碓井広義ブログ

<メディア文化評論家の時評的日録> 
見たり、読んだり、書いたり、時々考えてみたり・・・

ときどき食べたくなるもの(2)

2009年09月30日 | 日々雑感

前回、「ときどき食べたくなるもの」のお題で書いたのは、7月29日のこと。

コメダ珈琲店の「小倉トースト」だった。

今回の(2)は、これまた発作的に食べたくなる「クリスピードーナツ」である。

ドーナツに関しては、「ミスター・ドーナッツ」との付き合いが長かったのだが、最近は、こっち。

お持ち帰りの箱に収まった姿も美しい。で、パチリ!


原稿の仕事で締め切りが近くなると、“甘系”に行く傾向がある。

でも、こりゃ、いかんな。

特に、深夜はいかん(笑)。

今日で9月も終わり、年度の後半戦に入る。

“甘系”と“煙系”(?)を、少し控える(やめないけど)ことをやってみよう。

祝!大澤嘉工監督「劔岳 撮影の記―標高3000メートル、激闘の873日」

2009年09月29日 | 映画・ビデオ・映像

以前、一緒に「マリオスクール」や「マジック王国」という番組を作っていた西山義和ディレクターから、嬉しいお知らせがあった。

同じく上記番組の演出陣だった大澤嘉工(おおさわよしのり)さんが、映画を撮ったというのだ。

教えてもらった記事によれば・・・


ロングラン公開中の映画「劔岳 点の記」(監督木村大作)の撮影に密着したドキュメンタリーが劇場公開される。

25日、都内で発表され、こちらの監督を務めた大澤嘉工氏(39)と、本編の木村監督が出席。

タイトルは「劔岳 撮影の記―標高3000メートル、激闘の873日」で、立山連峰で2年間にわたった撮影を記録した。

木村氏は「映画づくりの教本として50年後にも残るんじゃないかな」と感激。監督から“主演俳優”の立場になり「僕も出てくるが怒鳴っているところばかり。

もうちょっとインテリな部分も出してほしい」と大澤監督に注文を付けた。11月中旬から東京・新宿バルト9などで公開。
(スポニチ 2009.9.26)


・・・やったね、大澤監督!

11月の公開が楽しみだ。


そして、西山ディレクターも、NHK BS-2「日めくりタイムトラベル」で活躍中。

次回作は、10月10日(土曜日)夜8時~11時の「昭和60年篇」だ。

みんな、頑張っていてくれて、嬉しいねえ。

NHK「タビうた」は、贅沢な音楽番組

2009年09月28日 | 「日刊ゲンダイ」連載中の番組時評

『日刊ゲンダイ』の連載コラム「テレビとはナンだ!」。

本日分(30日付け)で、NHKの音楽番組「タビうた」について書いた。


タイトル:

 「タビうた」は手間暇をかけた贅沢な音楽番組


本文:

番組タイトルは、旅をしながら歌うから「タビうた」(NHK)。

「人気アーティスト」が2組出演する。しかも「地方ロケ」中心だ。

たとえば夏川りみと秋川雅史が北海道の富良野・美瑛へ。岩崎宏美と平原綾香で長崎といった具合。

さらに、「屋外で歌う」という、音楽番組にとって一番面倒なことをやっている。

24日は水谷豊といきものがかりで横浜だった。

いきものがかりの3人が、デビュー前から応援してくれた地元FM局を訪ね、大黒埠頭で歌う。

水谷はなじみのバーに立ち寄り、汽車道で歌う。“場所のチカラ”が加わるためか、歌い手のテンションが高いのが分かる。

NHKにはかつて「ふたりのビッグショー」という番組があった。

93年から10年続いて終わってしまったが、司会者は置かず2人の歌手だけで進行する点が「タビうた」に似ている。

しかし、あちらはホールでの収録であり、歌手の組み合わせも演歌やシャンソンなどジャンルでくくっていた。

「タビうた」は「ふたりのビッグショー」の旅版ともいえるが、制作上の手間と予算はこちらのほうが大きい。

この番組の良さは、単なる“新曲のプロモーション大会”ではないこと。

「SONGS」同様、アーティストと制作側による「視聴者に音楽をどう届けるか」の共同プロジェクトといえる。

ゼイタクな音楽番組なのだ。


“ショートムービー・コンテスト”の締切、迫る!

