Reflections

時のかけらたち

お能続き ・・・ Noh week

2018-06-11 23:55:59 | a day in the life
先週は能が続きました。
5日は日経新聞社が主催の能楽鑑賞会が国立能楽堂で、9日土曜日は着付けで知り合った
方から彼女のレースドール教室の生徒さんの発表会をGinza 6 の観世能楽堂で誘われて
出かけました。 最初7日の日経観賞会もという話もありましたが、能初心者のキャパを超えていたので
そちらを一つにしておいてよかったです。


ブルーの病院の予約が取れたのが日曜だったので、金曜はなんとなく気になり、午後のスケジュールは全部キャンセルでして
一緒にいました。
土曜日は、着付け教室で仲良しになった友達と行っても一人は目上の方で、ホテル・オークラやNHKのスクールで
レースドール作りを教長年教えていらっしゃる方で、教え子の中に能をされている人が数人いるということでした。
何という贅沢な趣味でしょう。家に能楽堂があり、あの観世流家元が教えに来る人もいるそうです。そんな世界もあるのですね。
先生自体はアメリカでの生活もあったせいか、合理的な考えのさばけた方です。お母様が和服が好きで家にある着物を
生かしながら新しいものも取り入れています。


そういえば前回の停電はすぐ専有部分は復旧はしたけれど、共用部分のTVアンテナやインターネットLANが高圧電流を
引き込んでいるので、復旧に時間がかかったとのことです。これはマンションマターで、確か東電にも何か貸しているとか
そういうことを以前マンションの機械部分の見学の時に聞いたことがありました。

ブルーは今日も腎臓の薬の点滴に行きました。食欲がなくて困っています。口から血のようなものが出ていたので
電話してから、少しだけ予約時間を早めてもらって通院しました。歯槽膿漏が原因でした。それが目の下で鼻の横が
膨らんでいた原因のようです。腫瘍の疑いも残りますがおそらくそうでしょう。
先生が冷静に整理して話してくださるので助かります。初めてのことが重なり、アワアワしている私です。
医者と宇宙飛行士にはなれない私です。パニックに陥りやすい人は向いていない職業です。


土曜日には風邪も何とか治り、和服を着ることができました。





暑い日だったので、蓮の葉模様の紋紗の着物と、博多織の帯にしました。小千谷縮も考えましたが
お能の場合はどうかなと思い、少しきちんとしてみました。

やっと着終わったかと思い帯どめを前に回したら、帯の手のところも引っ張って着て、帯がぐずぐずになり
結びなおしました。汗だくです。そしたら今度は帯を帯板ごと回すものと勘違いして、最後に帯だけ回し
後ろに帯板が来てしまって、帯がふにゃふにゃ。もう時間切れで出かけました。
皆さんに帯板忘れたの?なんて言われました。(笑)




以前に鎌倉のお茶にご一緒した方たちです。


























お能は羽衣で能楽堂でこれを舞うなんてどんな気持ちなのでしょう。かなり高齢の女性とのことです。
声がやっぱり女性の声なのよね。バックの方たちはプロでした。
華やかな舞台でした。能は面をつけてその人の顔の表情がわかりませんが、その分他で表すのが
すごいですよね。プロの無重力感ってすばらしいです。

この発表会の内祝いをいただいてしまいました。












知り合いの方が終わったら、外に出ました。
日曜日の銀座の賑わいに驚きました。ちょうど汗取りと丸洗いしたものを取りに行くというので
和貴というお店に行き、大島やため息の出そうな素晴らしい作品を見ました。
京都、室町の加納という織物問屋のコレクション展で士乎路(しおじ)紬がいい風合いでした。
見ているだけで何かいい気持ちになってしまいます。




一緒に行ったGさんからお手製のパールの羽織紐と、絵を描いた帯どめをいただいてしまいました。
夜時間があると家にある材料で作ってしまうそうです。レースドールの先生ですが、京都が好きで
京都の大学に行って、京都の呉服店に勤めてしまったそうです。組紐とかもやっていて、型染は
アメリカに行った時もやっていたようで、いつも私に紗張りした型紙を下さると言われるのですが・・
和裁もできて、器用なのですね。

帰り道、銀座で声をかけてくる人がいて、なんと松原工房で型染めをやっているNさんでした。
劇団四季のアラジンを見て帰るところとかで驚きました。







家に帰ると娘が六本木のスヌーピー博物館?から帰ってきて私にも
プレゼントをしてくれました。今年も母の日プレゼントが遅れていたけど・・



彼女は友達から誕生日プレゼントをもらって、嬉しそうでした。


家に帰るとすぐ着物を脱いで放心状態。娘からは夕食もいらないというLINEが届き、ブルーも何とか元気なく保っている状態。
人生最後の覚悟はたった一人になることなのかしら?

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2 コメント

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紋紗 (あるばとろす)
2018-06-12 14:49:33
紋紗なんて素敵なものをお持ちで羨ましいです。着付けはひと手順うまくいかないとやり直しで焦りますね。私だったら予備の帯板を最後にもう一枚入れていたかもです!博多帯らしからぬ優しい柄で素敵ですよ。
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紋紗 (カンカン)
2018-06-13 01:12:50
あるばとろすさん、コメントありがとうございました。
紋紗は着付けを習い始めて、何もわからず、夏に着るものがないと思い、気に入ったので買ったものです。
その時に暑くて着る気もしない塵除けまで揃えてしまいました。
それでもスコープ・ココという加納幸の次男がやっているという工房のお気に入りです。
博多織は作っている人が二度と作れないと言っていたもので、見た途端欲しくなってしまって、これが最後と思っても甚右衛門さんのセールで買ってしまったり・・
仕事を止めれば気分的にこういうことはなくなるでしょう。
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