Reflections

時のかけらたち

猛暑のはざまで姪たちとお墓参り ・・・ visiting graves with nieces on the edge of a heat wave

2023-07-16 23:57:44 | a day in the life

7月15日

先週の木曜からめまいが続き、夜寝る時だけだった方向性のめまいが、昼間も起きて、床に落ちたボビンレースの
ピンを立って取ろうと思ってうつむいたとたんにぐるぐる回って倒れてしまい慌てました。目の疲れから来ている
頭の方向から来る眩暈だと思うので、気をつけなければいけないことが起きている時にもあったのですね。
この眩暈が初めて起きたのは勤めながら夜運転免許を取った時で、病院で散々調べてもらって、方向性のめまいという
診断でした。この時は職場でも頭が回り始め何かにつかまらないと立っていられなくなり、かなり怖かったです。
今回はそれほどでもなかったのですが、なかなか治らなくて、昼間も出てしまったので、ちょっと注意しなければ
ならないことになってきました。

朝、起きてからのめまいにちょっと危険信号が出て、約束のお墓参りには転ばぬ先の杖を持って行くことにしました。
ちょうどのその日にアフリカから帰国している姪と東京に住んでいる姪がそろって主人のお墓参りに来てくれことに
なっていました。姪のかわいい子供に会うのも楽しみでした。会うのは2年ぶりになります。姪の子供のMちゃんは
4歳にして4か国を話していて、前回はジュネーブから来て、保育園がドイツ語だったとか。その環境を離れると
言葉が抜けて、今では痛いという意味のことばだけドイツ語を発しているという話でした。
姪は生涯の半分はパリに住んでいましたが、その後コンゴ→パリ→ジュネーブ→ウィーン→そしてウガンダに
移動したところです。ウィーンに住んでいる時、行きたいと思いましたが、コロナの頃でした。

いつも海外在住の姪の里帰りに合わせて一緒にお墓参りに来てくれる80歳を超えた義理の姉は今回は関西から来る
ことができず、代わりに娘である東京に住んでいる姪が中学生の男の子二人を連れて来てくれました。その姪にも
30年以上会っていなくて、最後に会ったのが小学生の頃だったような・・・

こうやって姪たちが集っているのを見て、亡くなった主人も目を細めているかと思いました。年が離れているけど
姪たちの子供たちも仲良く遊んでいました。

 

 

樹林墓地でお参りのあとは、近くのカフェ、ラグラスを予約していたのでそこで、ランチを
して暑さをしのいでいました。

なかなか素敵なところです。


 

 

 

やさしいお兄ちゃんに絵本を読んでもらっていました。

食後は隣のあじさい公園を一回り・・と言ってもすごく小さな公園。
睡蓮と蓮の花が咲いていました。

 

 

 

 

 

 

 

 

最近スカートが好きになったという、男の子みたいに活発な女の子です。
ウガンダでは幼児もbabyと呼ぶ人が多く、彼女はいつもbaby じゃないと言って
憤慨してるとか・・ 何でもやりたがるエネルギーの塊で、会うとこちらも元気に
なって来そうです。

 

この後、一緒に行く予定だった小金井公園には、二家族だけで行ってもらいました。
暑さと眩暈が心配で無理はしないことにしました。男の子たちは東京江戸建物園がすっかり気に入って
Mちゃんはズボンに着替え、遊具で思いっきり遊んだとか・・ 一緒には行けなかったけど楽しんでもらえて
よかったです。

日本の夏は住んでいるアフリカ(ウガンダ、カンパラ)より暑いということでした。

 

July 15  2023  Kodaira

 

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7月茶の湯のお稽古 ・・・ tea ceremony practice in July

2023-07-13 23:56:28 | my favorite

7月12日

表千家の茶道教室に通うようになって1ヶ月経ちました。
7月第1回目のお稽古がありました。

・ご挨拶の時の、手の置き方
・ひしゃくの扱い 柄の高さ 指の滑らかな動き 留びしゃく
・お茶碗を拭く時のお茶碗の回し方
・歩き方
・お茶を点てる時の茶筅の傾き
・袱紗捌き
・水屋での準備と片付け

以前に習ったときと違うものや、なんとなく間違って思い出しているものや、いろいろありますが、
今の表千家の方法を身に着けようと。

写真の掲載がNGなので、写真がありませんが、今回は夏着物を美しく着た方とご一緒でした。髪の毛をアップにして
すてきでしたが、この日は猛暑日。埼玉では39°まで上がった日で、行く途中の輻射熱がすごくて、焦げそうでした。
まだお茶を思い出すことにいっぱいで、なかなか和服で行けません。