2009年09月27日 | 大学

審査員を務めている「高校生メディアコンテンツグランプリ」の応募締切が、来週29日(火)に迫った。

今年で3回目だが、はっとするような作品も多く、審査をするのが楽しみだ。

応募作品は、以下のサイトで見ることができます。

http://www.medicon-gp.com/index.php?mode=list


<コンテストの概要>
東京工科大学では、昨年度に引き続き、高校生を対象とした「第3回高校生メディアコンテンツグランプリ」を開催します。

第3回高校生メディアコンテンツグランプリでは、アーティスト「川嶋あい」さんの発展途上国に学校を設立するボランティア活動を踏まえ、学校がどんなところか知らない子供たちに、映像を使って"学校の素晴らしさ"を伝えることを目的としたコンテストを行います。

高校生の皆さんができる社会貢献について、考えたり話あったりするきっかけとなって欲しいと考えています。

投稿していただいた映像作品の一部は川嶋あいさんのボランティア団体を通して発展途上国の子供たちに届けられる予定です。


応募期間:2009年7月1日(水)~9月29日(火)
結果発表:10月上旬 当サイト上にて
表彰式:10月11日(日) 東京工科大学紅華祭(学園祭)
 表彰式は 受賞者参加の元に行う予定です。
 また表彰式の様子はBSフジのワッチミーTVxTVで放映を予定しています。
応募資格:高校生(個人・部活動他全ての高校生を対象)、予備校生


テーマ:「学校がくれたもの」
学校がどんなところか知らない発展途上国の子供たちに学校の素晴らしさを映像で伝える!をコンセプトに映像作品を募集します。

投稿していただいた映像作品の一部は発展途上国の子供たちに見てもらうと共に、BSフジにて公開を予定!!


1) オリジナルの映像であること。

2) 10秒以上3分以内の映像であること。

3) 各種法令、公序良俗に反するものでないこと。

4) 投稿はグループおよび個人で、何作品でも応募可能です。

5) 連絡の取れるメールアドレスをお持ちの方。


当コンテストでは川嶋あいの書き下ろしの楽曲「Color(仮)」をBGMとして使用することができます。

曲名:「Color(仮)」
作詞:川嶋あい 作曲:川嶋あい 時間:1分30秒


・ グランプリ 1作品 図書券5万円分
・ 準グランプリ 2作品 図書券3万円分
・ 構成賞 1作品 図書券1万円分
・ アイデア賞 1作品 図書券1万円分
・ 参加賞 全作品 東京工科大学 オリジナルグッズ


審査員
・ 東京工科大学 メディア学部 
  飯田 仁(審査員長)
  碓井広義
・ ワッチミー!TV編集長
  時澤 正
・ フジテレビプロデューサー
  小林 登


主催: 東京工科大学
協力: 日本工学院専門学校/日本工学院八王子専門学校
フジテレビラボLLC/(株)つばさエンタテインメント

「TブーS」君に会った

2009年09月26日 | テレビ・ラジオ・メディア

赤坂で、「TブーS」君に遭遇。

確か、初登場は2002年だったはず。

漫画家のみうらじゅんさんが「ゆるキャラ」なる言葉を提唱(?)したのもこの年だ。

ただ、「TブーS」君が「ゆるキャラ」に該当するのかどうかは、よく分からない。

それにしても、もう8年目かあ。

視聴者の皆さまの間では、認知というか、浸透というか、支持されてるんだっけ?(笑)

どっちでもいいですけど。

NHK朝ドラ『ウエルかめ』の脚本家・相良敦子さん

2009年09月25日 | テレビ・ラジオ・メディア

今週で、NHK朝ドラ『つばさ』が終了する。

いろんな評価があったけれど、まずは「おつかれさまでした」。

来週月曜からは、もう新しい朝ドラ『ウエルかめ』が始まる。

おお、「ウエルかめ」って、これまたすごいタイトルだねえ(笑)、と思っていたら、脚本が相良敦子さんだった。

相良さんとは、93年の『夏目雅子物語』や99年の『青年は荒野をめざす‘99』などのドラマを一緒にやってきた。

きめ細かい、温もりのある人間ドラマが書ける人であり、その後も『旭山動物園物語』などの秀作を送り出してきたが、ついに「NHK朝ドラ」に抜擢だ。

おめでとう!

そして、がんばれ!

卒業、おめでとう!

