Reflections

時のかけらたち

フロモン神父様を訪ねて ・・・ to see Father Fromont

2014-06-28 23:55:14 | old familiar faces



時間ができたら、できるだけ早くフロモン神父様にお会いしたいと思っていましたが
やっとロヨラハウスに電話ができて、今日を約束することができました。

午前中のマンションの理事会が40分も伸びて、時間がおしてしまったので
もう30分繰り上げていただくよう電話で面会の時間を遅らせてもらいました。

それにどうしてもお花は「4匹のねこ」で買いたかったので、吉祥寺を経由して
バスで武蔵関まで行くというルートになりました。

「4匹のねこ」で素敵なお花に囲まれて、花束ができるのを待ちました。
とてもいい空間でした。

武蔵関から歩くとこんもりした林が見えて、そこが神学院とイエズス会の修道院でした。
ロヨラハウスは修道士の終の棲家ということで、以前に行ったことがあるところでは
ありませんでした。




ロヨラハウス




神学院


先生には上智大学の研究室で初めて会い、主人と聖書研究会に少しだけ通いました。
お式を挙げていただいて、そのあとお礼で宿舎を訪ねました。
その後、偶然上智大学内で、ばったりお会いしました。仕事で大会があったためです。
その時、先生は退官されて、九州か山陰かどこかに布教に行かれるとのことでした。
その後いただいたはがきには住所が書いてなく、どこにいらっしゃるかと思っていましたが
三奈子さんのブログのおかげで、居場所がわかりました。

落ち着いたら、Tが亡くなったことの報告に行かなければと思っていました。

先生は受けつかから近いお部屋のベッドにいらっしゃいました。
面会は5分と言われ、先生の厳しい状況がうかがわれました。
ちょうど点滴が終わったところでした。

とても痩せていらして、驚きました。
私は一緒に写った写真をお見せしてわかっていただこうと思いました。
しばらくお分かりにならなかったようですが、途中でああとわかってくださったような気もします。
Tが一生懸命頑張って生きて昨年亡くなったことを伝えました。
子供のことも話しました。先生の眼からうっすら涙が一筋流れました。
私は先生の手を握ると先生が両手で包んでくださいました。そして右手上にあげ
祝福してくださいました。私は頭を垂れ、声を出して泣いてしまいました。
こんな状態でも私を祝福してくださる神父様。
私はきっとこれを望んでいたのかもしれません。わかってもらい大きな愛情で包んでもらうことを。
私も先生のために祈りました。

短い時間でしたが、お疲れになってもいけないので
部屋を出ました。ナースステーションのような受付で
先生と主人と私の3人で写った写真を置いて行きました。
看護の方たちが先生こんなに髪の毛が黒かったのねと話していました。
点滴だけで1か月半くらい過ごされているとのことで、心臓もだいぶ弱くなられて
いるとのことでした。
一昨年、肺炎で入院されてから退院してずっとロヨラハウスで過ごされているとのことでした。
昨年の9月くらいまではタクシーで日曜はイグナチオ教会までいらしていたとのことです。
その後はベッドですごし、時には散歩もされていたようですが今年の2月くらいから
寝たきりになられたようです。

今でもスカイプでフランスの親戚の人とお話しているとのことで良かったと思いました。
日本に帰化して、日本のために何も持たず尽くしてくれた方です。
どなたかのブログにフランス貴族の末裔と書いてありました。








主人もフロモン神父様も足が不自由でしたが、とてもポジティブで主人に松葉づえをつかないで
歩くようにおっしゃり、Tも頑張ってつかないで歩いている時期がありました。




ここにも私の原点があるのかもしれません。



June 28  2014



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