碓井広義ブログ

<メディア文化評論家の時評的日録> 
見たり、読んだり、書いたり、時々考えてみたり・・・

日テレ「スッキリ!!」 で、“結婚会見”について解説

2016年09月30日 | メディアでのコメント・論評



29日(木)に放送された日テレ「スッキリ!!」。

「言われてみればキニナルジャーナル」のコーナーで、電話出演し、解説しました。

テーマは、「結婚会見、初めて開いた人は誰?」。

結論としては、1950(昭和25)年、孝宮和子内親王が鷹司平通氏に嫁ぐことになり、結婚会見が行れました。































プロバスケ「Bリーグ」への期待

2016年09月29日 | 「日刊ゲンダイ」連載中の番組時評



日刊ゲンダイに連載しているコラム「TV見るべきものは!!」。

今週は、「Bリーグ開幕戦中継」(フジテレビ系)について書きました。


「Bリーグ開幕戦中継」は
TVの強みを発揮できるコンテンツ

それは歴史的な一戦であり、画期的なテレビ中継だった。22日夜の男子バスケットボール「Bリーグ」の開幕戦である。プロ野球にセ・パ両リーグ、サッカーにJリーグがあるが、Bリーグはそのバスケット版。既存の2つのリーグが統合され、新たに船出したのだ。

実はバスケットボールの競技人口は野球やサッカーより多い。しかし、国内プロバスケの認知度は低く、見るスポーツとしての存在感も希薄だ。

またアニメ化された井上雄彦の人気漫画「スラムダンク」の功績は大きいが、バスケ全体の盛り上がりには至っていない。世のバスケファンは、本場米国のNBAの試合を、BS放送などで楽しんできた。今回、ようやく日本のプロバスケも、地上波で生中継されるようになったというわけだ。

フジテレビは、これまでずっとバレーボールをもり立ててきた。スポーツのもう一つの柱としてBリーグを支援することは、フジと視聴者、双方にとって価値のある取り組みになるはずだ。

ただし、フジは中継の中で会場に招いた広瀬アリス・すず姉妹の姿を頻繁に映していたが、それはサービスの方向が違う。そんな時間があったら、シュートシーンのリプレーをもっと増やすべきだ。

見応えのあるスポーツ中継は、テレビの強みを発揮できる重要なコンテンツ。Bリーグを大切に育てていって欲しい。

(日刊ゲンダイ 2016.09.28)

祝!ファイターズ優勝!!

2016年09月29日 | テレビ・ラジオ・メディア



やっぱり、「神さま、仏さま、大谷さま!」

















栗山監督「ファイターズの選手たちは北海道の誇りです!」





遥か南の島 2016 Honolulu KZOO Radio

2016年09月29日 | 遥か南の島 2015~16/18









遥か南の島 2016 Honolulu Tom’s Barbar Shop

2016年09月29日 | 遥か南の島 2015~16/18











遥か南の島 2016 Honolulu Museum of Art

2016年09月28日 | 遥か南の島 2015~16/18


































































遥か南の島 2016 Honolulu Aloha Festival

2016年09月27日 | 遥か南の島 2015~16/18



























































ベッキーの「本格復帰」はアリなのか?

2016年09月26日 | メディアでのコメント・論評


ベッキーの「本格復帰」について、NEWSポストセブンの取材を受けました。

ベッキー 
ラジオのレギュラー決定も
本格復帰には厳しい見方

 10月1日スタートのFMの新番組で月1回レギュラーDJを務めることが明らかになったタレントのベッキー(32才)。不倫騒動後、初のレギュラーとなったが、地上波テレビのレギュラー番組にはいまだ復帰することができていない。9月10日放送のNHKドキュメンタリー『NEXT 未来のために』ではナレーションを務めたが、このときは声のみだった。果たしてベッキーは、本格復帰できるのだろうか?