2009年09月24日 | 大学

今日は、卒業式だった。

いや、本物の(?)卒業式である。

大学には「9月卒業」というのがあるのだ。

一番多いのは、3月までに、卒業に必要な単位が取れていなかったり、卒論が間に合わなかったりという学生さんだ。

秋の卒業式は、学部ごとに行われる。

我が学部でも、同期生たちが卒業した後、半年の間、がんばってきた10数人が、今日の日を迎えた。

何しろ10数人なので、巨大な講堂ではなく、大会議室が式場となる。

卒業生と担当教員が“差し向い”で座っている。

名前を呼ばれた学生は、自分の恩師の前に出ていき、直接「学位記」を受け取るのだ。

先生方も、普通より半年分は“手をかけた”学生に独特の愛着(?)を感じており、「お祝いのひと言」もユーモア交じりの明るいものとなる。

吹奏楽の演奏も、来賓祝辞もないけれど、何ともアットホームで、なかなかいいセレモニーでした。

今日は天候にも恵まれ、夕方までずっと気持ちのいい秋空が広がっていた。


卒業、おめでとう!

秋学期と“新・就職戦線”の開始

2009年09月23日 | 大学

シルバーウイークだっけ?

とにかく秋の連休が終わる。

大学は、教員の会議などは今月初旬から始まっているが、ようやく学生たちがキャンパスに戻ってくる。

秋学期(後期)の始まりだ。

4年生の中には、まだ就職が決まっていない者もいる。

さすがに今年は、昨年に比べて採用枠も厳しいからだ。

この夏休み中も、必死で就活(就職活動)を継続する学生が多かった。

しかし、秋学期の開始は、現在の3年生の”就職戦線”が本格的にスタートするということでもある。

先日、取材で放送局を何社か回ったが、玄関ロビーで行列を作っている集団を見かけた。

アナウンサー志望の学生たちだった。

男子も女子も、ビジュアルも含めて(笑)自信ありげな人たちばかりで、なかなか壮観でした。

全体の中で、マスコミ就職は開始時期が早いが、その中でもアナウンサーの採用が真っ先に行われる。

まさに、「2011年度採用」が始まった、という光景なのだ。

私も、10月はじめに、早稲田大学の就職講座で講演をする予定がある。

毎年呼ばれている講座だが、今年は一段と気合を入れて話す必要がありそうだ。

そんな時期ということもあり、就活関連の本も目につくようになった。

いくつか読んだ中で、面白かったのは以下の2冊だ。

まず、森健『就活って何だ~人事部長から学生へ』(文春新書)。

サントリー、電通、フジテレビ、NTTドコモなど、有名(人気)企業の人事部長や人事局長にインタビューして書かれたものである。

もちろん本音と建前はあるにせよ、学生が“相手を知る”という意味で有効な一冊だ。

もう一冊は、常見陽平『就活格差』(中経出版)。

学生側の「就活」、企業側の「採活」、その両方に関する分析やアドバイスが書かれている。

これも参考になるはずだ。

後は、もしもマスコミ志望であれば、名著『マスコミ就職 合格のヒント』(朝日出版社)も忘れてはならない(笑)。


就活って何だ―人事部長から学生へ (文春新書)
森 健
文藝春秋

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就活格差
常見 陽平
中経出版

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マスコミ就職 合格のヒント
碓井 広義
朝日出版社

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そろそろ終わってもいい「のりピーミニバブル」

2009年09月21日 | メディアでのコメント・論評

先日、『産経新聞』から、「酒井法子被告をめぐる報道」に関する取材を受けた。

その記事が、19日の紙面に掲載された。


記事タイトル:
酒井被告保釈でメディア過熱 バランス求める声も


記事本文(村上智博記者):
覚せい剤取締法違反の罪で起訴された女優の酒井法子被告(38)が17日夕方、ついに報道陣の前に姿を見せた。

14日に保釈が決まってから、勾留(こうりゅう)先の東京湾岸署(東京都江東区)前には連日、大勢のマスコミが詰めかけ、その瞬間を待ち続けた。

過熱報道に、現場では「誰もが知りたがっている情報なので仕方がない」との声が上がっていたが、メディア研究家からは「もっとバランスのとれた報道をしたほうがよいのでは」との苦言も聞かれる。

 ◆色めき立つ報道陣

東京湾岸署の正面と裏手の通用口には、17日昼までに250人を超す記者やカメラクルーが群がった。午前11時ごろ、酒井被告のファンを名乗る若者が「おめでとう!」の横断幕を広げると、報道陣が一瞬、色めき立つ一幕もあった。

緊張感が最高潮に達したのは午後4時半。黒のパンツスーツに身を包んだ酒井被告が現れると、一斉にフラッシュが浴びせかけられた。

ある民放情報バラエティー番組のディレクターは、「政権交代と並んで、今年1、2を争う大きな事件。高い知名度と人気があるだけに、各局が多くのスタッフを割くのは分かる」。

