碓井広義ブログ

<メディア文化評論家の時評的日録> 
見たり、読んだり、書いたり、時々考えてみたり・・・

ラジコに拍手

2011年04月29日 | テレビ・ラジオ・メディア

札幌に到着。

小雨、10度にはなっていない。

涼しい(笑)。

繁華街、人出が多い。

よいことです。

自粛ばかりじゃ、社会全体が(精神的にも)沈んでしまう。

街なかで、ローソンが目立つ。

ほんと50メートルおきにある。

いつの間にこれほど?

ローソンの北海道征服計画?

大丈夫か、セイコーマート(笑)

PCを起動して驚いたのは、ラジコがOKなことだ。

これもいつの間に?

札幌にいてもJ-WAVEやFM東京が聴ける。

かつて北海道の大学に勤務していた頃、ずっと願っていたことだ。

いや、それどころか、「復興支援プロジェクト」として、岩手、宮城、福島などのラジオ放送も聴けるのだ。

さっそく試してみる。

ラジオ福島。

ふくしまFM。

FM岩手。

宮城のDate fm。

ほんと、現地からの生放送だ。

これはもう、『radiko.jp』に拍手です。





明日(金)朝のHTB「イチオシ!モーニング」に

2011年04月28日 | テレビ・ラジオ・メディア
HTB「イチオシ!」ファミリー


この春、北海道のテレビが面白いことになっている、ようだ(笑)。

UHB北海道文化放送(フジ系)が、平日15時半から約2時間半の新情報番組「U型テレビ」の放送を開始した。

メインキャスターに、「とくダネ!」に出演していた大村正樹さん。

サブキャスターは、UHB「トークDE北海道」でおなじみの水野悠希アナウンサーだ。

また、STV札幌テレビ(日テレ系)は、朝6時からの1時間半を新番組「どさんこワイド!!朝!」に。

「どさんこワイド」は、道内で知らない人はいないほどの夕方ワイド。

その朝版ってことだ。

そして、HTB北海道テレビ(テレ朝系)が、「どさんこワイド!!朝!」と裏表となる朝6時25分から新番組「イチオシ!モーニング」をスタートさせた。

「イチオシ!」は、私も月イチでコメンテーターをさせていただいている夕方ワイド。

朝と夕方の“連動”というトライが、道内で同時多発しているのだ。

同じ地域で、自社制作の新番組、それもデイリーの新番組が、複数登場することなど、そうはない。

この春、北海道のテレビ界は、相当熱いのです(笑)。

今日(木)の夕方、大学で授業を終えた後、私は四谷から羽田に移動し、夜の便で札幌へと向かう予定。

で、明日(金)の早朝、HTB「イチオシ!モーニング」に“初出演”となります。

司会の谷口直樹アナには、「イチオシ!」や「ほんわかどようび」などでもお世話になってきた。

同じく司会の石沢綾子アナとの“共演”は初めて。

どんな生放送になるのか、楽しみだ。

というわけで、北海道の皆さんには、休日にもかかわらず、明日29日の朝は早起きをしていただき(笑)、ぜひ「イチオシ!モーニング」をご覧ください。

ギャラクシー賞「マイベストTV賞」年間グランプリの投票開始

2011年04月27日 | テレビ・ラジオ・メディア

放送批評懇談会の理事会に出席。

選奨委員長を務めている、ギャラクシー賞「報道活動部門」の審査報告を行った。

ギャラクシー賞は、放送批評懇談会が主催するテレビ界の大きな賞だ。

その「マイベストTV賞」年間グランプリの投票も始まった。

この賞は、一般の方たちもWEB会員(無料)となって投票を行えるのが特徴。

しかも、抽選で2人1組を6月2日(木)に開催する「第48回ギャラクシー賞贈賞式」に招待だ。

ちなみに、年間グランプリは「月間ノミネート番組」(上位3作品、同票の場合は4作品)に選出された以下の作品から投票によって決まります。

さあ、どれを選びますか?


