Reflections

時のかけらたち

風にそよぐ蓮の花びら ・・・ lotus shaken with the wind

2016-07-22 22:43:12 | old familiar faces


切れた糸を修復していく作業をして楽しい発見があることもあるけれど、
永遠に切れたままになってしまった人もいる。
今回中学校の初めてのクラス会を企画して一番会いたかった人が
すでにこの世にはいなかったことを知りました。

学生結婚した相手の方のご実家が金沢の有名な茶道具屋で、東京には数件の骨董商や画廊を経営する
一族だったため、彼は大学を中退してイギリスへ留学して、東洋美術の造詣を身につけたとのことです。
帰国後、銀座にギャラリーをオープンし、国立美術館所蔵クラスの超一級の東洋観賞陶器を中心に商う
古美術商となり、活躍されていましたが、50歳過ぎた頃から闘病生活を続けられ、7-8年前、58歳で
他界したということを初めて聞きました。

彼は高校の時にお父様の転勤で関西、西宮に転校して、その時に写真とお手紙をもらって、その手紙が整理して
いた時に出てきて、ほほえましく眺め入っていました。なんとお猿さんと一緒に撮って「どっちがかわいい?」
なんてコメントが書いてありました。高校の修学旅行で京都に行った時は会いに来てくれてトントンと一緒に出かけた
思い出があります。先生にも丁寧にあいさつして、先生を驚かせた記憶があります。
その後、東京で浪人生活をスタートさせるとき、なぜか会って、渋谷から原宿まで歩いて途中当時あったジローで
レモンスカッシュでも飲んだのかしらお茶したことを覚えています。

それ以降結婚した彼に2回くらいあったかしらね。ちょっとした集まりや同級生の個展だったと思うけど。
心が休まるようなそんな人でした。お会いしたかったし、古美術で活躍されていた時に会いたかったな~
情報を知らせてくれたI君へのメールを書きながら涙が出てきました。

この間見て来た蓮の花たちをT君に捧げます。
























  

































































































































photo: July 16 2016 Showa Kinen Park
コメント (2)
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