それでも帰りは気分がさわやかでした。
お茶をやっている時は無になれて、流れるような動作を自然に行う時間が好きです。禅に似ていると思います。
今、ヨガは休止しているので、どこかヨガとも共通なところがあります。

今回の和菓子は鈴懸の「麩乃餅」前回は仙太郎の「水無月」でした。

 

 

今回はメイン・ストリートを通って帰りました。ここはファッション ストリートです。











こちらはコム・デ・ギャルソンだったのですね。

issey のお店はあちこちに。 Yoji Yamamoto のお店もおしゃれです。
根津美術館へのこの道はブランドショップに行く観光客やら結構外国人が増えてきました。

 

July 12  2023    Minami-Aoyama

 

翌日の今日はおこもりして一日中、友達たちへの連絡や、今後の予定に関するLINEの発信など、
気になる人や物事に対する連絡をしていました。暑いので元気にしているかどうかも気がかりでした。
ボビン・レースの復習で何回も見た動画を再び見ながら、少しでも前進しないと・・ そして読書の時間も
とれました。ベルカントの動画も見て、久しぶりにまじめに練習しました。夕食はズッキーニのドライカレーを
作って、あっという間の一日です。そうそう洗濯だけ家事はしていました。掃除は気になりながらもできて
いません。

 

 

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久しぶりの高尾山に花を求めて -2 ・・・Seeking flowers in Mt. Takao after a long absence -2

2023-07-12 23:30:00 | nature

7月5日

高尾山1号路の続きです。
この時期に見られる花はツチアケビとムラサキニガナ、オオバジャノヒゲが中心でした。

ムラサキニガナ

 

綿毛が引っかかっていてかわいかったです。

 

 

 

夏椿

薬王院の所から冨士道へ

冨士道で写真を撮っていたら、後から来た女性に何を撮っているの? と聞かれて
いろいろ花情報を交換しました。彼女は1号路からずっと登ってきて、このあと
一丁平の方に行くとか・・・萩原作業道とか通って日影の方に抜けるようです。
すごい距離になります。

長い1号路は高低差による変化に富んだ花の宝庫です。ずっと登りが続く、結構大変なルート。
一度下りだけ行ったことがありますが、下りも膝にくるルートで楽ではありません。

 

高いところに花が終わったウメガサゾウが。下の方にあったのは盗掘されてしまったとか・・ 

 

 

もう終わりのギンリョウソウ

ヨウヤクラン

 

ホタルブクロ

ホウチャクソウの実

 

 

アカショウマにダイミョウセセリ?

ここでランチタイム。5号路と6号路がぶつかる場所です。
リンゴやキュウリの塩漬けをいただきました。
お弁当を娘の分もついでに作ったので、ヴォリューミーになってしまいました。
オムレツとハムとチーズの焼きサンドイッチ。

木の実が難しくて木の名前がわかりません。

 

ムラサキシキブの大きな木がありました。

 

アブラチャンの実

また富士道を下っていきます。

ダイコンソウ?

 

 

 

 

ユキノシタ

 

 

ホトトギスはこれから咲くところ・・

 

 

冨士道で知り合った女性からこの近くのツチアケビとキジョランの実を教えていただいて
探しました。


帰りにみつけたツチアケビ

行きにみつけたツチアケビ

 


Oさんが根気よく探してみつけたキジョランの大きな実です。



こちらは2個実がついていました。

 

 

 

帰りに曇っていたけどケーブルカーの駅から撮りました。
直射日光がきつくなくて良かったです。

夕方、火災保険の話を聞くので早めの計画でしたが、それよりもさらに早く帰ることができました。

1号路に久しぶりに行ってみたくなる私でした。

 

July 5 2021  Mt.Takao

 

 

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久しぶりの高尾山に花を求めて -1 ・・・Seeking flowers in Mt. Takao after a long absence -1

2023-07-11 23:55:19 | nature

今年はひざを痛めて、高尾山からは遠のいていました。膝もほとんど治り、今では走ることも
できるようになりました。相変わらず時々痛みに襲われますが、ほぼ治ったものと思います。
無理はできないのでケーブルで上がり、冨士道から5号路を周遊して再び冨士道でケーブル駅まで。

前回は3月に裏高尾、蛇滝までイワタバコを見に行き、高尾山には昨年11月にキッコウハグマを見に
行ったのが最後でした。

7月5日 
9:30 高尾山口駅 Uさん、Oさんと待合せ  ケーブルで山頂へ 1号路、冨士道 5号路周遊 途中6号路と交差する点で昼食
冨士道 1号路 ケーブルで高尾山口駅へ 14時台の電車で帰宅