2010年
4月度 日本テレビ 怪物くん
4月度 日本テレビ 嵐にしやがれ
4月度 フジテレビ 開局50周年特別企画「わが家の歴史」
5月度 日本テレビ 水曜ドラマ「Mother」
5月度 TBS 日曜劇場「新参者」
5月度 NHK 連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」
6月度 フジテレビ 月の恋人~Moon Lovers~
6月度 フジテレビ チーム・バチスタ2 ジェネラル・ルージュの凱旋
7月度 フジテレビ 夏の恋は虹色に輝く
7月度 TBS 金曜ドラマ「うぬぼれ刑事」
7月度 日本テレビ ホタルノヒカリ2
8月度 NHK 堂本光一 すべてはステージのために
8月度 フジテレビ ジョーカー~許されざる捜査官
8月度 日本テレビ 24時間テレビ33「愛は地球を救う」
9月度 TBS 日曜劇場「GM~踊れドクター」
9月度 NHK ドラマ10「10年先も君に恋して」
9月度 フジテレビ GOLD
10月度 フジテレビ フリーター、家を買う。
10月度 フジテレビ ギルティ 悪魔と契約した女
10月度 TBS 金曜ドラマ「SPEC~警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿~」
11月度 フジテレビ 2夜連続松本清張スペシャル「球形の荒野」
11月度 フジテレビ めちゃ×2イケてるッ!「岡村134日ぶりに復活」
11月度 フジテレビ 流れ星
12月度 NHK 第61回紅白歌合戦
12月度 フジテレビ 2010 FNS歌謡祭
12月度 NHK スペシャルドラマ「坂の上の雲 第2部」
2011年
1月度 日本テレビ デカワンコ
1月度 TBS 日曜劇場「冬のサクラ」
1月度 NHK NHKスペシャル「日本人はなぜ戦争へと向かったのか」①②
2月度 テレビ朝日 金曜ナイトドラマ「バーテンダー」
2月度 テレビ朝日 ドラマスペシャル「遺恨あり~明治十三年 最後の仇討」
2月度 テレビ朝日 相棒 seazon9
3月度 NHK NHKスペシャル「緊急報告 東北関東大震災」
3月度 TBS 3年B組金八先生ファイナル「最後の贈る言葉」4時間SP
3月度 NHK ドラマ10 「四十九日のレシピ」



