Reflections

時のかけらたち

ラドゥ・ルプーを聴きに ・・・ Radu Lupu piano recital

2013-10-17 23:57:09 | music



ラドゥ・ルプー ピアノ・リサイタル

10月17日 (木)  東京オペラシティ コンサートホール
【プログラム】
 シューマン: 子供の情景 op.15
 シューマン: 色とりどりの小品
 シューベルト: ピアノ・ソナタ第20番 イ長調 D959(遺作)

アンコール
 シューベルト: スケルツォ D593
 シューマン: 「森の情景」op.82から 孤独な花

今日のコンサートはいつものシリーズチケットではなく
自分で行きたいと思ったコンサート。
今年はマリア・ジョアン・ピリスに続いてです。
あとはヒラリー・ハーン、ホセ・カレーラスが今年の最後です。

Radu Lupu はそれこそ30年か40年前に聴きに行った記憶があります。
ターナーの絵のような幽玄な感じというような評がありました。

当時のLPレコードも持っていて確かブラームスの間奏曲やら小品のもの。
友人はグレン・グールドの間奏曲集がすごくいいと言っていました。

そのルプーに再び会えることを楽しみに。
曲目も大好きなシューマンとシューベルトの遺作ソナタ。
シューベルトのD959は若いころものすごく聴いていたことを思い出しました。
若いころのクリストフ・エッシェンバッハのものです。
NHKの教育TVで夜クラシックをやっていて、聴きながらあこがれの先輩からの
電話を待っていた学生時代の一日を思い出しました。

就職してから結婚した友人のところに行ってピアノを遊びながら習った
時間が少しありました。その時に選んだ曲がトロイメライ。
ホロヴィッツのレコードを聴いたり、エッシェンバッハの
ショパンプレリュード集は恐ろしく暗いとか言いたい放題で
楽しかった。そんなことをふと思い出しました。
またピアノを習おうか・・ 楽譜もどこかに行ってしまったけど。
指使いを取り直したりして書いていたのに。
そして後から彼女が不幸な結婚生活のさなかであったことを
知りました。

色とりどりの小品の一番最初の曲では、突然、心が解放されたような
すごく楽な気持ちになりました。
とても不思議な経験でした。心が軽くなりました。
これも音楽の力なのでしょうか?

アンコールもすべてが特別の空気の中にあり、
ピアノで久しぶりの感動でした。
美しいのですがどこか明るい感じがして、井上直幸氏を思い出しました。
日本の音楽家では安田謙一郎、井上直幸 館野泉が好きだった
学生時代から就職したての頃。

亡くなった義理の姉からもらった白いパシュミナのストールを
巻いて帰ってきました。

帰り道、今住んでる街の駅に降りて、ホームから韓国料理店の
ネオンを見て、見知らぬ街に過去から降り立ったような
不思議な感じがしました。
ずっと前に山手線に乗ってこの駅で夜に降りる人がいると
こんなところに住んでる人がいるんだと思ったり。
あの頃、どんな人生が展開するのか予想もつかずに暮らしていたけど
あっという間に過ぎてしまった人生。





おとといだったかTがすごく近くにいるように思いました。
本当に空気の中に。時々そんな感覚があります。
今までしてきてくれたいろいろなことに感謝。最近になってまたいろいろと思い出すことも多くなりました。


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台風が去った後 ・・・ after typhoon

2013-10-16 23:11:39 | seasons
台風26号が夜中から朝にかけて関東地方を通り抜けた。
強風で危険を感じたので、朝様子を見て1時間くらい遅く
家を出て職場に向かった。

駅に向かう途中の公園の木が1本倒れて、道路をふさいでいて
驚いて、携帯のカメラで撮った。









もし木が数メートル高かったら、山手線にかかり、電車をさらに遅らせたことでしょう。

インドでもサイクロンで今までにない被害が出ている。
石の建物がひしゃげていた。
地球が荒れて、気候もおかしくなってきている。

天候の異変があるたびに福島やその他の原子炉は大丈夫かと心配になる。





スペースがたくさんあいちゃうので今までの写真ボックスをひっくり返して
花やらブルーやら季節感ない写真たちです。
夏は供える花に困ったわ。力尽きて最後はドライフラワーに。




June 15














July 11





July 19




とうとう花が開かなかったリンドウ

July 17




母のところから持ってきた京うちわ ・・・ こちらは実用感ゼロ。完全な飾り物。





こちらは奈良うちわ

東京で探そうとしてもなかなか見つけられなかった。
江戸のうちわが「はいばら」にあって、それぞれ面白いにほんのうちわ。

July 20





















August  3


コメント (2)
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秋の始まり ・・・ season changing into autumn

2013-10-16 12:31:08 | seasons
自然教育園の入口で
秋への道案内のアオスジアゲハ・・・




家の周りでも買い物の途中にアオスジアゲハやキアゲハを見てもカメラを持っていなくて
いつも残念に思っていました。
この写真はトリミングをしなくてこの大きさで、目の前で食事に夢中な蝶々でした。