 

 





ヒヨドリバナ




アカショウマ


オオバギボウシ


 

 

 

生まれたてのイワタバコの花








ツチアケビ


 







ハエドクソウ






キジョランの花





オオバジャノヒゲの花は初めて見たような・・・






コバノカモメヅルかと思ったら、よく見るとオオバカモメヅル





ヤブレガサ





アオノスズランの花はもう終わっていました。

タマアジサイ

 

July  5  2023  Mt.Takao

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ボビンの合間に高尾山、週末はベルカントの日々・・・bobbin lace & taking a break from hiking & bel canto on weekend

2023-07-09 23:55:43 | a day in the life

先週は暑かったり、荒れ模様の天気だったりの1週間でしたが、スケジュールは真ん中で高尾山の花探しをして
週末はベルカントのレッスンだけでした。それ以外の日は一日中ボビンレースを集中してやっていました。
運動不足で足もむくみがちの日々で、あっという間に夕方になってしまうので買い物にも行かないであるもので
工夫して夕食を作ったり、最低限の外出でした。目を使いすぎて、ぼーっとしたりしていましたが、
夜寝てから頭の方向が変わるとめまいが起きる症状が出てきてしまいました。これは昔、仕事をしていた時、
夜運転免許を取りに教習所に通っていたころ起きたものと同じものです。その時より軽いので立っていて
何かにつかまらないとクラクラするようなことはないのですが、一定の方向に頭が向くとめまいが起きる
方向性のめまいが寝て横になると起きてしまうのです。木曜の夜から続いているのでなるべくゆったりと
過ごそうと思い始めました。急に暑くなってきているし・・ 体調管理が難しくなってきます。

後はソーイングのみになった、新しいテクニック、ギンプを入れたボビンレースです。
型紙がおかしかったので、途中で張り替えてちょっと荒れた感じの制作過程です。
ギンプと言う太い糸を絡めながら織っていく、今までになく難しいものでした。
頭の中は大混乱ですが、cupid's arrows と言う意味のスペイン語のタイトルの模様が
やっているうちにかわいくなってきました。スラスラ行くと思えば3回くらい解いて
やり直したところも何回かありました。本当に練習でめちゃくちゃなところも
たくさんあります。特に最初のうちは何が何だかさっぱりわからなくて。

土曜日のベルカントも難しくて、こちらも頭ごちゃごちゃ。
拍の取り方と言葉と呼吸。そして皆で合わせて歌うこと・・ すべてが難しくて。
今までに教わったことがあるトスカの「歌に生き、愛に生き」と"La mia vta" (My way)
の2曲です。歌うことは簡単ではないことを改めて実感した日でした。
家では録音したレッスンを何回も聴いたり、少し歌ってみたりしていますが、out putしないと
ダメと言うか、進まないのがよくわかります。

ベルカントのレッスンの帰りにZちゃんと神保町まで歩き、文房堂でハーフの焼きサンドイッチを
食べてから、本を探しに行きました。神保町も本屋さんだらけの場所ですが、洋書のNo.1は
新宿紀伊国屋書店の洋書専門店 Books Kinokuniya Tokyoだったので、新宿に回りました。
最近は洋書を探すことはほとんどなくなりましたが、学生時代を懐かしく思い出します。
アメリカ文化センターとかブリティシュ・カウンシルとかにも行っていましたが、今はどうなって
いるのだろうとふと思ったり。

キャサリン・マンスフィールドの短編集、Garden Partyです。
洋書を久しぶりに手にして、なんだかワクワクしてきます。
友人おすすめの本で、解説書だけ借り、翻訳を図書館から借りたのですが
日本語がまずくて読む気がしませんでした。翻訳は何かと問題があるので
いっそ原文で。友人が原文を探して家じゅう本だらけになってしまった
と言うので、実家とか他の家にも置いてあるかもしれないと言われたけど、
これ以上探してもらうのは申し訳なくて、探すことにしたものです。

私が貸してあげたメアリ・ラヴィンは好きなタイプの小説だったということで
よかった。

この年になって私を必要としてくれる友人に再び巡り会えたのは嬉しいことです。
私にとってもやりたいことを実行するのにとても助けになってくれて貴重な人です。

 

Mさんからお借りしている和田秀樹さんの本2冊。お宅でのお茶会の際に、電車の中でも
読めるからと言うので貸していただきました。字も大きいし、スラスラ読めるのですが、
時間がなくて、本当に電車の中で読んでいました。

「70歳は老化の分かれ道」は自分がしてきたことの確認ができて良かったです。ほとんど同じ意見です。
免許も返納しなかったし・・好きなように生きている私です。
でも人のためにはあまり役に立っていない。そういうところはこれから心掛けて行かないといけない点かしら。

80歳なんて考えてみたこともなかったけど、今の私には「80歳の壁」の方が参考になるかもです。
考えてみたくないことも視野に入れて行かないといけない年齢になってきました。
これからこちらの本を読みますので、K子さんしばらくお待ちを。

和田秀樹さんは杉並にある浴風会の先生をしていらして、友人のご両親もずっとお世話になった方とか。
浴風会にもバラがすごくきれいなので一度連れて行ってもらったことがありますが、あんな施設、病院に
入れたらいいと思うようなところです。

 

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ファントム・スレッド (追記あり)・・・ Phantom Thread 

2023-07-08 23:59:09 | movie

映画は見たけれどメモをまだ作っていないのがスペイン映画のカルメン、ベイビーブローカー、シングルマン
ケイト・ブランシェットのキャロル&ブルー・ジャスミン、コリン・ファースのマジック・イン・ムーンライト&レイルウェイ
今を生きる、ミセスハリス パリへ行く、永遠のマリア・カラス、レ・ミゼラブルとたまってしまっています。

借りていたDVDを見て早く返さなくてはと思い見始めたダニエル・デイ・ルイスのファントム・スレッドがすごすぎて、さすが
この作品を引退作品と選んだダニエル・デイ・ルイスはすごい。若い頃「眺めのいい部屋」で初めて見て、「存在の耐えられない軽さ」
は心に残る映画でダニエル・ディ・ルイスの存在感を示しました。マイレフトフットやディカプリオと共演のギャング映画とかはTVで
少し見ただけでちゃんと見てはいません。
この彼の若いころの代表作「存在の耐えられない軽さ」を思い出させる男と女の愛の不条理と言うか違いを感じる映画でした。

彼が仕事一途ではなく自分とも向き合ってほしいと願う彼女。一時、自分だけのものになってほしいと思い毒をお茶に振り入れる。
それに気が付いてもそれを受け入れる愛を持てるようになった彼。命ギリギリの線の愛情です。とにかくダニエル・デイ・ルイスが
すてきです。これで引退なんてもったいない。でもこの最後を飾れる俳優さんてそんなにいない。

 

また彼女はすべてが彼のルールで進められるハウスや家庭が気に入らなくなってくる。彼は彼女の品のない食事のしかたが
耐えられない・・ 美の極致にいる彼が生活にも求めるもの・・ 男性が求めるもの、女性が求めるもの・・とても考えさせられる
映画でした。

よくよく見なおしてみると、主人公がどうしてこのような孤独のみの自分の世界に入って行ったか興味深いところがあり、結局
古いハウスに新しい風を送ったアルマの勝利のようにも思えます。いろいろな観念に縛られていたレイノルズの呪縛がほどかれて
行くような・・・

映画作品が画面の中のデティールがすべてすてき。家具や食器、インテリア、階段、ファッション、風景・・・
カメラがすごくよくて、付録のメイキングのカメラテストでいろいろなレンズを試したことがよくわかりました。
音楽もまた、ジャズやクラシックも流れるのですが、マイ・フーリッシュ・ハートやフォーレ、ドビュッシー、シューベルト
ブラームス等・・ パーフェクトな感じです。

 

シリルを演じたレスリー・マンヴィルは「ハリス パリに行く」の時の家政婦の愛すべきおばさんを演じた時と正反対の
演技でさすがでした。同じハウスを扱った映画でしたが、ミセス ハリスの時のイザベル・ユベールの立場の役どころ・・


2017年製作/130分/G/アメリカ
原題:Phantom Thread

 

『ファントム・スレッド』90秒予告編

 

キャスト

 

監督・脚本・プロデューサー・撮影
ポール・トーマス・アンダーソン
プロデューサー
ジョアン・セラー
ミーガン・エリソン
ダニエル・ルピ
編集
ディラン・ティチェナー
プロダクションデザイナー
マーク・ティルズリー
美術
デニス・シュネグ
クリス・ピーターズ
アダム・スクワイアーズ
衣装
マーク・ブリッジス
作曲
ジョニー・グリーンウッド

 

 

レイノルズ 結婚で偽りの自分になりたくない
      my time , my house
アルマ   もうゲームは止めて、家もお金もファッションも何もかもすべてあなたのルール。
      自然でまともなものは何もない。

レイノルズ いろいろやりたいことが・・
      日々は無限だと思っていた。多くの過ちを犯してきた。
      気がかりだったことをやらなくては。君なくしてはできない。守ってほしい。
      ゆがんだ心が息を止めないように。変わらない家は死の家だ。
      結婚してくれるか?