投票したい方はコチラからどうぞ!
 ↓
放送批評懇談会WEBサイト:
http://www.houkon.jp/index.html

放送批評懇談会:発行「ぎゃらく」2011年5月号



田中好子さんからのメッセージ

2011年04月26日 | テレビ・ラジオ・メディア

昨日(25日)、テレビで田中好子さんの告別式の様子を見た。

驚いたのは、生前に録音されていたテープで、本人からのメッセージが流されたことだ。

しかも、その内容が素晴らしかった。

病床で語っているのだろう。

声は痛々しいほど弱い。

だが、メッセージに込められた強い思いは伝わってきた。

覚悟と意志。

そして、慈愛という言葉がふさわしいかもしれない。

ご紹介しておきます。

合掌。


こんにちは、
田中好子です。

きょうは3月29日、
東日本大震災から2週間経ちました。

被災された皆様のことを思うと
心が破裂するような、
破裂するように痛み、
ただただ、亡くなられた方々の
ご冥福をお祈りするばかりです。

私も一生懸命病気と闘ってきましたが、
もしかすると負けてしまうかもしれません。

でもその時は必ず天国で被災された方の
お役に立ちたいと思います。

それが私のつとめと思っています。

今日お集まりいただいたみなさまに
お礼を伝えたくて、
このテープを託します。

キャンディーズでデビューして以来、
本当に長い間お世話になりました。

幸せな、幸せな人生でした。
心の底から感謝しています。

特に蘭さん、美樹さん、ありがとう。
2人が大好きでした。

映画にもっと出たかった。
テレビでもっと演じたかった。
もっともっと女優を続けたかった。

お礼の言葉を
いつまでもいつまでも
みなさまに伝えたいのですが、
息苦しくなってきました。

いつの日か、
いもうと(義妹)・夏目雅子のように、
支えて下さった皆様に、社会に、
少しでも恩返しできるように
復活したいと思っています。

かずさん(注:ご主人の小達一雄さん)、
よろしくね。

その日までさようなら。

日テレ「日曜朝の顔」は変わったけれど

2011年04月26日 | 「日刊ゲンダイ」連載中の番組時評

『日刊ゲンダイ』に連載している番組時評「テレビとはナンだ!」。 

今週は、日テレの新番組「シューイチ」についてです。


日テレ「日曜朝の顔」が変わって薄っぺらに
なった


フレコミは「22年ぶりに日本テレビの日曜の朝が変わる」だ。

今月から始まった「シューイチ」である。

延々と続いてきた伝統の“徳光和夫アワー”を改編し、司会は中山秀征になった。

今や “日テレの顔”のごとき中山だが、とりあえずどんな内容でも無難に進行させる技は完成の域だ。

ただし時事ネタはやはり辛い。

昨日の放送でも小学校の英語教育をテーマに中山が都内の小学校を訪問していたが、その是非を問うにはあまりにゆるい取材。

というか、そもそもなぜ今このテーマなのか。

被災地の小学校は英語どころか、授業そのものが困難な状態だというのに。

この番組が最も時間とエネルギーを割いているのが芸能と流行りモノのランキングだ。

しかし、芸能では「GANTZ」「名探偵コナン」「八月の蝉」など日テレがらみの映画紹介が並び、グルメ情報ではひたすら定番のラーメン。

ここにも薄っぺら感がみなぎる。

また、もったいないのはスタジオにいる元NHKワシントン支局長・手嶋龍一と、日テレの“報道の顔” 笛吹雅子キャスターだ。

彼らの出番は冒頭のニュース・コーナーのみ。

裏のTBSやフジにも負けない報道番組が作れそうなペアに、「好きなラーメン」なんぞ聞いてどうする。

いや、本当にもったいない。

結局、日テレの日曜の朝はパッとしないままだ。

(日刊ゲンダイ 2011.04.25)


・・・・とにかく、繰り返し書いたように、手嶋さんと笛吹さんがもったいなくて(笑)。

ニュースに簡単なコメントをつけるだけなら、これほどの2人じゃなくてもいいのだ。

手嶋さん&笛吹さんがキャスティングできるなら、別番組としての報道物を立ち上げればいいのになあ。




「280円文庫」の創刊

2011年04月25日 | 本・新聞・雑誌・活字

角川春樹事務所から「280円文庫」と名づけられた文庫本が出た。

著者の死後50年で著作権切れになった作品から、名作と呼ばれるものを選んだようだ。

創刊ということで、10冊同時発売。

とりあえず、坂口安吾「堕落論」、太宰治「桜桃」、梶井基次郎「檸檬」などを入手してみた。

それぞれに、「著者略年譜」や「解説文」も付いており、堂々の「文庫オリジナル」だ。

最近は文庫本も高価だし、どこの本屋さんも新刊であふれている。

というか、満杯。

名作といえども、常に棚に並んでいるわけではない。

そういう意味で、「280円で名作」は有難い。

学生たちが気軽に手にとってくれたら、と思う。

個人的には、安吾の「堕落論」「続堕落論」「青春論」「恋愛論」の4作を、“新刊”で読めるなんて、ちょっと嬉しい。

「堕落論」の冒頭。

その一行目の文章は、「半年のうちに世相は変わった」。

まるで現在を指しているかのようだ。

没後56年の安吾、恐るべし。

「280円文庫」、支持します(笑)。


3月のギャラクシー賞「マイベストTV賞」

2011年04月24日 | テレビ・ラジオ・メディア

放送批評懇談会から、お知らせが来ていた。

「3月度ギャラクシー賞マイベストTV賞の投票締切は4月25日(月)午前10時」とのこと。

投票の催促です。

「マイベストTV賞」は、放送批評懇談会の正会員とWeb会員が 年間のベスト番組を選出するもので、「放懇Web会員(無料)」になれば、誰でも投票が可能です。

3月度の候補作品は、3月1日~3月31日を対象期間に、放送批評懇談会選奨委員会が選定。

それが下のリストなのですが、今月も、すごい数だ(笑)。

皆さんだったら、この中から3本、どれに投票しますか?