 元テレビプロデューサーで上智大学教授(メディア論)の碓井広義さんの見立ては極めて厳しい。碓井さんは「『金スマ』への出方がとても悪かったと思います」と指摘する。

 5月13日放送の『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』でベッキーは中居正広(44)と共演。自身の心情や、ロックバンド「ゲスの極み乙女。」のボーカル・川谷絵音(27)の妻(当時)や関係者への謝罪を口にした。率直に気持ちを語るベッキーの姿は、ネット上などでは概ね好評だったはずだが…。

「まずタイミングが早すぎました。早くても秋頃だろうといわれていたのですが、事務所側に『忘れられる前に復帰させたい』という焦りがあったのでしょう。相手の奥さんにまだ謝罪もできておらず、ただ会う約束を取り付けたというだけの状態での収録は完全に勇み足。自分たちの都合を優先してフライングしていたことがバレてしまい、『まだ会ってもいないのか』と反感を覚える視聴者もいました」(碓井さん、以下「」内同)

 謝罪こそあったものの、“今後のベッキー”の姿が見えなかったことも、本格復帰を阻む一因になっていると碓井さんは指摘する。

 「相変わらず優等生の『白ベッキー』のイメージを保とうとしていたので、『結局、何も変わっていないじゃん』と思う視聴者もいた。『黒ベッキー』がいいかどうかはさておき、多少なりとも新しいベッキーとして登場しなくてはならないのに、休んでいる間、何を努力してきたのかもわからない内容でした」


 準備不足のまま復帰を急いでしまったことが、結果的に彼女の芸能活動にさらなる空白期間をもたすこととなってしまったのだ。

 今のところ、今回決まったラジオ番組、JFN系列のFM新番組『ミッドナイト・ダイバーシティー~正気のSaturday Night~』が唯一のレギュラーとなるが、ネット上では「もう需要がない」という厳しい声すらある。

「『需要がなくなる』というのはタレントにとっての宿命で、ベッキーさんに限ったことではありません。テレビの世界ではそもそも、『その人でなければならない』ということはなく、誰かがいなくなれば必ず他の誰かが穴埋めをして、自然にそれが馴染んでいきます。

 ベッキーさんがテレビの画面から消えて数か月が経ちましたが、いなくてもそんなに困らないことが視聴者にも分かってしまいました。本人に出たい気持ちがあっても、出てほしいと思う人がどれだけいるか、ということを考えたほうがいいでしょうね。

 もはやこれまでのイメージでタレントを続けることは難しいのですから、どうしても復帰したいのであれば、自分で自分の席をつくるしかありません」


『ニンゲン観察バラエティ モニタリング』(TBS系)ではベッキーが女子高生になりすまして街を歩く「木部さん」のキャラが人気を博していたが、9月8日の放送では広瀬すず(18)が女子高生「ルリ子」として街に繰り出し、ベッキー不要論に拍車をかけている。

 こうして徐々に自分のポジションを失っているベッキーだが、新たな席をつくるために、具体的には何をすればいいのか。

「最初は髪の毛をショートにバッサリ切るとか、そういう小さなことでもいいから、『変わった』ということを印象づけていけばいいと思います。もちろん内面も変わらなくてはいけません。そのためには自分にとってのお客さん、つまり視聴者との関係を見つめ直すことが必要です。地方局や今回決まったラジオ番組は視聴者との距離が近く、相手の素顔が見えやすい。そういう場所でのコミュニケーションを重ねることが、再出発の一つの方法だと思います。

 ただし焦りは禁物。5月の『金スマ』出演は、自分でかさぶたを剥いでまた血を流してしまったようなものですから、数年がかりの話と思ったほうがいいでしょう」


 レギュラー番組も宙ぶらりんの「お休み中」ではなく、正式に降板するなど、過去の自分と完全に決別したほうがいいかもしれない。

(NEWSポストセブン 2016.09.25)

