9月16日
今日は嬉しいことがありました。
ベルカントのレッスンに4月から休んでいたSさんが再開されて、娘さんに付き添われていらっしゃいました。
イタリア語の方はまだ難しそうですが、歌いたいという気持ちが強く、やっと参加できるようになりました。
私をこのサークルに誘ってくれたイタリア語の仲間です。数カ月の入院生活の後、自宅で療養して、遠出をするのは
初めてのようです。
安藤先生のレッスンも呼吸法もばっちりやって、トスカの「歌に生き、愛に生き」を歌えるようにリズムをしっかりとらえ
ながらの熱のあるレッスンでした。先生も公演の後、教えている高校の芸術祭もあり、とても疲れていらっしゃると思うの
ですが、変わらない熱です。
そのあと、急遽連絡をもらった益子の陶器ができたというので西荻まで取りに行きました。急に娘さんが住んでいるベルギーに
行くことになったのでその前に渡しておきたいと益子から届いたばかりの焼物を持ってきてくれました。
ここの紅茶は本当においしいです。いつもニルギリ。
お皿はすてきな色をかけてもらっていました。置いた葉っぱはあまり模様にならなかったよう。
前菜でもおいて使おうかな。
ブローチはペンションの持ち主Kさんの作品。
ペンションしいの木は今年いっぱい改修で休業とか。その間彼女は作品展など頑張っているようです。
10月のクラス会での再会が楽しみです。
帰ってから完成間近のボビンレースの作品の糸が切れたところをほどいて修復してやっと織りあがりました。
あと1時間でできるかと思ったのに何日もかかってしまいました。
家ではチャイコフスキーの交響曲5番をずっと聴いていたのですが、今は友達が薦めてくれたメンデルスゾーンの「エレジー」
からすっかり、無言歌にハマってしまいました。
ピアノを習っていた子供の頃、無言歌の中の「ベニスのゴンドラの歌」を発表会で弾いたことを覚えています。
エレジーを聴いていると何か懐かしさが押し寄せてきます。しみじみと心に打ち寄せてくる曲です。
両親をとても近くに感じます。亡くなった主人は家にいればいつもいるような気がして、身近なのですが、
両親のことはたまらなく懐かしく、思い出すことがあります。
エレジーはLugansky 、ホロヴィッツ、ギーゼキング、バレンボイムなどいろいろみつかりましたが、若い頃よく聞いた
エッシェンバッハの現在の演奏で。若いころコンサートによく行ったアシュケナージやエッシェンバッハは今や大御所の指揮者と
なっていますが、ピアノはほんとうに素晴らしかったです。
音大での友人に社会人になってから少しピアノを習って、いろいろな演奏家のレコードを聴いて楽しんだことがありましたが
彼女はエッシェンバッハは暗すぎると話していたことを思い出します。
無言歌の歌心は他にも聴けば聴くほど楽しくて、全曲聴いてみたいけど、バレンボイムのがYouTubeにあがっていました。
彼のは軽いタッチであっさりした感じ。若い頃のエッシェンバッハは繊細で再び聴いてみたい感じです。
《エレジー》(Op.85-4)
At home with Christoph Eschenbach - Mendelssohn, Lieder ohne Worte op.85, No.4
『ヴェネツィアの舟歌 第2』(Op.30-6)
Mendelssohn: Lieder ohne Worte, Op. 30 - No. 6. Allegretto in F Sharp Minor, MWV U 110 -...
《失われた幻影》(Op.67-2)
Mendelssohn: Lieder ohne Worte, Op. 67 - No. 2 Allegro leggiero in F-Sharp Minor "Lost...
《失われた幻影》(Op.67-2) ユジャワンのクラリネットとのデュオもいいですね。
Andreas Ottensamer & Yuja Wang - Mendelssohn: Lieder ohne Worte, Op. 67: No. 2 Allegro leggero
Sep. 16 2023 Nishiogikubo
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます