NHKの朝ドラ『つばさ』が、いい感じだ。
まだ2日しか付き合っていないのに、「甘玉堂」の玉木一家が好きになっている。
川越の、和菓子の老舗「甘玉堂」。
女将は吉行和子さん。自分の娘(高畑淳子)と職人頭(中村梅雀)を結婚させ、跡継ぎとした。二人の孫(多部未華子・冨浦智嗣)もいる。
フツーなら、何の変哲もない和菓子屋一家なんだけど、次の女将であるはずの高畑淳子さんが、クセ者というか変わっているのだ。
10年前に(理由はまだ分からないが)家出して、しかも、川越祭りの頃になるとひょっこり帰って来るという。
帰ってくれば、必ず騒動が起きるらしい。
でも、つばさの父・梅雀さんは、そんな高畑さんを許しているようだし、帰ってくると嬉しそうだ。この梅雀さんがいいねえ。
そして、ヒロインの多部未華子さん。
ちょっと古風な雰囲気がいい。昭和を感じさせる少女。「鹿男あおによし」の女子高生・堀田イトも印象的だった。
多部さんの演技力は心配ないので、安心して見ていられる。他のキャストも大丈夫だし。
後は、戸田山雅司さんの脚本、ストーリーなわけだが、ユーモアの質やバランスも巧みで、いい感じになっている。
今日の2回目。甘玉堂の作業場で、職人たちに混じって、つばさや弟が働いている。みんな白い作業着だ。
突然、つばさが「気のせいかもしれないけど、8人いるような・・・」と言う。本来7人で仕事をしているはずなのだ。私も、思わず画面の中の人数を数える。あ、1人多い・・・。
結局、これは母である高畑さんが帰ってきていて、潜り込んでいたんだけど、分かっていても笑ってしまう。どこか、向田邦子さん描く『寺内貫太郎一家』を思わすユーモア。
いいねえ。
それと、家出しながら、祭りが近くなると帰ってきて、騒動を起こす高畑淳子さん。
これも勝手な連想だけど、ふと『男はつらいよ』と重なった。
「とらや」も老舗のお団子屋さんだ。そして、寅さんが、ふらっと柴又に帰ってくることで“騒ぎ”が起きるのだ。
でも、妹のさくらはもちろん、おいちゃんも、おばちゃんも、口では「困ったもんだ」と言いつつ、いつも寅さんの帰りを待っているではないか。
ということで、<『つばさ』=『寺内貫太郎一家』×『男はつらいよ』>説の誕生だ(笑)。
まだ2日しか付き合っていないのに、「甘玉堂」の玉木一家が好きになっている。
川越の、和菓子の老舗「甘玉堂」。
女将は吉行和子さん。自分の娘(高畑淳子)と職人頭(中村梅雀)を結婚させ、跡継ぎとした。二人の孫(多部未華子・冨浦智嗣)もいる。
フツーなら、何の変哲もない和菓子屋一家なんだけど、次の女将であるはずの高畑淳子さんが、クセ者というか変わっているのだ。
10年前に(理由はまだ分からないが)家出して、しかも、川越祭りの頃になるとひょっこり帰って来るという。
帰ってくれば、必ず騒動が起きるらしい。
でも、つばさの父・梅雀さんは、そんな高畑さんを許しているようだし、帰ってくると嬉しそうだ。この梅雀さんがいいねえ。
そして、ヒロインの多部未華子さん。
ちょっと古風な雰囲気がいい。昭和を感じさせる少女。「鹿男あおによし」の女子高生・堀田イトも印象的だった。
多部さんの演技力は心配ないので、安心して見ていられる。他のキャストも大丈夫だし。
後は、戸田山雅司さんの脚本、ストーリーなわけだが、ユーモアの質やバランスも巧みで、いい感じになっている。
今日の2回目。甘玉堂の作業場で、職人たちに混じって、つばさや弟が働いている。みんな白い作業着だ。
突然、つばさが「気のせいかもしれないけど、8人いるような・・・」と言う。本来7人で仕事をしているはずなのだ。私も、思わず画面の中の人数を数える。あ、1人多い・・・。
結局、これは母である高畑さんが帰ってきていて、潜り込んでいたんだけど、分かっていても笑ってしまう。どこか、向田邦子さん描く『寺内貫太郎一家』を思わすユーモア。
いいねえ。
それと、家出しながら、祭りが近くなると帰ってきて、騒動を起こす高畑淳子さん。
これも勝手な連想だけど、ふと『男はつらいよ』と重なった。
「とらや」も老舗のお団子屋さんだ。そして、寅さんが、ふらっと柴又に帰ってくることで“騒ぎ”が起きるのだ。
でも、妹のさくらはもちろん、おいちゃんも、おばちゃんも、口では「困ったもんだ」と言いつつ、いつも寅さんの帰りを待っているではないか。
ということで、<『つばさ』=『寺内貫太郎一家』×『男はつらいよ』>説の誕生だ(笑)。