碓井広義ブログ

<メディア文化評論家の時評的日録> 
見たり、読んだり、書いたり、時々考えてみたり・・・

映画『海の沈黙』パンフレットへの寄稿

2024年12月14日 | 映画・ビデオ・映像

 

 

映画『海の沈黙』

脚本:倉本 聰

出演:本木雅弘、小泉今日子、中井貴一

監督:若松節朗

 

 

この映画のパンフレットに、

「美は利害関係があってはならない」

と題するコラムを

寄稿させていただきました。

 

 

 


デイリー新潮に、映画『海の沈黙』について寄稿

2024年12月08日 | 映画・ビデオ・映像

 

 

89歳「倉本聰」の新作「海の沈黙」は構想60年 

着想の原点は東大教授の“脳髄にひびく”言葉だった

 

11月22日に封切られた映画「海の沈黙」(若松節朗監督)。巷では主演を務めた本木雅弘(58)と小泉今日子(58)の32年ぶりの共演が話題だが、脚本・原作を務めた倉本聰氏(89)が映画を手がけるのはなんと36年ぶり。さらに、構想に費やした期間は実に60年という。倉本氏が「海の沈黙」に込めた思いを、氏の弟子でメディア文化評論家の碓井広義氏が読み解く。

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映画『海の沈黙』を観終わって、真っ先に浮かんだのは「原点」という言葉だ。原点とは、物ごとの根源を成すところである。ある贋作事件を梃子(てこ)に「美とは何か」という問いと正面から向き合うことで、倉本聰は創造者としての原点に立ち返ると共に、自らの脚本家人生に一つの「落とし前」をつけたのではないか。そう思った。

実は、かつて倉本は「贋作」をテーマとした作品を作ったことがある。今から約60年前、ニッポン放送のラジオドラマだった。タイトルは『応仁の壺 異聞』。ただし脚本家は別にいて、社員ディレクターだった倉本が演出を担当したのだ。

モチーフとなったのは「永仁の壺事件」と呼ばれる古陶器の真贋騒動である。1960年(昭和35年)、鎌倉時代の古瀬戸の傑作とされた通称「永仁の壺」が、実際は現代の陶芸家・加藤唐九郎によって作られたものであることが判明したのだ。国の重要文化財に指定されていたこの壺は、発覚後に指定を解除された。当時の美術界はもちろん、文化財保護行政にも大きな影響を与えた事件だ。

このラジオドラマは、贋物とされた「永仁の壺」を擬人化して〝主人公〟に据えるという大胆なものだった。それまで美術館で大切に扱われてきた壺が、突然ガラスケースから出され、人目につかない場所へと移される。壺はぞんざいな扱いを受けたことに怒り心頭で、深夜、下駄を履いてカランコロンと上野の山を下りていく。

そして町の居酒屋に入って酒を飲み、「なんでえ、みんな昨日まで『美しい』と言って俺をちやほやしてたのに、加藤唐九郎が作った贋物と聞いたら手のひら返しじゃねえか」と管を巻くのだ。「美だ、美だって言うけど、じゃあ一体美とは何なんだ!」と騒いだ壺は、結局店の親父さんに放り出され、また夜の街をガラガラと転がっていく。これを俳優の小沢昭一が演じた。

若きディレクターとして携わったこの作品は、その後、倉本の中で静かに沈潜していくことになる。なぜなら、「美とは何か」の追究は学生時代からの大事なテーマだったからだ。

美は利害関係があってはならない

東京大学文学部美学科の学生だった頃、演劇活動やアルバイトで忙しい倉本は、ほとんど授業に出ていなかった。ところがある日、久しぶりで足を運んだ教室で、とんでもないものに出逢う。「美は利害関係があってはならない」という言葉だ。それはアリストテレス美学の基本となる教えだった。

