Reflections

時のかけらたち

ハッポウタカネセンブリに会いに雲上の花園へ -2 ・・・  garden in the sky-2

2022-07-31 22:53:05 | wonderland

7月28日(2日目)

 7:00 朝食  8:30 ゴンドラ駅(標高770m)~うさぎ平(1400m)~黒菱平(1680m)~八方池山荘(1830m)
      第二ケルン(2005m)  八方池(2060m) を往復 14:00 うさぎ平テラス(昼食)

   八方ゴンドラリフト「アダム」、アルペンクワッドリフト、グラートクワッドリフトの3つからなる八方アルペンラインの
   総延長は3,445m。標高差1,060mを一気に登り、わずか40分ほどで標高1,830mの第1ケルン・八方池山荘へアプローチできます。

 前夜豪雨のような雨が降ったのであきらめていましたが、夜明けには雨が上がってきました。雨の音を聞いて何度も目が覚めて
 しまいました。それで寝坊して友人のノックの音でスピードアップ。朝食後の鍵なくなり事件も前日の夕食後ではなく翌朝
 だったことを思い出してきました。もう記憶が定かではありません。ホテルから個人でゴンドラ乗り場まで行くので、とにかく
 時間がなくて支度に慌てました。

 何とか出発時は雨がやんでいましたが、上下レインウェアを着て出かけるようにとの指示、リュックカバーを友人から頂いて
 助かりました。 雨の時は防水のウィンドブレーカーにカッパでリュックも守ろうかと思っていました。すべて装備して、荷物は
 とりあえず全部リュックに詰め込んで両手は開くようにしました。カメラもカメラバックから出して、リュックの中に入れました。

 

ゴンドラの八方駅にホテルから歩いて行って集合。
ガイドさん2名でグループ分けがあり、12名と10名に分かれました。

 

どんどんガスってきて、うさぎ平では周りがよく見えないくらいに。

 

 

タカトウダイ

 

カライトソウ

 

視界があまりありません。

うさぎ平で4人リタイアしました。

 

ヤマホタルブクロ

 

 

シロバナホタルブクロ

 

リフトに乗り、黒菱平で降りて次のリフト乗り場まで少し歩きました。

 

黒菱平 鎌池湿原

ガイドさんからこの地形・地質の特徴を聞いて、この白馬八方ではマグネシウムの影響で花が小さくてかわいいと
いうことです。クルマユリのサイズも普通より小さいようでした。

池塘:湿原が高層湿原の段階にある時、堆積した泥炭層のなかに、水が入り込むことによって形成された池(沼)
これらの水辺はその地域に生息する生物にも貴重な水源となっている。

【八方の特殊な地質・植生の逆転現象とは!?】
特殊な【蛇紋岩】と呼ばれる地質により、黒菱平から八方池上部付近まで、本来標高2500m以上の高山でしか
見られない低木林や希少な花々が咲き、八方池上部より上になると、標高が高くなるにもかかわらずダケカンバ
林が現れます(下ノ樺・上ノ樺)。このように通常は現れないはずの低い標高に高山植物が生育し、高い標高に
ダケカンバ林が生育している逆転現象が八方尾根の特徴です。

蛇紋岩(超塩基性岩)は「かんらん岩」などの超塩基性岩が蛇紋石化によって生成したもので、紙を重ねたように
見える葉片状の部分と、塊状の部分がみられます。表面がヘビの皮の模様に似ていることから蛇紋岩と呼ばれ、
マグネシウムや鉄などを多く含む岩石です。   
水分を含むと破砕、風化しやすく粘土質となり、土壌間の結合が弱いために、地層の流動を起こしやすいのです。
また、マグネシウムの成分が植物の水分吸収能力を低下させることから、乾燥に耐えられるアカマツ林や、根の浅い
ツツジ科植物の群落になることが多く、生存競争が低いことも加わって特有の固有種が生育するなどの特徴があります。

八方アルぺンライン 八方尾根レポート Q&A より

 

 

ミヤマシシウド?  アマニュウとかいろいろウドがあってよくわかりません。

 

もう一度リフトに乗り、八方池山荘からいよいよトレッキングです。

この蛇紋岩のため、雨の日はとても滑りやすく危険になっています。雨も少し降っているためカメラも
リュックに入れたままです。それでずっとスマホ写真です。

エゾシオガマ

 

オニアザミ

 

ハクサンシャクナゲ?

