この冬の連ドラで、ほぼ欠かさず見ているのは、結局「ありふれた奇跡」である。
うーんと面白いかと聞かれると困るが(いや、面白いのだが)、どうにも“気になる”のだ。
それは、やはり他のドラマと雰囲気が違うからで、しかも、回を追うごとに、どんどん違ってきているからだろう。
昨夜も、仲間由紀恵が子どもを産めない体だ、というので、彼女を好きな加瀬亮が「子どもは、いらない」と言い出し、仲間の両親(岸部一徳・戸田恵子)と祖母(八千草薫)たちが怒ったり、困惑したり・・・。
もしかしたら、普通のドラマだと、すーっと通過してしまうような、各人物のココロの内側を、じわじわと描いていく。
登場人物たちの心情を伝えるのにケータイメールの文章を使う手法も、さすが山田太一さんだ。倉本聰さんの“手紙”に相当する。
何より、各場面に、まるで舞台のような緊張感がある。それぞれのセリフが舞台劇のように聞こえるのだ。
今どきのドラマ風の、あまりにも小刻みなカメラ割り(というか、多すぎる切り返し)や、過剰な音楽が無いせいかもしれない。全体に抑制された演出、映像が好ましい。
ストーリー的にも、どこまで行くのか、どこまで見せるのか。とても気になる。まだまだ先が読めない。読めないことが、ちょっと嬉しい。
ドラマの合間に、auのCMで、ちょくちょく仲間由紀恵が出てくるのは困るけどね。
今日、明日と、北海道のテレビ・ラジオに出させていただきます。
詳しい出演情報は、下記にあります。
http://www.teu.ac.jp/information/2009/013600.html
うーんと面白いかと聞かれると困るが(いや、面白いのだが)、どうにも“気になる”のだ。
それは、やはり他のドラマと雰囲気が違うからで、しかも、回を追うごとに、どんどん違ってきているからだろう。
昨夜も、仲間由紀恵が子どもを産めない体だ、というので、彼女を好きな加瀬亮が「子どもは、いらない」と言い出し、仲間の両親(岸部一徳・戸田恵子)と祖母(八千草薫)たちが怒ったり、困惑したり・・・。
もしかしたら、普通のドラマだと、すーっと通過してしまうような、各人物のココロの内側を、じわじわと描いていく。
登場人物たちの心情を伝えるのにケータイメールの文章を使う手法も、さすが山田太一さんだ。倉本聰さんの“手紙”に相当する。
何より、各場面に、まるで舞台のような緊張感がある。それぞれのセリフが舞台劇のように聞こえるのだ。
今どきのドラマ風の、あまりにも小刻みなカメラ割り(というか、多すぎる切り返し)や、過剰な音楽が無いせいかもしれない。全体に抑制された演出、映像が好ましい。
ストーリー的にも、どこまで行くのか、どこまで見せるのか。とても気になる。まだまだ先が読めない。読めないことが、ちょっと嬉しい。
ドラマの合間に、auのCMで、ちょくちょく仲間由紀恵が出てくるのは困るけどね。
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