興味のある方は、放送批評懇談会ホームページへ。
http://www.houkon.jp/


<ドラマ>
NHK 恋する日本語
NHK 蒼穹の昴
NHK 大河ドラマ「江~姫たちの戦国」
NHK 土曜時代劇「隠密八百八町」
NHK 土曜ドラマ「TAROの塔」
NHK ドラマ10 「四十九日のレシピ」
NHK 連続テレビ小説「てっぱん」
日本テレビ 桜からの手紙
日本テレビ さよならぼくたちのようちえん
日本テレビ 示談交渉人 ゴタ消し
日本テレビ 美咲ナンバーワン!!
TBS カルテット
TBS 金曜ドラマ「LADY~最後の犯罪プロファイル」
TBS 3年B組金八先生ファイナル「最後の贈る言葉」4時間SP
TBS 橋田壽賀子ドラマ「渡る世間は鬼ばかり」
TBS パナソニックドラマシアター「水戸黄門 第42部」
TBS 春のドラマスペシャル「屋上のあるアパート」
TBS Friday Break「ヘブンズ・フラワー」
フジテレビ 美しい隣人
フジテレビ 外交官・黒田康作
フジテレビ CONTROL 犯罪心理捜査
フジテレビ さくら心中
フジテレビ ショートピース
フジテレビ スクール!!
フジテレビ 大切なことはすべて君が教えてくれた
フジテレビ ドラマスペシャル「余命3ヶ月を、生きる」
テレビ朝日 悪党~重犯罪捜査班
テレビ朝日 告発・国選弁護人
テレビ朝日 Dr.伊良部一郎
テレビ朝日 ホンボシ・心理特捜事件簿
テレビ東京 風の少年~尾崎豊 永遠の伝説
テレビ東京 最上の命医
テレビ東京 ドラマスペシャル「卒業ホームラン」
テレビ東京 ドラマ24「URAKARA」
WOWOW ドラマW「再生巨流」
WOWOW ドラマW「遠い日のゆくえ」
WOWOW 連続ドラマW「CO 移植コーディネーター」