8月初めの事件発覚以来、報道やワイドショーの“主役”であり続けたことについて「それだけ薬物の恐ろしさを伝えて、世の中を正さなければならないという各局の意気込みの表れ。伝えるべきことは伝えるべきだと思っている」と話す。

「メディアがこれだけ集まるのも無理はない。もっと報道すべきです」と断言するのは、プロカメラマンの宮嶋茂樹さんだ。17日も報道各社のカメラマンに混じって、東京湾岸署前に張り付いた。

「今後、どう更生するかをウオッチし、見届けるのもメディアの役割です」と言い切る。

 ◆のりピーミニバブル

ある週刊誌カメラマンは「報道のあまりの過熱ぶりには驚いているが、それが被告にとっての社会的な制裁にもつながるのではないか」と真剣な表情でファインダーをのぞき続けた。

一連の「メディア狂騒曲」に疑問を投げかける声もある。

東京工科大学の碓井広義教授(メディア論)は「政権交代のニュースなど、本来、貴重な電波を使ってより手厚く報じるべきニュースは多かったはずなのに、メディアが横並びで飛びついた。酒井被告の名前を番組でコールすれば視聴率が取れると安易に考えたのではないか」と指摘する。

一連の騒動を「のりピーのミニバブル」と呼ぶ碓井教授は「現場に動きがない中で、朝昼夜と生中継をするのは多すぎる。そんなに見なければいけないことなのか。もうそろそろ、他のニュースとの兼ね合いも踏まえて放送してほしい」と注文をつける。

この日、東京湾岸署前には、海外メディアの姿もあった。香港で24時間芸能ニュースを流すテレビ局の女性リポーターは「香港でも酒井被告の人気は衰えず、現地の新聞も大きく報じてきた」と話す。

「でも、ここまで一度にテレビやカメラマンが集まるとは」と驚きを隠せない様子だった。
(産経新聞 2009年9月19日)


命名した<のりピーミニバブル>は小見出しにまでなってしまったが(笑)、実際、過剰な報道は、そろそろオシマイにしてもいいのではないか。

今、テレビが伝えるべきことは、他にも山ほどある。

映画『サブウエイ123 激突』は“激突”していたか?

2009年09月20日 | 映画・ビデオ・映像

映画『サブウエイ123 激突』を観てきた。

監督は、『トップガン』(86年)以来、全作品を観てきたトニー・スコットだ。

出演は、デンゼル・ワシントンにジョン・トラボルタ。

そりゃ観ますとも(笑)。

で、どーだったか?

うーん、「面白くないことはないんだけど、もっと面白くてもいいんじゃないの」というのが正直な感想だ。

地下鉄のハイジャック。

身代金要求。

犯人と運行指令員との無線での交渉。

それぞれの人間像。

そして、急展開からラストへ。

確かに、同じ限られた空間の中での物語の進行だが、このリメイク作品の元ネタである『サブウエイ・パニック』(74年)は、もっとドキドキしたような気がする。

今回は、登場人物の誰にも、うまく感情移入できないような、そんな“もどかしさ”があった。

トニー・スコット監督だから、映像のキレもケレンも十分なんだけど、やはり、それだけじゃあ、後味がよくない。

期待していた分、ややがっかりの1本でありました。

それにしても、「エキセントリックな悪役」をやらせたら、トラボルタは最強だね。

『サタデー・ナイト・フィーバー』が77年だから、32年前。

まあ、お互い(笑)、よくぞ生き抜いてきたもんだ。

赤坂のTBSへ

2009年09月19日 | テレビ・ラジオ・メディア

久しぶりの赤坂。

それにしても、風景は、ほんと変わったよなあ。

私がテレビマンユニオンに参加したのは80年代初頭で、事務所は赤坂にあった。

当時のTBSとは、一ツ木通りをはさんで向かい側だ。

今、かつて局舎があった場所には、どどーんと高層ビルがそびえていて、博報堂なんかが入っている。

その向こうに、これまた背の高いTBSの建物が見える。巨大な要塞のようだ。

あそこから、日夜、様々な番組やら情報やらが発信されているわけです。

さて、本日は、TBSの岩田政治部長へのインタビュー。

引き続き「政権交代&2大政党時代の報道」という取材である。

昨日までの与党は野党となり、野党は与党となった。

両者に取材する側にとって、何が変わり、何が変わらないのか。

岩田さんもまた、どんな質問にも、言葉を取り繕うことなく答えてくださった。

感謝です。

さあ、これでインタビュー関係は、一応終了した。

後は、2つの局に行って、スタジオ収録の様子を見学する予定。
“現場”の雰囲気を確認したいから。

それが終われば、原稿に取り掛かれる。

赤坂駅の改札の目の前にある紀伊国屋さんで、本を運んだりするのにずっと使っている軽量バッグを購入。

さっそく大きな本屋さんへと向かった。


汐留の日本テレビへ

2009年09月18日 | テレビ・ラジオ・メディア
四谷で1件、有楽町で1件、そして勝どきで1件と、朝から動き回り、あれこれ済ませて、夕方には汐留の日本テレビへ。