静かな死の気配が感じられる、傷ついて、自信を無くしていく彼に寄り添い、彼の愛を取り戻し、
彼女自身も自信をもってドレスを管理し、ホコリや亡霊や時代の流れからハウスを守り抜く決意をするアルマ。
彼女が最初に感じた壁とかすごくよくわかります。

彼が芯地、裏地に隠した心も表現も面白かったです。

 

ファントムスレッド 幽霊の名はエドウィナ

『ファントムスレッド』解説・考察:男は衣服を仕立て、女は幻の糸で男を包み込む


 追記)
映画の中で使われているモノたちはすべてこだわって選び抜かれていある。
お茶の時の、鉄瓶のようなティーポット、この寝室のカーテンも素敵。

壁紙が邪魔になる時は、無地の壁紙で隠したとメーキングで監督が語っていました。

ボビンレースも出てきました。





今度こんな襟を作ってみたい。いつできるようになるのかしら・・・

何度見ても画面の隅々まですてきな映画です。

 

追記の追記

音楽について

‐ファントム・スレッド(ポール・トーマス・アンダーソン2017)
使われたクラシック音楽
 ヴァイル:『闇の女 』より〈私の船〉
 フォーレ:『ドリー』より〈子守歌〉
 ドビュッシー:弦楽四重奏曲第2楽章
 シューベルト:ピアノ三重奏曲第2番第1楽章Allegro
 ブラームス:ワルツ第11番
 ベルリオーズ:『幻想交響曲』第2楽章〈舞踏会〉
 『スコットランドの勇士』『螢の光』

 

テーマソングも素敵だった。
Phantom Thread - House of Woodcock (Official Audio)

 

ジョニー・グリーンウッド『ファントム・スレッド』 サウンドトラック・スコア ―官能の彼方を見据える音楽

[641]ポール・トーマス・アンダーソン監督作『ファントム・スレッド』におけるジョニー・グリーンウッドの音楽

『ファントム・スレッド』の監督ポール・トーマス・アンダーソンが、同作を観る前に聴くべき23曲として
Spotifyにプレイリストを公開した。

プレイリストに含まれる楽曲は以下。

1. “Blue Sands” – The Chico Hamilton Quintet
2. “Portrait of My Love” – Cyril Ornadel and Starlight Symphony
3. “You’re So Vain” – Carly Simon
4. “Dolly Suite, Op. 56: I. Berceuse” – Gabriel Fauré, Katia Labèque
5. “I’ll Always Be in Love with You” – Helen Forrest
6. “I’m Making Believe” – Ella Fitzgerald and The Ink Spots
7. “Hey, That’s No Way to Say Goodbye” – Roberta Flack
8. “Nobody Does It Better” – Carly Simon
9. “Impression of a Princess” – Danish State Radio Orchestra and Robert Farnon
10. “My Ship” – Oscar Peterson and Nelson Riddle
11. “Razor Love” – Neil Young
12. “Suspicions” – Bernard Herrmann
13. “Thirteen (Alternate Mix)” – Big Star
14. “Coming Around Again” – Carly Simon
15. “Portrait of Jenny” – Oscar Peterson and Nelson Riddle
16. “Two Blind Loves” – Jack Teagarden and his Orchestra, Kitty Kallen
17. “I’m On Fire” – Bruce Springsteen
18. “Three Little Words” – Jack Teagarden and his Orchestra
19. “Stay (feat. Mikky Ekko)” – Rihanna
20. “Lord of the Manor” – The Everly Brothers
21. “Come Sunday” – Oscar Peterson and Nelson Riddle

 

すべてにおいて味わい深い映画でした。

洗練された美術にうっとり!『ファントム・スレッド』特別映像「House Of Woodcock」

 

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七変化の日々 ・・・ days of various changes

2023-07-06 23:59:20 | a day in the life

いろいろなことがカレイドスコープのように変わる日々です。

謎解きのような難しいボビンレースに集中する日々の合間に半年以上ぶりの高尾山の花巡りの楽しかったこと!
元山ガールのお姉さま達と一緒にちょうどいい曇り具合の昨日思い切って出かけました。初めて見る花も多く、よくご存じの
方と一緒だといろいろ教えてもらえてありがたいです。高尾山を歩いていると単独で勇ましく歩いている元山ガールらしき
シニアの人も多く花情報も教えてもらえて、その姿を見るだけで励まされます。