<ドキュメンタリー・バラエティほか>
NHK あさイチ
NHK ETV特集「思い出の街が甦る」
NHK NHKスペシャル「緊急報告 東北関東大震災」
NHK NHKスペシャル「最新報告 “命”の物資を被災地へ」
NHK NHKスペシャル「東北関東大震災から10日」
NHK NHKスペシャル「日本人はなぜ戦争へと向かったのか」④
NHK キッチンが走る!
NHK Q~わたしの思考探究
NHK きらっといきる
NHK グループ魂の軌跡~15の巻
NHK クローズアップ現代「テレビはいらない?!~急成長するインターネット放送」
NHK ザ 外交~流動化する世界に生きる
NHK 視点・論点「震災ストレスと心のケア」
NHK 東北関東大震災 今こそ、力になりたい~神戸から被災地
NHK 特集「双方向解説・未曽有の事態にどう対応するか」
NHK ドラクロワ
NHK ニュースウォッチ9
NHK ニュース深読み
NHK ハイビジョン特集「浅丘ルリ子 女優の肖像」
NHK 被災者 いま訴えたいこと
NHK ブラタモリ
NHK プロジェクトウィズダム「ネットの進化が世界を動かす」
日本テレビ アナタの名字SHOW
日本テレビ NNNドキュメント'11「歌う尼さん」
日本テレビ NNNドキュメント'11「東日本大地震 発生から10日 被災者は今…」
日本テレビ NNNドキュメント'11「湾岸巨大ブリッジがつながる瞬間」
日本テレビ 芸人報道
日本テレビ ゲーマーズTV 夜遊び三姉妹
日本テレビ 心ゆさぶれ!先輩ROCK YOU
日本テレビ 情報ライブ ミヤネ屋
日本テレビ スタジオジブリ物語
日本テレビ スッキリ!!
日本テレビ ズームイン!!SUPER
日本テレビ 東北地方太平洋沖地震復興支援チャリティーマッチ がんばろうニッポン! 日本代表×Jリーグ選抜
日本テレビ DON!
日本テレビ news every.
日本テレビ NEWS ZERO
日本テレビ 東野・岡村の旅猿~プライベートでごめんなさい
日本テレビ ヒルナンデス!
日本テレビ PON!
日本テレビ ロンブー&チュートの芸能人!ヒットソングで爆笑ショーバトル!
TBS EXILE魂
TBS Nスタ
TBS これが世界のスーパードクター14
TBS 情報7days ニュースキャスター
TBS 関口宏の東京フレンドパークⅡ最終回生放送18年間ありがとうSP
TBS 壮絶人生ドキュメント 俺たちはプロ野球選手だった
TBS 飛び出せ!科学くん
TBS NEWS23クロス
TBS 春の紳助プロデュース 涙!涙!のレギュラー宮古島卒業&新支配人いきなり大発表SP!
TBS ひるおび!
TBS みのもんたの朝ズバッ!
TBS ミラクルチェンジ
フジテレビ FNS音楽特別番組「上を向いて歩こう」
フジテレビ 緊急拡大!生放送SP 教えてMr.ニュース池上彰のそうなんだニッポン
フジテレビ ゴレンタン
フジテレビ 知りたがり!
フジテレビ スーパーニュース
フジテレビ SMAP×SMAP「生放送 いま僕たちに何ができるだろう」
フジテレビ 世界衝撃映像社
フジテレビ 世界は言葉でできている
フジテレビ たけしのコマ大数学科
フジテレビ とくダネ!
フジテレビ とんねるずのみなさんのおかげでした 春の2時間半特大SP
フジテレビ 熱血!平成教育学院 涙の卒業式SP
フジテレビ ほこ×たて
フジテレビ ホンマでっか!?TV
フジテレビ マツコの部屋
フジテレビ Mr.サンデー
フジテレビ めざましテレビ
フジテレビ ものしりセブン
フジテレビ LIVE2011ニュースJAPAN
テレビ朝日 アメトーーーーーーク てちゅこ&ふるしゃとしゃくらしゃくSP!!
テレビ朝日 海の世界遺産を守りたい
テレビ朝日 お願い!ランキング
テレビ朝日 雑学王
テレビ朝日 サンデー・フロントライン
テレビ朝日 スーパーJチャンネル
テレビ朝日 スーパーモーニング
テレビ朝日 そうだったのか!池上彰の学べるニュース「東日本大震災特集」
テレビ朝日 ちい散歩
テレビ朝日 テレメンタリー2011「偽装の裏側で~耐震・被害ホテルの闘い」
テレビ朝日 テレメンタリー2011「ジモセンを再び~別府・光町大火から1年」
テレビ朝日 テレメンタリー2011「卓球にかける10歳の輝き」
テレビ朝日 テレメンタリー2011「ゆっこ13歳~夢に向かって歩きたい」
テレビ朝日 ナニコレ珍百景
テレビ朝日 報道ステーション
テレビ朝日 報道発ドキュメンタリ宣言「東日本大震災 総力特集」
テレビ朝日 ミュージックステーション
テレビ朝日 みんなの家庭の医学~名医のセカンドオピニオンSP
テレビ朝日 やじうまテレビ!
テレビ朝日 ワイド!スクランブル
テレビ東京 Eモーニング
テレビ東京 池上彰の緊急報告 大震災のなぜに答える
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スーちゃんと「ぴあ」