ただし、教壇にいた教授がその通りに言ったのか、それとも倉本が勝手にそう解釈したのか、今となっては判然としない。「しかし僕にはそのように聞こえ、落雷のように脳髄にひびいた」と倉本は言う。

さらに、「この言葉を教わったことで二浪までして東大に入った意味があったとその時僕は本気で思った。これからはこの言葉を自分の行動の全ての基礎に置く。それで充分だ! 本当に充分だ! 東大に入ったのはこの言葉に出逢う為だったのだ。よし、これで東大は卒業! 勝手にそう思い、そう決め込んで、以後すっぱりと本郷通いを断った」と、自伝的エッセイ『破れ星、流れた』の中で回想している。

美とは全ての行動規範である。創るのも美なら、行動も美だ。ならば、これをこれからの自分の行動の基礎に据えようと青年・倉本は思った。今後、あらゆる行動、あらゆる思考に、利害関係を絡ませることだけは一切しまいと決めたのだ。それは倉本の生き方の「原点」となった。

本作の主人公・津山竜次(本木雅弘)が、スイケンこと碓井健司(中井貴一)に向って言う。「夢を見た。俺が描いたゴッホの贋作、その前にゴッホがいてその絵を見てるんだ。ゴッホは振り返って俺に向って急に言ったのさ。いい絵だろ、俺が描いたんだ。いい絵ですねって俺がホメたら、ゴッホも嬉しそうにまたその絵に見入ってた。おかしいだろ」

何と寓意に満ちたセリフだろう。絵描きが描いた作品がある。名のある評論家が認め、権威者たちが太鼓判を捺すことで、それに何億という値がつく。後日、その作品が贋作だったと判明すれば、一転、今度は誰もその絵には見向きもしない。美の基準とはそんなものなのか。ならば、美とは何なのか。

その問いに、倉本は竜次を通じて答えている。「美しいものは、只(ただ)記憶として心の底に刻まれていればいい。その価値を金銭(かね)で計ったり、力ある人間が保証したりするということは、愚かなこととしか思えない。美は美であってそれ以上でも以下でもない」と。まさに、美は利害関係があってはならないのだ。

美術界においては、権威を持つ者が価値を決め、それをお上(かみ)が認定して箔(はく)をつける。美の価値が、ある特定の人々によって決定され、そのつくられた価値に踊らされる者も後を絶たない。「永仁の壺事件」の時代から現在に至るまで変わらない構造だ。しかも、それは美術界に限ったことではない。すべての創造行為の背後に潜む宿痾(しゅくあ)だと言っていい。

倉本がこの映画に込めたのは、人がつくったものの価値を人が決めるという矛盾に対する、静かな、しかし強い怒りだ。美(創造)は利害関係があってはならない。美は美であってそれ以上でも以下でもない。そのことを集大成となる作品で言い切ったのが、卒寿を迎える現役脚本家であることに、あらためて大きな拍手を送りたい。

碓井広義(うすい・ひろよし)
メディア文化評論家。1955年生まれ。慶應義塾大学法学部卒。テレビマンユニオン・プロデューサー、上智大学文学部新聞学科教授などを経て現職。新聞等でドラマ批評を連載中。著書に倉本聰との共著『脚本力』(幻冬舎新書)、編著『少しぐらいの嘘は大目に――向田邦子の言葉』(新潮文庫)など。

 

<デイリー新潮編集部>

 


映画『シビル・ウォー アメリカ最後の日』が描く「内戦」の不条理

2024年10月15日 | 映画・ビデオ・映像

 

 

映画『シビル・ウォー アメリカ最後の日』を鑑賞。

 

「エクス・マキナ」のアレックス・ガーランドが監督・脚本を手がけ、内戦の勃発により戦場と化した近未来のアメリカを舞台に、最前線を取材するジャーナリストたちを主人公に圧倒的没入感で描いたアクションスリラー。

