Reflections

時のかけらたち

ものに込められた気持ち ・・・ feelings put into a gift

2024-12-30 23:59:15 | my favorite

12月30日

午前中に銀行によって、花びら餅だけ買いに行きました。

花はとりあえずお正月用を買って来てそのまま花瓶に入れただけでまだ水切りもしていない状態。
スイセンの香りが好きだから買ったけど、こんな少しじゃまとまらない。昔はお正月の花も
すてきなものと思ったけど今ではスーパーで買ったりして。


まだクリスマスの飾りも片付けていない玄関に再会した友達から昔、私の結婚祝いにもらったテラコッタがあり
「行ってきます」と言って出かける。彼が若い頃絵の先生から何かのご褒美にもらったものだということだった。
あどけない表情が好きで、娘が小さい頃は彼女の部屋に飾っておいたもの。



街はもうお正月だった。

 





家に戻って午後は部屋の整理。
リフォームの時に処分しようと思ったものがまだ段ボールで残っている。かなり思い切って捨てたはずですが。



ぬいぐるみやお人形は本当に困るのですが、処分しようと思った出産祝いにお茶の先生から
いただいたお人形が、よく見たらかわいく微笑んでいて、もらった時もふっくらしたほっぺが娘に
そっくりと思ったものでしたが捨てられなくなりました。急にこのお人形がいとおしくなってきました。
これからもずっとこの家にいてね。お茶の先生が体調を悪くして、ヘルパーさんと一緒に近くのデパートまで
行って選んでくださったものでした。不用品は捨てられるけど、断捨離は無理な私です。

夕食後にクリスマスの飾りからお正月にやっと変えました。

 

Dec. 30  2024  Shinjuku

 

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男と女 人生最良の日々 ・・・ Les plus belles annees d'une vie

2024-12-30 23:53:02 | movie

12月30日

今月分として借りていた映画のDVDをなかなか見れないので昨晩深夜やっと見てみました。
たまって1ヶ月に8本も見れるのに今月中に返えそうと思ったのですが、それは無理みたいでした。
私も学生時代に見たルルーシュのセンセーショナルな映画「男と女」のその後の話です

不思議な感覚の映画でした。
2019年に制作された映画だから、撮影時すでに80代の後半になったジャン・ルイ・トランティニアンとアヌーク・エーメが
1966年に制作された「男と女」の52年後の続編に登場する。役というより二人の積み重ねた日々が表れるような映画でした。
アヌーク・エーメは今年の6月に92歳で、ジャン・ルイ・トランティニアンも2年前に91歳ですでになくなっています。
この年で映画に出て演じているというより実に自然な演技でした。ジャン・ルイ・トランティニアンはチャーミングで、アヌーク
エーメはいつまでも美しく、そのしぐさも素敵でした。二人とも87歳くらいだったから皺で顔もクシャクシャでしたが、輝いていました。
トランティニアンの認知症のような表情や過去から記憶を呼び覚ますような瞬間があったり、その演技も素晴らしく夢と現実を行き来
している老人がナチュラルに演じられていました。

ヴィクトル・ユーゴーの言葉「最良の日々はこの先の人生に訪れる」、すてきな言葉ですね。
記憶を半分失ってしまった男とまだ仕事をしている女の再会から、まるで初めて会ったような新鮮な感覚が伝わってきてそれは
まるで初恋のようにさわやかでした。

愛は私達より強い。
共に生きられなかったが死ぬときは一緒。

この映画の撮影の頃、ジャン・ルイ・トランティニアンの目はほとんで見えてなかったであろうとルルーシュ監督は
インタヴューで語っていました。そしてこの主演の二人は後を追うように数年後に亡くなりました。


何かがとけて行くようなそんなやさしい空気に包まれた映画でした。

 

Bunkamuraル・シネマ1/31(金)よりロードショー『男と女 人生最良の日々』予告編

2019年製作/90分/G/フランス
原題または英題:Les plus belles annees d'une vie
配給:ツイン
劇場公開日:2020年1月31日

監督 クロード・ルルーシュ
音楽 フランシス・レイ、カロジェロ

キャスト
アヌーク・エーメ、ジャン=ルイ・トランティニャン、スアド・アミドゥ、アントワーヌ・シレ、モニカ・ベルッチ

 

「男と女」から53年、映画と愛に生きたクロード・ルルーシュの人生観

 

 

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