2011年04月23日 | 本・新聞・雑誌・活字

21日、元キャンディーズのスーこと、田中好子さんが亡くなった。

享年55と聞き、ああ、確かに同世代、同時代だったんだなあ、と思う。

夏目雅子の義姉というのも感慨がある。

2人が並んだところを、一度、見てみたかった。

30代での発病だったそうで、「よく頑張ったねえ」と言いたいです。

合掌。


同じ日、情報誌「ぴあ」の休刊(7月まで)が決まったことを知った。

創刊は1972年。

間違いなく、かつての愛読誌のひとつだ。

創刊から間もないころは、まだ映画館情報(映画情報ではない)が不足していて、読者に応援を求めていたっけ。

ページの端っこの「投稿欄」に、ハガキを書き送ったこともある。

まだまだ薄っぺらい雑誌だったけど、ネットのない時代の映画ファンにとって、どれほど有難かったことか。

スーちゃんと併記ってのもナンですが・・・

“70年代の青春”つながりで、こちらも、合掌です。


ジャック・ブラック、エンジン全開の『ガリバー旅行記』

2011年04月23日 | 映画・ビデオ・映像

『ガリバー旅行記』を観てきた。

「あのガリバーを、ジャック・ブラックが演じる」というだけで、観に行ってしまった(笑)。

今どきらしく、3D。

現代の話になっていて、ガリバー君は新聞社の郵便物配布係だ。

で、「スター・ウオーズ」マニア。

ひょんなことから旅行ライターの真似ごとをすることになり、単身、バミューダ・トライアングルの海へと向かう。

猛烈な嵐に巻き込まれたガリバーが目を覚ますと、そこは・・・ってわけだ。

小人の国・リリパットで、攻めてくる敵を撃退したことから、国民的ヒーローとなる。

それからは、もう、やりたい放題。

全編、「これは俺の映画だ!」というテンションのジャック・ブラックが可笑しい。

その笑いが全部日本人にマッチしてるかというと、そうでもないんだけど、でも、いいのだ。

だって、ジャック・ブラックだもん(笑)。

ひたすらその大暴走的怪演を楽しむ映画であります。

今週の「読んで書いた本」 2011.04.22

2011年04月22日 | 書評した本たち

大学院の授業、そしてゼミを終えて、夕方から汐留の電通へ。

ある映像アワードの審査会。

無事、受賞作も決まって、外に出たら、すっかり夜だ。

さすがに空腹を覚え、新橋駅近くの店に入り、ひとりの夕食。

新橋なので、勤め帰りのグループが多い。

各テーブルで、みんな、食べて、飲んで、話して。

「あの案件はですねえ・・・」とか、
「聞いてくれる?アイツったらさあ・・・」とか、
「これ食べたかったんだよ・・・」とか。

そんな会話が、ちょっと懐かしいような、どこか旅先にいるような、おかしな気分でした。


さて、今週、「読んで(書評を)書いた」のは、以下の6冊です。

原 宏一 
『佳代のキッチン』 祥伝社

五木寛之・梅原 猛 
『仏の発見』 平凡社

茂木健一郎 
『脳の王国』 小学館

井上章一 
『妄想かもしれない日本の歴史』 角川書店

中村 稔 
『文学館を考える』 青土社

谺 雄一郎 
『醇堂影御用 裏切った女』 小学館文庫


・・・原さんの作中にある、その名も「佳代のキッチン」で作ってもらった料理を、ぜひ食べてみたいものだ。

佳代さんにも会ってみたいし(笑)。


* 上記の本の書評は、発売中の『週刊新潮』最新号(4月28日号)に
  掲載されています。

新人たちが動き出す

2011年04月21日 | 「東京新聞」に連載したコラム

東京新聞に隔週で連載しているコラム「言いたい放談」。

今回は、この春出発した新社会人、新人をめぐってのお話です。



子供の旅立ち

もうすぐ娘が家を出る。現在新人研修中だが、赴任地も決まった。

長年一緒に暮らしてきた家族の旅立ち。自他共に認める親バカな私は今、少し感傷的だ。

三十八年前の春、私も家を出た。

当時健在だった父がこう言った。「ウチを継ぐ必要はない。自分の道を探せ」と。

若い頃、父は憧れて入った会社で働いていたが、途中で家業を継いだ。それが幼少時代に養子として迎えてくれた祖父との約束だったのだ。

だからこそ自分の子供が自由に羽ばたくことを望んだのだろう。長男である私も心おきなくテレビ制作の仕事に飛び込むことができた。