 

キンコウカ

 

イワシモツケ

 

トキソウ

 

滑りやすい蛇紋岩に水たまりも・・・ 

 

オニアザミ

 

晴れていたら見渡す限りの花と山がみえたでしょう・・・

 

タテヤマウツボグサ

 

ヨツバシオガマ

 

恐いネーミングのオトギリソウ

 

イワイチョウ

 

イブキジャコウソウ

 

あざやかでかわいいクルマユリ
葉っぱが車のように出ています。

ハクサンシャジン

ガイドさんからハッポウタカネセンブリがあったよ~との声が聞こえました。
ほんとうに小さなお花でスマホでは無理。でもこの雨ではカメラを出すことができません。
次の機会を待つことにしましたが、ここのが一番いい色だったかも。

ミネウスユキソウ

今日図書館で予約した日本アルプスの高山植物図鑑が借りれたので名前がわかりました。

 

 

 

いよいよユキワリソウがたくさん見られるようになりました。

ここでやっと一眼レフを出して写真を撮りました。ハッポウタカネセンブリもたくさん
みつかりました。

雪渓の雪がとけてその周りに花が咲きだすという・・ イワイチョウやユキワリソウがたくさん・・
カメラをしまったら、まだイワイチョウがあったのに~とガイドさんに言われてしました。

 

 

初めて見る雪渓・・・ こんなところまで来たことはありません。

 

 

 

 

第二ケルンまでつきましたが、ここから先、八方池まではそれほどありませんが、さらに急になるのと
もっと急がなければならないこともあり、ここから写真を撮りながら引き返すことにしました。
雨で滑りやすく骨折の事故などもあるそうです。6名戻ることになりました。残り12名が添乗員さんと
ガイドさん一人と共に先に進みました。

 

社長というあだ名のガイドさんから丁寧な説明を聞きながら下っていきます。

 

ここにもたくさんのハッポウタカネセンブリがありましたがスマホでは残念な結果に。
少し歩いてから戻り、カメラを出して撮りましたのでご安心ください。後ほどアップします。

 

雲が晴れてきて稜線が見れないかとしばらく待ちましたが、残念でした。

 

下は少し見えるようになりました。カメラを出したままでも大丈夫な雨を感じない天気に
なっていました。

 

 

うさぎ平に戻ってきてテラスでやっとランチ。1時ころになっていました。

おにぎり弁当が朝配られていました。

 

リンゴのソフトクリームがすっぱくて気持ちがよかったです。
これで生き返った感じです。

かなり注意して歩きましたが、一度前に転びました。スライディングしたように倒れたので
どこも打たず無事でした。カメラはちょっとどこか打った音がしましたが大丈夫でした。カメラを
体にぴったりつけていなかったのでよかったです。また、八方池山荘に降りてくる直前の小石の
下り道が特に滑りやすくて細心の注意が必要でした。

 

最後にうさぎ平で証拠写真。

 

ここ白馬は1998年の長野オリンピックで大回転やジャンプの舞台になった場所です。まだオリンピックの
看板が出ています。
大回転の斜面も見えますが、ガイドさんのお話だと残す自然はジャンプ競技場にして空を飛ばして守ったという
ことでした。新幹線をそのために通したあのオリンピックからもうこんなに経っていたのですね。

 

ゴンドラに乗るまで一回りしているうちにまた降ってきました。
後続組は1時間遅れて到着して、2時のランチ。私たちはゆったりして、
後は自由にゴンドラに乗って宿に戻るだけです。

 

下の方が晴れていました。

 

ふもとでもきれいな花が咲いていました。

 

 

 

ホテルの目の前に諏訪神社があり、翌朝見ることにしました。

食事まで部屋でボーっとしていました。膝がガクガク・・・

食後ロビーで自動販売機のコーヒーを飲んだのですが、ぼんやりしてカップをセットしないで
押してしまって、コーヒーを先に飲んでいたご夫婦にカップ、カップと叫ばれてなんとか
間に合ってセットしました。カップが出てくる自販機もありぼーっとしていたのでしょうね。

そのあと1時間くらいたって、また温泉に入って割とすぐ寝てしまいました。すごく早く。

前日はニュースだけ見ておこうと思ってTVをつけたのですが、円安により日本の不動産が外国人に
人気だったり、日本の労働力も買われているという番組にちょっと心配な日本ですが、今まで
競争がなかったのが問題なのかと。日本人の労働力は質が高いうえに安いとか・・ 賃金もこんなに
上がらない国って珍しいそうです。 現実の喧騒からしばし離れていたい大切な時間でしたが、
やっぱり気になることはたくさんあります。

 

July  27  2022    Happo-One,  Hakuba

 

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