『太田光の私が総理大臣になったら・・・秘書田中』の竹内チーフプロデューサーにインタビュー。

「ガキの使い」や「恋のから騒ぎ」も担当する、超忙しい敏腕Pだ。

竹内さんとは、以前、慶大三田祭の映像イベントでご一緒している。

お久ぶりでした。

話は、例によって、政権交代&2大政党時代の番組作りについて。

バラエティという「場」で、政治をどう扱っているか。

番組開始から現在に至るまでの、制作手法や課題も含め、率直に語ってくださった。

今日もまた、東京の地下鉄が便利になったことを実感した。

えらいぞ、メトロ。

清水崇監督『戦慄迷宮3D』を観た

2009年09月17日 | 映画・ビデオ・映像

映画『戦慄迷宮3D』を観てきた。

何しろ『呪怨』清水崇監督の最新作である。

しかも3D、立体なのである。

実は結構“3D好き”な私としては、「もちろん、怖さも立体的であろう」と、珍しく試写会に駆けつけたのだ。

プレス的な紹介文は、以下の通り。

<10年前に行方不明になった少女が突然帰ってきた謎を探るため、事件の舞台となった遊園地のお化け屋敷を訪れた主人公の賢(柳楽優弥)とその仲間たちが、体験する恐怖を描くスリラー>

さて、いきなりですが、「どーんと怖いか?」と聞かれれば、「どーんと怖いわけじゃないです」と答える。

じわり、と怖い。

過去の事件と現在とのクロスの仕方が怖い。

そして、3D。

「どーんと飛び出すか?」と聞かれれば、「どーんと飛び出してばかりじゃないです」と答える。

じわり、と飛び出す(笑)。

じわり、と立体的。

つまり、観客を驚かせたり、怖がらせたりすることだけが目的で、3Dを使っているわけじゃない、ってことだ。

ならば、何のため?

独断と偏見で言えば、きっと“快感”のためだ。

3Dの快感を、清水監督も自作で試したくなったんじゃないかな。

あの異次元感、浮遊感、ちょっと酔うような感じも含め、クセになる。

まあ、何はともあれ、“邦画初の長編3D映画”の冠はゲットした。これだけで、十分観る価値はあるってもんだ。

今後、3D邦画が増えていくと、また面白いんだけど。

そうそう、一緒に仕事したことのある、松尾スズキさん(刑事)、中村久美さん(母親)が、それぞれ“いい味”出してました。

公開は10月17日。

我が教え子が、この映画の公式サイトを作っています。
http://3d-shock.asmik-ace.co.jp/

お台場のフジテレビへ

2009年09月15日 | テレビ・ラジオ・メディア

六本木から、汐留経由で、お台場へと移動。

「ゆりかもめ」の先頭車両が好きだ。

フジテレビで、平井政治部長の取材。

政権交代、二大政党時代のテレビ報道について。

インタビュー中も、入閣情報のあれこれが飛び込んでくる。

“現場”感。

こちらでも、はやり、約束の時間が、すぐ終わりになった。

上の階の役員室に寄って、ごあいさつ。

そして1階へ。

ロビーで、ラフ君の「1(ワン)チェーン(撮影隊)」に遭遇。

がんばっているみたいだ。

六本木のテレビ朝日へ

2009年09月15日 | テレビ・ラジオ・メディア

都内で取材の1日。

まず、六本木のテレビ朝日へ。

2か月ほど前の、早河社長へのインタビュー以来だ。

六本木への行き方も、大江戸線が出来てから、だいぶ変わったなあ、と思う。

今日は、『TVタックル』の山本プロデューサーにインタビュー。

政権交代、二大政党時代の番組作りについて。

山本さんとは、以前、某番組でご一緒している。

お久ぶりです。

あれこれ、お話をうかがううち、あっという間に時間が過ぎる。

そういう時のほうが、いいインタビューになっているものだ。

終了後、六本木駅に向かって、芋洗坂を急ぎ足で登った。