父は子供たちが一人前になるのを見届けた後、宣言通りに家業を閉じている。

娘も仕事を自分で決めた。家業を持たぬ私が「自分の道を探せ」と言うまでもなかった。

ただ、娘が選んだのはメディアを通じて人に何かを伝える仕事だ。意義もあるが責任もまた大きい。

それはこの一ヶ月余りの震災報道を見てもわかる。何を、どのような視点で、誰に伝えようとしているのか。それが現在も問われ続けているのだ。

しかし今は、この春わが子を社会に送り出す無数の親御さんと同様、その背中を見守るしかない。

いつか娘を含めた新人たちのやりがいと社会への貢献が、仕事の上で重なってくれたらどんなにうれしいか。

親バカはどこまでも夢想家である。

(東京新聞 2011.04.20)


ライブ進行の「現代テレビ論」

2011年04月21日 | 大学

担当科目「メディアと文化」の授業開始。

春学期は「現代テレビ論」といった内容だ。

新聞学科の授業だが、全学部に門を開いている。

ただし、少人数教育を標榜する本学としては定員あり(120名限定)。

その定員を超えると抽選が行われる、いわゆる抽選科目だ。

今年も抽選に当たった、運のいい学生たち(笑)が集まった。

他学部の学生が半数いるので、その多彩さが面白い。

最初にルールを説明する。

まずは出席すること。私も教室に来るんだから(笑)。

授業は究極のアナログ体験であり、そこに価値があると思っている。

いわばライブだから、一回性のもの。

ナマモノだから、内容も予定と変わることだってある。

今日何か起きたら、明日の授業の中身に変化が起きて当然。何しろ、「現在」と向き合うメディアを扱う授業なんだから。

遅刻は、他の学生や私といった参加者の“流れ”を疎外するので、遅れの度合いによっては入室をお断りすることがある。

授業と無関係なおしゃべりも、せっかくのライブを邪魔する行為だ。

それに、授業中にあえて話したいほど重要な会話なら、廊下など外でじっくりやればいい。

つまり、教室を出て行っていただく。

・・・・などなど、例によってウルサイことをお伝えし(笑)、それでOKと思うメンバーは、来週から参加してもらいたい、といった話をした。


授業終了後、碓井ゼミの4年生が「第一志望の新聞社から内定が出ました」と、うれしい報告。

同時に、ゼミ生ではないが、よく知っている4年生が教壇にやってきて、「某放送局に決まりました」と伝えてくれた。

私の就職活動に関する持論は「当たり前のことを、当たり前以上にできる奴こそ強い」だが、2人とも「常識をベースにした個性」をもった学生だ。

とにかく、おめでとう!

言葉の備忘録48 はまみつを『山と民の話』

2011年04月20日 | 言葉の備忘録

恩師である浜光雄(児童文学者・はまみつを)先生が亡くなったのは
2月22日のことだ。

もうすぐ2ヶ月になる。

今も、ふとした瞬間に、先生のことを思う。

一番多いのは、書いた原稿が活字になった時だ。

「先生が読んだら、何て言うだろう」と、その顔を思い浮かべる。

年に2回の“報告・飲み会”に、半年の間に書いたものを持参するのが習慣だった。

いつも先生は、「ほほ~」と声をあげ、それらに目を通してくれた。

感想や意見など訊く必要はなかった。

先生の「ほほ~」のトーンで、文章の出来、不出来が嫌でもわかる(笑)。

これ以上の修業はない。

つい先日も、「ああ、先生に会いたいなあ」と思っていたら、先生の娘さんである、浜このみさん(クッキングコーディネーターとして活躍中)から小包が届いた。

開けてみたら、先生の遺作『山と民の話 信州むかし語り2』(しなのき書房)だった。

亡くなる前の数カ月、入院先でも執筆を続けていた本だ。

「あとがき」まで、しっかり書き上げ、そして逝った先生。

見事だった。

和田春奈さんによる本の表紙の切り絵が、どこか先生の風貌に似ていて、嬉しい。

「先生、お久しぶりです」と、声をかけたくなった。


ことばをのこすのは至難なことである。
が、さらに難しいのは、
そのことばが人びとの心にのこっていくことだろう。
心にやさしさをもつものは、孤独のいたみもふかい。
――はまみつを 『山と民の話』

