長いお付き合いになりました。

京都の大学の先生はもうやめて、東京にまた本拠を戻すとのことです。
京都の町屋アトリエにもお邪魔したことがありましたっけ。









石井君の写真が飾ってありました。












ジェリーフィッシュをモチーフにした作品がいろいろありました。


















最近和服の店によく気が付くようになりました。隣の若い人が対象のお店を見ていたのですが、
こちらはお昼休み中で、ディスプレイの浴衣がすてきでした。浴衣でなく木綿の着物のようです。



5月24日

着付けの教室で、牛首紬のお話を聞きました。
昔と同じ製法で作る牛首紬を支えてきた総卸元の方の話しでした。
親の代に売れないときもずっと白生地を買い続け、ものが売れずにたまって
いったとのことです。なかなか売れなかった牛首紬の染に工夫をして
やっと認められたとのことで、奇跡の織物です。
日本の絹糸を開発して、見事な風合いの紬です。手織りなので
柔らかい風合いです。加藤さんは95歳になり今年は
150反に減ったとのことです。
お話では美智子皇后がお世話をしている蚕と同じ
小石丸という種類とのこと。

どうして文部科学省は日本の工芸を守らないのかと
最近頭に来ています。文化は守らないと・・
芭蕉布などは途絶えたものを復活させて人間国宝に
なったということで、他の日本の文化は民間で支えているとの
お話でした。




コーディネイトしていろいろ試してみました。このしっとり感はなんでしょうか?
この帯は帯屋さんの奥さまがパッチワークのように布をつなげて仕上げています。
見事な手仕事でした。
こんな着こなしができたら素敵でしょうね。
後から知ったのですが、美智子皇后もこの着物を着ていらっしゃる写真を
見ました。

ネットで探したら加藤改石さんのアトリエを訪ねたブログを発見しました。


新しいものはいつでもできるけど、古いものは、一度途絶えたらもう作れません。
古いものを作り続ける意味を改めて深く感じました。


帰りに銀座三越によって久しぶりに呉服売り場の小板橋さんにお会いできて
夏物の下着について教わってきました。

(写真はすべてスマホです。)
コメント (2)
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