 

 

 

 

                        (7月5日 高尾山)

 

高尾山から戻って4時半にマンションの1階の談話室で都民共済の方の話を聞き、今後の火災保険について、検討しました。
20年の契約期間が7月に切れて、以前の保険会社から今までに近い火災・地震保険の提案が届いていましたが5年間一括で
余りにも高いので、保険自体やめてしまおうかと思っていましたが、建築関係の友人や、マンションに住んでいる友人、
同じ階の方に相談して、保険会社の見直しをすることにしました。

今までと同じ条件ではるかに安かった掛け金で、これなら何とか1年単位で負担できるかと思い、契約しようかと思っています。
火災保険に一定の地震保険もついています。自分一人ならかけなくてもいいかと思いましたが、娘もまだいるのでとりあえず
負担できる範囲なので「保険」をかけておくことにしました。今まで家財保険にも入っていなかったので微々たるものを
組み入れました。一件落着。

先月はアメリカのペンパルに浴衣地のブラウスを送ることにちょっと集中していました。オーダーで作ってくださるという
提案があり、喜んでお願いしました。サイズもぴったりで日本の素敵な柄の作品が出来上がりました。

最近旧友といろいろなアートの話をして、映画のことも振り返っていたのですが、日本映画のベストを記憶をたどって
いた時に、再び「あん」の素敵な言葉を思い出しました。

河瀬監督の樹木希林さん最後の作品「あん」のポスターの
言葉に励まされる。

わたしたちはこの世を見るために
聞くために、生まれてきた。
・・・だとすれば 何かになれなくても、
わたし達には、生きる意味はあるのよ。

 

 

7月に入った土曜日の夕方、スマホで整理券を取って、高円寺のカレーとクリームソーダのお店に行ってきました。
お店が駅から2分なのに見過ごしてしまい、周りをぐるぐる回ってしまいました。


 

 

 

 (7月1日 高円寺)

甥がクリームソーダにハマっているというのが、うつってしまいました。
どこかレトロな飲み物です。

 

 (7月5日 高尾山)

明日は七夕。二人は会えるのでしょうか・・・
毎年、晴れる夜が少ないような気がするのですが・・・
何かロマンティックなお祭りですね。

 

July  2023

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ノセダと庄司紗矢香のコンサートを楽しむ ・・・ enjoy a concert by Noseda and Sayaka Shoji

2023-07-04 23:15:36 | music

6月21日

 

 

 

はずせない日本の音楽家の1人、ヴァイオリニストの庄司紗矢香さんとN響のコンサート。
ノセダも前に聴いたことがあると思ったら10年前トリノ王立歌劇場のコンサートでした。
スターバト・マーテルで宗教曲が得意なのだと思いました。イタリア人であることも認識していなくて、大きな身振りは
イタリアっぽいかな。

プログラムの構成がすごくよかったです。

N響 1988回定期公演
6月21日 サントリーホール

指揮 ジャナンドレア・ノセダ
ヴァイオリン 庄司紗矢香*
コンサートマスター 郷古 廉

バッハ(レスピーギ編)
3つのコラール[12′]
Ⅰ きたれ、異教徒の救い主よ
Ⅱ 私の魂は主をあがめ
Ⅲ 目を覚ませと呼ぶ声が聞こえ

レスピーギ
グレゴリオ風協奏曲*[33′]
Ⅰ アンダンテ・トランクイロ
Ⅱ アンダンテ・エスプレッシーヴォ・エ・ソステヌート
Ⅲ 終曲(アレルヤ):アレグロ・エネルジコ

ラフマニノフ
交響曲 第1番ニ短調 作品13[44′]
Ⅰ グラーヴェ― アレグロ・マ・ノン・トロッポ
Ⅱ アレグロ・アニマート
Ⅲ ラルゲット
Ⅳ アレグロ・コン・フオーコ

 

 

アンコール

バッハ作曲 無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ 第2番 ニ短調 ― 第3曲 サラバンド BWV1004

 

 

バックヤードから

写真はすべてN響ツィッターより

 

最初のバッハのコラールのオーケストラ版も重厚でとてもよかったです。音が会場内に広がって行きました。

祈りのプログラムと言われていましたが、美しいメロディーに酔い、慰められました。
庄司紗矢香のヴァイオリン、今回は甘い音色のように感じられました。限りない才能を感じます。