連邦政府から19の州が離脱したアメリカでは、テキサス州とカリフォルニア州の同盟からなる「西部勢力」と政府軍の間で内戦が勃発し、各地で激しい武力衝突が繰り広げられていた。就任3期目に突入した権威主義的な大統領は勝利が近いことをテレビ演説で力強く訴えるが、ワシントンD.C.の陥落は目前に迫っていた。戦場カメラマンのリー(キルスティン・ダンスト)をはじめとする4人のジャーナリストは、14カ月にわたって一度も取材を受けていないという大統領に単独インタビューを行うべく、ニューヨークからホワイトハウスを目指して旅に出る。彼らは戦場と化した道を進むなかで、内戦の恐怖と狂気を目の当たりにしていく。

 

あえて、

事前に内容に関する詳細な情報を入手せずに、

映画館へ。

そのおかげで、

かなりのインパクトがありました。

内戦というものの「不条理」が、

じわじわと迫ってくる怖さで描かれていました。

内戦ならではのしんどさ。

武器や兵器を超える、

一番怖い存在としての人間。

観終わったときは、

正直かなりぐったりでした(笑)。

でも、それ以上に、

映画でしか体験できない世界に行って

戻ってきたという

独特の充足感がありました。

『スパイダーマン』などで

お馴染みの女優さん

キルスティン・ダンスト、

好演。

 


映画『ラストマイル』は上出来のサスペンス

2024年10月06日 | 映画・ビデオ・映像

 

映画『ラストマイル』を観てきました。

 

テレビドラマ「アンナチュラル」「MIU404」の監督・塚原あゆ子と脚本家・野木亜紀子が再タッグを組み、両シリーズと同じ世界線で起きた連続爆破事件の行方を描いたサスペンス映画。

流通業界最大のイベントである11月のブラックフライデー前夜、世界規模のショッピングサイトの関東センターから配送された段ボール箱が爆発する事件が発生し、やがて日本中を恐怖に陥れる連続爆破事件へと発展する。関東センター長に着任したばかりの舟渡エレナ(満島ひかり)は、チームマネージャーの梨本孔(岡田将生)とともに事態の収拾にあたるが……。

 

脚本:野木亜紀子、監督:塚原あゆ子、プロデュース:新井順子。このトリオの作品ということで、映画館へ。

期待以上に面白く観ました。

実際に起きるかもしれない犯罪。ドラマで描くのは、ちょっと大変で、やはり映画じゃなくてはならない1本だと思います。

3人が手掛けてきた、ドラマ「アンナチュラル」や「MIU404」との”相互乗り入れ”も贅沢な趣向です。

結構長尺でしたが、飽きることなく、サスペンス映画としてのドライブ感を十分楽しめました。満島ひかりさんの力量に、あらためて感心したことも記しておきます。

 


映画『フォールガイ』を観ました

2024年09月02日 | 映画・ビデオ・映像

 

 

映画『フォールガイ』

大けがを負い一線を退いていたスタントマン、コルト・シーバース(ライアン・ゴズリング)。ひょんなことからハリウッドの撮影現場に舞い戻ることになったコルトは、そこで監督を務める元カノのジョディ・モレノ(エミリー・ブラント)と再会。ジョディに未練たっぷりのコルトは、彼女の気を引こうとアツいスタントを連発する。そんな中、幾度となく命がけのスタントダブルを請け負うも、過去にあっさりクビを切られた因縁の主役俳優のトム・ライダーが突然失踪してしまう。これを機にジョディとの復縁とスタントマンとしてのキャリアの復活を狙うコルトは、トムの行方を追う羽目になるが、思いもよらぬ事件に巻き込まれていくーー。

 

・・・「ラ・ラ・ランド」のゴズリング。彼の作品というので、映画館へ。しかも、アイマックス!