羽のブルーのところがステンドグラスのようにきれいでした。グラデーションになっているのか、光のせいか・・






























































夏が枯れて 秋の入口です。


やまほととぎす いぬしょうま やぶみょうが まつかぜそう 

Oct. 13  2013  Institute for Nature Study(Shirokane)
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秋を見つけに … seaching for autumn

2013-10-15 22:41:24 | seasons
ずっと自然教育園に行きたいと思っていて
やっと行くことができました。

一日の始まり・・・



ブルーのけだるいアッピール




ニコンギャラリーのあるエル・タワーからの眺め









すごく人工的なまるでセットのような風景

自然教育園に行く前にParis 2012-2012 岡本譲治写真展について行くことに。
黒白でパリのエネルギッシュな人がムンムンするような写真で
パリらしくないのがパリらしいのかも。
パリの多様性と包容力の大きさとそれに反して日本が画一的で小さくなって
行くような感じがお話を聞いていて感じられた。
魅力が尽きない街と人なのだろうと思う。


そのあとのランチはDining out 53 というここも眺めがいい新宿センタービルの53階。



メインを決めてあとはサラダバー。こういうスタイルのお店が多いけれど、ここのサラダは超充実。
野菜不足の私にはありがたかった。



メインのホタテのフライ。

ゆっくり食事をとった後で、目黒の自然教育園に向かいました。


October 13  2013  Shinjuku
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さよなら上高地 ・・・ goodbye Kamikochi

2013-10-14 23:56:53 | wonderland






















































































帰りのバスの中から撮りました。






































高畑淳子に似た年配のアルピコ交通のガイドさんが
あの緑の中にいたけれどビルの森の中に戻ってしまいましたねという最後の言葉が
本当にそう感じぴったりでした。
たった2日間でしたが自然の中にいられて幸せでした。

帰りにポピュラーと童謡のCDを準備していて童謡を流してくれていました。
すてきなガイドさんでした。


June 25 2013  Kamikochi



おまけに
前夜のディナーを
Sのスマホで撮ってもらいました。




















とてもおいしいディナーでした。
居心地がよく、帝国ホテルの重厚さはないけど
おそらく料理もこちらのほうが私にはあいそうで
おすすめのホテルです。


June 24 2013  Kamikochi
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誕生日に … on my birthday

2013-10-12 23:42:50 | thoughts
今日は私の誕生日。
ブログを書いている途中で閉じて、検索をしたらなんとグーグルでお誕生日おめでとうと
ケーキの絵が出てきてびっくり。いつもは何かの記念日で生誕何年とか出るところなのにね。
びっくりした~

今日の一日はいつものようにヨガに行って、体と心の状態を見つめて
お昼に大好きなバインミーサンドイッチを買って帰ってきました。

そしてそうケーキよねと新宿まで。広告に入っていた10個限定の千疋屋のベリーベリータルトを
買いに。
きっともう売り切れているに違いないと思って寄ったらまだ残っていたのでちょっぴり考えたすえ
ゲット。預かってもらってCDを探しにタワーレコードへ。
ツィンマーマンのバッハヴァイオリンソナタをどうしてももう一度聞きたくて。
ところが在庫なし。元にももう売り切れ状態。コンサート会場で買えばよかったと後悔。
帰りに千疋屋に寄ると限定のケーキは売り切れていました。

家に戻って以前CDをネットで探した時に残っているところがあったので、よく知らないところでしたが
メンバー登録して注文しました。こういうところはものすごく便利な時代になりました。
図書館にもツタヤにもなかったので仕方がないです。

お誕生日にはカレーでも作ろうと思っていましたが、最近作ったので
ローマイヤーのお買得の味付けローストビーフにレタスと作り置きのピクルスを添えてサラダを作り
あとはイタリア展で買った生パスタとパスタソースで。
娘が試験勉強中で相手にしてもらえないので、テストが終わったらいつものイタリアンのお店で
お祝いをすることにしました。











今日は本当は杉田真理子さんのライブに行きたかったのですが
鎌ヶ谷という遠方で、一人ということもあり最後にはあきらめました。
とても残念だったけど、東京でのライブのチャンスを逃さないようにして。
お庭のすてきなイタリアンレストランでというのも魅力的でした。

夜、songsに五輪真弓が出ているのを途中から気づき、あわてて見ました。
ちょうど「恋人よ」を歌い始めるところでした。
番組の説明がありました。

「五輪真弓が、ニューミュージック界期待の新人シンガー・ソングライターとしてデビューして40年。
番組では、父の故郷である長崎県五島列島の久賀島を訪ね、
キリシタンとして生きた先祖の苦難や父の面影に触れながら、自身の歌のルーツを振り返る。
久賀島を訪れた時に作曲した「時の流れに~鳥になれ~」は、島を見渡す高台で熱唱する。」