「3・11以後」の日常とドラマ『犬を飼うということ』

2011年04月19日 | 「日刊ゲンダイ」連載中の番組時評

『日刊ゲンダイ』連載中の番組時評「テレビとはナンだ!」。

今週は、新たに始まった連ドラの中から、テレビ朝日『犬を飼うということ』を選びました。


『犬を飼うということ』はこの時期のドラマとして悪くない


30代の夫婦と子供2人が、東京スカイツリーに近い古い団地で暮らしている。

夫(錦戸亮)は先輩社員にリストラを伝えるのが仕事。妻(水川あさみ)はパートのかけ持ちだ。

一見平和な家庭だが、見えない不満やストレスは積み重なっていた。

ある日、小1の娘(久家心、うまい)が迷い犬と出会ったことから、一家は大きく変わり始める。

先週金曜に始まったテレビ朝日「犬を飼うということ」はそんなドラマだ。

若くして親になった錦戸と水川の等身大ぶりが好ましい。

生活のためのリアルな疲労。現在の自分への疑問。そして置き去りにしてきた夢。

それらを大仰にではなく、自然なタッチで描いていく脚本と演出が効いている。

また、娘に「助けるというのはその命に責任をもつことだ」と教える動物愛護センターの職員(杉本哲太)もいい。

この日、放送中に地震速報が表示された。震源地は岩手県沖、マグニチュード5.0。

CMはサントリーの「見上げてごらん夜の星を」編。

さらに「引き続き全力を挙げて事態の収拾に取り組んでまいります」という東京電力の“文字だけCM”も流れた。

重たい現実は今も続いているのだ。

そんな「3・11以後」の日常の中で見るドラマとして、これは悪くない1本だと思う。

「今、まっ当に生きるとは?」を、気負わず、平熱で語ろうとしているからである。

(日刊ゲンダイ 2011.04.18)

『トウルー・グリット』は不思議な西部劇

2011年04月18日 | 映画・ビデオ・映像

『トルー・グリット』を観た。

父親が雇人のチェイニーに撃ち殺された14歳の少女・マティ。

真の勇気(トルー・グリット)を持つといわれる保安官コグバーンにチェイニー追跡を依頼する。

別の容疑でチェイニーを追っていたテキサスレンジャーのラビーフも加わり、犯人追跡の過酷な旅が始まった。


コグバーンのジェフ・ブリッジスが渋い。

ラビーフのマット・デイモンも「え、誰?」てなくらい変身。

マティのヘイリー・スタインフェルドは天才少女かも。

彼女がオーディションで発掘されたおかげで、この作品が成立したんだろうなあ、と思う。

69年の『勇気ある追跡』は、いかにもジョン・ウェインの映画だったが(この作品でアカデミー主演男優賞)、こちらはヘイリー・スタインフェルドの印象が強い。

そうそう、『勇気ある追跡』でマティを演じていたのがキム・ダービーで、彼女は翌年、『いちご白書』に出演した。

あの、ばんばんの、というかユーミンの「いちご白書をもう一度」に歌われた『いちご白書』だ。

『トルー・グリット』は確かに西部劇だし、復讐劇なんだけど、ヘンな暗さや重さがない。

これがコーエン兄弟の監督作品だからだろう。

音楽の使い方も、「え、ここで、このピアノ曲でくるか」と、いい意味での意外性があって。

第83回アカデミー賞では、主要5部門を含む10部門にノミネート。

でも、完全に無冠で終わるあたりも、何だかコーエン兄弟っぽい(笑)。

アカデミー賞には引っかからなくても、「観てよかった」と思える1本でした。