ゴズリング、今回はスタントマンです。何にでもなっちゃいます。

ハリウッド映画の裏側を垣間見るという趣向も、チャチなメイキング風ではなく、本格的にやっているので楽しめました。

とはいえ、映画館を出る頃には、内容を半分忘れかけており(笑)。

でも、「楽しかったなあ」という気分は、しっかり残っています。この作品はそれで十分かもしれません。

おつかれさま、ゴズリング!

 

映画館で頂いた、「本国版ポスター」絵葉書

 


映画『ゴジラ -1.0(マイナスワン)』に拍手です。

2023年11月04日 | 映画・ビデオ・映像

 

 

公開初日の11月3日、

映画『ゴジラ -1.0(マイナスワン)』を

観てきました。

 

映像はもちろん、

ストーリーも

人物造形も

細部まで

見事に作り込まれていること。

 

何より、

奥深い内容を

誰もが楽しめる

エンタテインメントにしていること。

 

予想を超える出来栄えの

「ゴジラ映画」の傑作であり、

山崎貴監督に

拍手です。

 

 

 


映画『イコライザー3/ THE FINAL』

2023年10月10日 | 映画・ビデオ・映像

 

『イコライザー3/ THE FINAL』

元海兵隊員で国防情報局(DIA)の凄腕の特殊工作員だった過去があるロバート・マッコール。ある日、イタリアのシチリアで負傷し、近くのアマルフィ海岸沿いの静かな田舎町で休むことになる。身内のように温かく接してくれる人々の存在に救われた彼は、この町を安住の地にしようかと気持ちが傾いていく。しかしその町にも悪意に染まった者が巣くっており、マッコールは大切な人々を守るべく動き出す。

 

映画『イコライザー3/ THE FINAL』を観ました。

大好きなシリーズで、前2作も繰り返し観ています。

「THE FINAL」ってことは、ついに終わりってことで、やはり寂しいですねえ。

とはいえ、今回もデンゼル・ワシントン演じるマッコールは、まさにマッコールらしさ全開です。

自分のためでなく、大切な誰か(たち)のため、単身で悪と戦います。

シリーズを観てきた人には、うれしいエピソードが隠されており、また初めての人も十分楽しめる1本になっていました。

デンゼルさんに感謝しつつ、大団円に拍手です。

 


『ミッション インポッシブル/デッドレコニング part one』

2023年08月18日 | 映画・ビデオ・映像

 

 

『ミッション インポッシブル/デッドレコニング part one』を

観ました。

 

そして、

楽しみました。

 

『インディ・ジョーンズ』シリーズほどではありませんが、

第1作の公開が1996年ですから、

こちらも息の長い作品です。

 

高速で疾走するようなストーリー展開も、

世界を舞台としたスケール感も、

クルマやバイクなども駆使したアクションシーンの迫力も、

ずっと変わっていないことが

素晴らしい。

 

還暦を過ぎた

トム・クルーズですが、

もちろん

今回も

がんがん走っています。

 

エライ!(笑)

 

長年親しんできたシリーズ物が

いつか終息するのは仕方ないのですが、

『ミッション インポッシブル』には

ぜひ行けるところまで

行ってほしいなと

思うばかりです。

 

 


ジョーンズ博士、 おつかれさま!

2023年08月12日 | 映画・ビデオ・映像

 

 

映画館で、

『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』

を観てきました。

 

第1作『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』が

1981年の公開なので、

もう40年以上、

このシリーズを楽しんできたことになります。

 

これが最後ということですが、

ハリソン・フォードも

思ったよりお元気で(笑)、

まずは一安心でした。

 

そして、

ちゃんと「冒険アクション映画」になっていたことも

嬉しかったです。

 

シリーズに

しっかり決着をつけてもらい、

長年のファンとしては

十分満足でした。

 

ジョーンズ博士、

おつかれさま!