アンコールのバッハ、ヒラリー・ハーンもよくアンコールに弾くサラバンドが聴けて嬉しかったです。

生誕150年のラフマニノフイヤーと言われる2023年、コンサートで演奏される機会も多いようです。前回の
パガニーニの主題による・・もすごかったけど、今回は初めて聴くシンフォニー1番。第2番が大好きなのですが。

N響のコンサートに行くようになって、今まで聴かなかった曲が聴けておもしろいプログラムがあるところが
いいです。セレクトして好きなのだけ行っているので、選ぶのが楽しみです。最初はとにかくファビオ・ルイージのが
聴きたくてそればかり行っていたのですが、今ではソリストと曲目で選んでいる感じかしら・・

とても贅沢な時間でした。Aさんは会員になっているので、休憩時間に会ったり、帰りほんの少しだけ一緒に歩くだけですが
この満足な気分をシェアできて嬉しいです。

今年のこれからのコンサートの予定は
N響 「夏」 北村朋幹のピアノ 熊倉 優 指揮
10月 ヨーヨーマ
11月 ホセ・カレーラス
12月 オラフソン (ゴールドベルグ変奏曲) 
    オラフソンのコンサートは今のところ閉館前のしらかわホール1回だけ。
N響の来シーズンのはまだ選んでいないけどファビオ・ルイージに1回くらい行ってみたい。

 

らじるらじるの聴き逃しでN響コンサートを聴いていたら、最後に庄司紗矢香のCDからモーツァルトのヴァイオリン・ソナタK526
をやっていてとてもよかったので、YouTubeでいろいろ聴いていたら、ヒラリー・ハーンのモーツァルトが
あったので、聴いていました。庄司紗矢香のモーツァルトのソナタを聴きたいのですが今CDプレイヤーが壊れていて
CDも買えない状態。

Mozart: Sonata for Piano and Violin in E Minor, K. 304 - II. Tempo di minuetto

悲しくて涙が出そうになる曲ですが美しくて・・・

 

June 21  2023  Roppongi

 

追記)
今調べたらオラフソンは東京でもコンサートの予定が入ってきました。チケットはまだ売り出していません。
しらかわホールは残がもうほとんどなさそうで抑えてしまいましたが、機会があれば聞いてみたいと思っていた
しらかわホールの最後のチャンスとなりました。

追記)2
若いころ聴いたことがなかった、リヒテルの伴奏でモーツァルトのヴァイオリンソナタがありました。
他に内田光子のピアノのがあってとてもよかったです。伴奏も重要ですよね。

Oleg Kagan & Sviatoslav Richter play Mozart Violin Sonata K.304, 403, 454 - video 1983

 

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小石川植物園の緑の中で生き返る ・・・ time for refreshment in the greenery of Koishikawa Botanical Garden

2023-07-03 22:47:06 | wonderland

6月20日

白山神社から回った小石川植物園はウィークディというのに、今まで見たことのないくらい人が
来ていました。これも「らんまん」効果でしょうか・・

入り口から上がった温室の前で、白山神社近くで出会ったご夫婦に再び会いました。

最初に行くのはたいてい冷温室

ムラサキマユミ

イワタバコはそろそろ高尾山でも咲き始めるかしら・・・

 

モミジカラマツ

アキノキリンソウ

 

コオニユリ

チシマギキョウ

ハクサンオミナエシ

セイヨウウスユキソウ(エーデルワイス)

シコタンハコベ

 

ミョウギシャジン

ヤナギラン

クロバナヒキオコシ

 

温室の前の池に睡蓮が咲いているのを初めて見ました。

温室の前のベンチに座って、水分を補給して、周りを眺めて過ごすのが好きです。
コゲラがいたり、鳥も飛んできます。緑の風に吹かれて過ごす時がとてもいい気持で
生き返ると思うひととき。

 

この日は白山神社に行っていたので、冷温室だけ見て、温室の方はパスして薬園保存園や分類標本園を回り
奥の方まで歩いて行きました。

ウマノスズクサ

蝶がいっせいに飛んでいました。カラスアゲハは撮ることができませんでした。

ジギタリス

 

 

 

ツキヌキニンドウ

 

 

この辺の奥の小高い山になっている上でカメラを固定して、待機している人がいました。
オオタカも巣を作る植物園です。

今まで通ったことのない道を通って日本庭園の方に降りて行きました。

ハナショウブがまだ咲いていました。

ミズカンナ

 

 

よく鳥が来ていた沼にはなにも来ていませんでした。

新宿御苑にもあるラクウショウ


ハグロソウ

魅力の尽きない小石川植物園。大学の研究施設なので「ここは公園ではありません」の看板が
入り口にありました。

最近は白金の自然教育園が遠のいています。そろそろコバノカモメヅルもおしまいかしら・・

帰りは伝通院の前からバスで。シルバーパスを使えば交通費がかかりません。
白山神社から小石川植物園までの充実の一日でした。

 

