
ヒラリー・ハーンとホセ・カレーラスは日本に来たら必ず聴きに行くアーティストです。
今回はラッキーにも都民劇場の定例に入りました。
6月7日 東京文化会館
ヴァイオリン:ヒラリー・ハーン
ピアノ:コリー・スマイス
プログラム:
モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ ト長調 K.379
J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第3番 ハ長調 BWV1005
アントン・ガルシア・アブリル:6つのパルティーより 第2曲 「無限の広がり」 第3曲「愛」
アーロン・コープランド:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ
ティナ・デヴィッドソン:地上の青い曲線
アンコール:
佐藤聡明:微風
マーク・アントニー・ターネジ :ヒラリーのホーダウン
マックス・リヒター : 慰撫
この自然な音楽が何ともいえず素敵です。誇張が全くなくすごく素直で・・
天から降りてくる音楽。そしてその周りに静寂をひきつけて。
最初のモーツァルトからしてとても新鮮で、まるでアンコールのような安らぎがありました。
モーツァルトのソナタと繋がっていたいというヒラリー。
3階でしたが正面の席でとてもよかったです。
美しい音楽の中、自分と向き合い、両親の愛に包まれていました。
なぜか父が子供の頃具合が悪かったときに大丈夫と言って撫でてくれた時を今のように
感じました。小さいころは母より父の方がやさしかった。なんだか亡くなっても
両親の愛に支えられているのだなとモーツアルトを聴きながら思いました。
バッハはもちろん天上の音楽のように心に響き、プログラムに入っていてよかった。
ラルゴ。
後半は現代音楽でアブリルがヒラリーのために作曲した曲やアメリカらしい曲が続き、
ティナ・デビッドソンの曲がとても面白かった。
アンコールの曲もたぶんヒラリーの依頼で以前作曲された曲だと思うけど
ラストのマックス・リヒターの曲が悲しくも美しい旋律で会場がひとつになった。
ほとんどの人が立って聴いていた。私も帰りかけてあわてて1階の扉から中に入った。
いつものコンサートとは違い、楽器を持った若い人も結構いて熱いコンサートだった。
昨日インターネットで辻井伸行のコンサートのチケットを取りました。
モーツァルトです。一度生で聴いてみたいピアニストです。