 


映画『君たちはどう生きるか』に、ちょっと困ってます(笑)。

2023年07月15日 | 映画・ビデオ・映像

 

 

宮崎駿監督の新作

『君たちはどう生きるか』を、

初日の14日に

観てきました。

 

全編、

怒濤の宮崎ワールドでしたが、

ひと言で

物語をまとめるのが

なかなか困難です。

 

というか、

「こういう映画です」と

説明するのも

やや難しい。

 

ちょっと

困惑しております。

 

前宣伝をしなかったのも、

そんな背景があるせいかも

しれません。

 

どう宣伝したら

よかったのか。

 

吉野源三郎の本

『君たちはどう生きるか』は、

思わぬ形で

登場するのですが。

 

全体を

解読するのに

少し時間が必要かもしれません。

 

いや、

ほんとに

ちょっと

困っております(笑)。

 

 


是枝裕和監督『怪物』

2023年06月09日 | 映画・ビデオ・映像

 

 

是枝裕和監督の最新作『怪物』を観てきました。

 

シングルマザーの早織(安藤サクラ)は、

息子の湊と大きな湖のある町に暮らしている。

湊は同級生の依里と仲が良く、

子供たちは自然の中で

穏やかな日常を過ごしていたが、

ある日学校で喧嘩が起きる。

双方の言い分は食い違い、

大人やメディアを巻きこむ

騒動に発展していき……

 

一つの出来事も、

それを体験した人によって

感じ方や見方が違ってきます。

 

この作品は、

三者の視点で

描かれていきます。

 

黒澤明監督の

『羅生門』スタイル。

 

切なくて

重いけれども、

そこには

それぞれの「真実」がある。

 

カンヌ映画祭で

「脚本賞」を受賞した、

坂元裕二さんの脚本が

素晴らしい。

 

いつもは

自分で書いた脚本を使う

是枝監督ですが、

今回は

大正解だったと思います。

 

安藤さん、

安定の上手さです。

 

2人の男の子である

黒川想矢くんと柊木陽太くん、

校長役の田中裕子さん、

教師役の永山瑛太さん、

際立っています。

 

そして、

坂本龍一さんの音楽。

 

「怪物」とは

何を指すのか。

 

新たな

是枝ワールドが

展開されていました。

 


新海誠監督『すずめの戸締まり』のこと

2022年12月30日 | 映画・ビデオ・映像

 

 

新海誠監督『すずめの戸締まり』を

観てきました。

 

東日本大震災を軸とした、

災害がモチーフの

ロードムービー。

 

アニメだからこその

想像力と

ビジュアルの力を

感じました。

 

「行ってらっしゃい」

「行ってきます」

 

そんな会話が、

これほど

響くとは・・・。

 

重いテーマですが、

多くの人が

共感できる作品と

なっています。

 

 


12月12日は、小津安二郎監督の「誕生日」&「命日」

2022年12月12日 | 映画・ビデオ・映像

2022.12.12

 

 

小津安二郎監督。

1903年〈明治36年〉12月12日生まれ、

1963年〈昭和38年〉12月12日没。

享年60。

 

合掌。

 

 

 


映画『THE FIRST SLAM DUNK』を堪能

2022年12月05日 | 映画・ビデオ・映像

 

 

公開直後の

映画『THE FIRST SLAM DUNK』を観てきました。

 

わざと予備知識なしで映画館に行ったので、

開始直後は

テレビアニメと声優さんたちが違うことや、

CGっぽい映像に少し抵抗がありました。

 

でも、

しばらくすると慣れてしまい、

映画ならではの迫力に没入できました。

 

運命の闘いともいえる壮絶な試合と、

一人のメンバーのヒストリーが

見事に交差していく物語。

2時間にわたって

堪能させてもらいました。

 

原作・脚本・監督の

井上雄彦さんに感謝です。

 

 

 


11月29日は、実相寺昭雄監督の命日

2022年11月29日 | 映画・ビデオ・映像

実相寺監督が描いた書画

 

 

2006年11月29日、
実相寺昭雄監督 没。

享年69。

合掌。