年を取ったものの声は全然変わらない。「ほんもの」だと思いました。
今綾香とかいろいろ歌手がいるけど何か違うのよね。 日本語の歌詞とメロディーのつながりなのか・・
なんだかわからないけれど。
広い五島列島の島々が見える中での「鳥になれ~」は感動的でした。
そのあとで新曲をスタジオで歌った時、涙が出そうになりました。
Born Again という歌でした。

私もこれからの新しい人生について思いをはせています。
第3の青春かしらと思ったり・・
本当にやりたいことをやればとささやく声がします。
もう仕事はいいよと。

大好きな祖母を思い出したり、林辺先生がはっきりと夢に出てきたり
生と死の世界も混ざって、大きな中で生きているような気がしています。
すべてが心の中にあると・・
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河童橋に戻って ・・・returning to Kappa-bashi

2013-10-12 23:02:03 | wonderland
今日も10月なのに30℃を越えた気候。秋はどこ?みたいな天気です。
写真は夏の始まる直前の上高地2日目の続きです。
写真を撮っていると感動を2度味わえるような感じで、目で見たときとは違いますが
感動を呼び覚ましてくれます。





























この子もだれかわからなかった。
シジュウカラじゃなかったんだ。
















































やっとお昼のお弁当を開くことができました。
ホテルで言われたようにおいしいお弁当でした。
ご飯はくるみごはんでした。
河童橋の近くで蜂に邪魔されながら・・・
ソフトクリームも・・・・







June 25  2013  Kamikochi
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明神池まで ・・・ to Myojin pond

2013-10-10 22:21:28 | nature


徳沢まで行って、バスの時間に間に合う自信がないから
橋を渡って明神池まで行って反対側を河童橋まで
戻ることに。






この河原で、河童橋で写真を撮ったり、撮ってあげた若い人たちのグループに出会った。
私が30年以上も前に行ったときはそこまで若くなかったけど、そんな時代もあったのねと
懐かしい。











1回目の時に泊まった山小屋、嘉門次小屋。夜はランプで囲炉裏端で
みんなで語らった。寝るときは山小屋なので男の子も女の子も一緒で
怖い話をしたりして面白かった。(30近くにしてはかなり幼い・・・)
同行したのは同じくらいの絵画グループの姉御と入社してまだあまりたたない
男の子2人と可愛い女の子と一緒に。おばさん2人と若者3人のグループ。




そのころは明神池に入るのに有料ではなかったと思う。





















































ちょっとこの辺ではお弁当を食べられそうもないので
河童橋まで急ぎ足で戻ることに。





明神池、静かにたたずんで・・


June 25  2013   Kamikochi
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花を楽しみながらのハイキングの続き  ・・・enjoy hiking with finding flowers

2013-10-09 12:47:37 | nature
6月の上高地、お花はあまりなかったと思ったけれど
今見ると白い花がたくさん咲いていました。
歩いては写真を撮るのでSはお付き合いが大変そうでした。








































マイズルソウ














タガソデソウかツバメオモト?





June 25 2013 Kamikochi

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素晴らしい贈り物  ・・・・ gift from heaven

2013-10-08 21:56:51 | music
10月7日(月)

ヴァイオリン:フランク・ペーター・ツィンマーマン
ピアノ:エンリコ・パーチェ



ヴァイオリン・ソナタ第1番 BWV1014 ~第6番 BWV1019(全6曲)
アンコール:ヴァイオリンソナタ第6番4楽章

おそらくこのヴァイオリンとチェンバロ(ピアノ)のためのソナタを
聴くのは初めてではないかと思うくらい新鮮で
ヴァイオリニストも初めての出会い。
こういうシリーズのチケットを買うと自分で知っている演奏家や曲を
選ばないので、時に思わぬ素晴らしいプレゼントとなることがある。

今回がそのまれな機会で、おそらく男性のヴァイオリンの演奏家では
一番良かったかと。樫本大進がいいという人も多いけれど。
この落ち着いた安らぐ音色。自然で大げさなところがない。
ヒラリー・ハーンが大好きだけど、ツィンマーマンもすごくいい。
ヴァイオリンがクライスラーが所有していたストラディヴァリウスということでした。

3番も4番も6番もどれも素晴らしかった。
バッハって時にロマン派の曲って思えるくらいのことがある。

やさしい空気に包まれた気持ちのいい音楽会でした。
私は祖母をすごく身近に感じました。母かたの祖母でとてもかわいがってくれ
ました。亡くなって30年近くたっているのかしら?

この音楽サークルは高齢者の人が多く、つえをついている人も多い。
一人でおしゃれをしてコンサートに来ている人やら、楽なラフな格好で
音楽を楽しんでいる人、長年連れ添ったご夫婦など・・
老夫婦がとてもいい雰囲気でちょっぴりうらやましかった。
長年一緒にいることの何か、わかり合えてる空気が流れていて。
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