6月21日
はずせない日本の音楽家の1人、ヴァイオリニストの庄司紗矢香さんとN響のコンサート。
ノセダも前に聴いたことがあると思ったら10年前トリノ王立歌劇場のコンサートでした。
スターバト・マーテルで宗教曲が得意なのだと思いました。イタリア人であることも認識していなくて、大きな身振りは
イタリアっぽいかな。
プログラムの構成がすごくよかったです。
N響 1988回定期公演
6月21日 サントリーホール
指揮 ジャナンドレア・ノセダ
ヴァイオリン 庄司紗矢香*
コンサートマスター 郷古 廉
バッハ(レスピーギ編)
3つのコラール[12′]
Ⅰ きたれ、異教徒の救い主よ
Ⅱ 私の魂は主をあがめ
Ⅲ 目を覚ませと呼ぶ声が聞こえ
レスピーギ
グレゴリオ風協奏曲*[33′]
Ⅰ アンダンテ・トランクイロ
Ⅱ アンダンテ・エスプレッシーヴォ・エ・ソステヌート
Ⅲ 終曲(アレルヤ):アレグロ・エネルジコ
ラフマニノフ
交響曲 第1番ニ短調 作品13[44′]
Ⅰ グラーヴェ― アレグロ・マ・ノン・トロッポ
Ⅱ アレグロ・アニマート
Ⅲ ラルゲット
Ⅳ アレグロ・コン・フオーコ
アンコール
バッハ作曲 無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ 第2番 ニ短調 ― 第3曲 サラバンド BWV1004
バックヤードから
写真はすべてN響ツィッターより
最初のバッハのコラールのオーケストラ版も重厚でとてもよかったです。音が会場内に広がって行きました。
祈りのプログラムと言われていましたが、美しいメロディーに酔い、慰められました。
庄司紗矢香のヴァイオリン、今回は甘い音色のように感じられました。限りない才能を感じます。
アンコールのバッハ、ヒラリー・ハーンもよくアンコールに弾くサラバンドが聴けて嬉しかったです。
生誕150年のラフマニノフイヤーと言われる2023年、コンサートで演奏される機会も多いようです。前回の
パガニーニの主題による・・もすごかったけど、今回は初めて聴くシンフォニー1番。第2番が大好きなのですが。
N響のコンサートに行くようになって、今まで聴かなかった曲が聴けておもしろいプログラムがあるところが
いいです。セレクトして好きなのだけ行っているので、選ぶのが楽しみです。最初はとにかくファビオ・ルイージのが
聴きたくてそればかり行っていたのですが、今ではソリストと曲目で選んでいる感じかしら・・
とても贅沢な時間でした。Aさんは会員になっているので、休憩時間に会ったり、帰りほんの少しだけ一緒に歩くだけですが
この満足な気分をシェアできて嬉しいです。
今年のこれからのコンサートの予定は
N響 「夏」 北村朋幹のピアノ 熊倉 優 指揮
10月 ヨーヨーマ
11月 ホセ・カレーラス
12月 オラフソン (ゴールドベルグ変奏曲)
オラフソンのコンサートは今のところ閉館前のしらかわホール1回だけ。
N響の来シーズンのはまだ選んでいないけどファビオ・ルイージに1回くらい行ってみたい。
らじるらじるの聴き逃しでN響コンサートを聴いていたら、最後に庄司紗矢香のCDからモーツァルトのヴァイオリン・ソナタK526
をやっていてとてもよかったので、YouTubeでいろいろ聴いていたら、ヒラリー・ハーンのモーツァルトが
あったので、聴いていました。庄司紗矢香のモーツァルトのソナタを聴きたいのですが今CDプレイヤーが壊れていて
CDも買えない状態。
Mozart: Sonata for Piano and Violin in E Minor, K. 304 - II. Tempo di minuetto
悲しくて涙が出そうになる曲ですが美しくて・・・
June 21 2023 Roppongi
追記)
今調べたらオラフソンは東京でもコンサートの予定が入ってきました。チケットはまだ売り出していません。
しらかわホールは残がもうほとんどなさそうで抑えてしまいましたが、機会があれば聞いてみたいと思っていた
しらかわホールの最後のチャンスとなりました。
追記)2
若いころ聴いたことがなかった、リヒテルの伴奏でモーツァルトのヴァイオリンソナタがありました。
他に内田光子のピアノのがあってとてもよかったです。伴奏も重要ですよね。
Oleg Kagan & Sviatoslav Richter play Mozart Violin Sonata K.304, 403, 454 - video 1983