June 20  2023  Koishikawa

 

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白山神社あたりを歩く ・・・walking around Haksan 

2023-07-02 23:57:25 | wonderland

もう6月が終わり焦っています。こんな時に20年の火災・地震保険期間が切れるので、今後どうするかも
考えなくてはならず、面倒と思いながらもリサーチ。保険は考え方なのでもうやめてしまうも手です。以前に比べると
すごく高くなっているようで、やめてしまおうかとも思ったり。保険は保険なのよね。

エアコンの稼働のために掃除したり、すべて夏モードにしなければならない季節にあっという間になってしまいました。

 

6月20日

初めて降りた駅。千石。山手線巣鴨から都営地下鉄三田線に乗り換え1駅。
白山駅から小石川植物園には時々行くけれど千石から回るのは初めてです。
と言うのも卵かけご飯で有名な「喜三郎農場」に行ってみたくなったからです。娘が先に行って
おいしかったというので、食することにしました。

私は親子丼にしました。娘が卵かけご飯に凝って、専用のお醤油と卵を前日買って来て
卵かけご飯は食べたばかりでした。お店の中はスーツケースを持っている人や、海外からの
お客さんも来ていました。

ランチの卵取り放題。買って帰ることもできます。

カウンターの隣の若い女性はなんと最初にお皿に卵5個も入れているのよ!

 

なかなか面白い店でした。

大きな道路沿いを歩いて行くと東洋大学のキャンパスが続いていました。

その前あたりにワルナスビが奇麗に咲いていました。







外来種で嫌われ者の花ですが、いつも山のように咲いているのを見ていて、あまりきれいと
思ったことはありませんでした。

野の花は好きでしたが、街中でも見られるこういう花の名前とかは全く知らなかったり、気が付かなかった
のですが、横山先生の花巡りの会でたくさん教わることができました。体調を崩されて会は休止となって
いますが、調布市の公民館で講演があることを知り、申し込み開始日に電話がうまくつながったのですが、
調布市民でなかったので受け付けてもらえませんでした。数分で予約が終了したのはTVらんまんの影響でしょう。
申し込みが殺到したので、区では大きな会場に変更して予約待ちだったとしちゃんが行くことができたので
調布野の花めぐりの横山先生講演会をご覧ください。

 調布市広報誌より

先生のおかげで植物の世界が大きく広がり、手元に牧野富太郎氏の絵の植物図鑑が残りました。


しばらく歩いて左に曲がると白山神社の南側の参道に着きました。



すてきな色合いの紫陽花も・・・

お祭りの後に人もまばらで、なんと火曜日は御朱印までお休みでした。


黄金の目を持つ江戸中期に奉納された狛犬。角が面白い。



孫文ゆかりの地でもある。


裏手の白山公園から見た白山神社。

 

 

 

 

富士塚(浅間神社)は前日まであじさい祭りで解放されて、上がることができましたが、残念ながら入ることはできません
でした。

 

白山神社

創開は古く、天暦年間(947957)に加賀一宮白山神社を現在の本郷一丁目の地に勧請したと伝えられる。
後に元和年間(16151624)に2代将軍秀忠の命で、巣鴨原(現在の小石川植物園内)に移ったが、その後
五代将軍職につく前の館林候綱吉の屋敷の造営のため、明暦元年(1655)現在地に再度移った。
この縁で綱吉と生母桂昌院の厚い帰依を受けた。  
                                        文京区HPより

 

 

この辺は江戸時代の絵にもよく描かれています。伝通院や小石川植物園一帯は江戸時代の名残のある場所です。

今度は東参道から下って行ったら、方向感覚が狂ってしまいました。小石川植物園の方に向かうはずが反対方向のようで
信号待ちしていた地元の人らしき人に方向だけ尋ねてそちらの方向に向かいました。同じようにウロウロしている
シニアのご夫婦に道を聞かれそうだったので、私も小石川植物園に行こうと思って迷っていて今道を聞いたところと
話すとその方たちも同じく小石川植物園に向かうところでした。

私はのども乾いたので道のコーヒー店に立ち寄り、ブレーク。


後はいつも白山駅から向かう道を小石川植物園に向かって歩くだけです。

この辺りは落ち着いた学生街でいい感じです。道路の幅が広いのがいいですね。


June 20 2023  Sengoku  → Hakusan

 

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