遥か南の島 2016 Honolulu Blue Note

2016年09月26日 | 舞台・音楽・アート

























































































































書評した本:三田完『不機嫌な作詞家~阿久悠日記を読む』他

2016年09月25日 | 書評した本たち



「週刊新潮」の書評欄に書いたのは、以下の本です。

多胡吉郎 
『漱石とホームズのロンドン
~文豪と名探偵 百年の物語』

現代書館 2160円

同じ時代、同じ町に呼吸していた、夏目漱石とシャーロック・ホームズ。実在と架空、2人の人物が1900年代初頭のロンドンで交差する自転車、ガス灯と電灯、柔術、住居、さらに南ア戦争なども手掛かりに、著者は探偵さながらの推理力で知的冒険に挑む。


三田 完 
『不機嫌な作詞家~阿久悠日記を読む』

文藝春秋 1836円

「北の宿から」「勝手にしやがれ」「UFO」などのヒット曲で知られる作詞家・阿久は、稀代の日記愛好家でもあった。遺された27冊の記を解読し、本人の言葉を手掛かりにその人生に迫ったのが本書。仕事、社会そして自身を見つめる目の鋭さに圧倒される。


一柳 慧 『一柳慧 現代音楽を超えて』
平凡社 2160円

チェロ奏者とピアニストの両親の間に生まれた一柳慧。今年83歳になる現代音楽の第一人者が、自らの軌跡と創造について語る。大きな影響を受けた前衛芸術家、ジョンケージ。刺激し合った武満徹や黛敏郎。個人史であり、音楽論であり、現代芸術史でもある。

(週刊新潮 2016.09.22号)

遥か南の島 2016 Lahaina

2016年09月25日 | 遥か南の島 2015~16/18







ラハイナ浄土院 原 源照先生



























女優・中川梨絵さんのこと

2016年09月24日 | 映画・ビデオ・映像



女優・中川梨絵と「日活ロマンポルノ」

『週刊朝日』(9月23日号)に掲載されている、脚本家・内館牧子さんのコラム「暖簾にひじ鉄」。その中に、女優・中川梨絵さんのことが書かれていた。知らなかったが、6月14日に亡くなっていたのだ。内館さんとは、都立田園調布高校の同級生だったという。

中川さんといえば、黒木和雄監督の『竜馬暗殺』(主演・原田芳雄)などが知られている。しかし、個人的には神代(くましろ)辰巳監督『恋人たちは濡れた』が印象に残る。言わずと知れた、日活ロマンポルノの名作の一つだ。

”70年代の若者”としては、こうして「日活ロマンポルノ」と文字にするだけで、やはり懐かしい。小沼 勝『わが人生 わが日活ロマンポルノ』(国書刊行会)を開いてみた。

創立から、すでに100年を超える映画会社の日活。小沼監督は1961年に助監督として入社し、71年から始まる日活ロマンポルノを舞台に、怒涛の監督生活を送ってきた。この本は、自身の歩みとロマンポルノの興亡を綴った貴重な回想記である。

街に映画館が20館以上もあった時代の北海道・小樽に育ち、日大の映画学科で学んだ若者が見た日活撮影所は、石原裕次郎映画を軸に若さと活気に満ちていた。助監督修業を重ねながら、映画という虚構(ロマン)を作ることに没頭していく。

また本書には、ロマンポルノに咲いた女優たちの姿も活写されている。まずは、著者がロマンポルノ史上最高傑作と呼ぶ、『四畳半襖の裏張り』(神代辰巳監督)の宮下順子だ。

自身の監督作では、『ラブハンター熱い肌』の田中真理、『隠し妻』の片桐夕子、『昼下がりの情事古都曼陀羅』の山科ゆりといった懐かしくも艶めかしい名前が並ぶ。中でも『花と蛇』に主演した谷ナオミは別格で、SMの教養のない監督をリードする存在感と輝きは絶大だった。

さらに、小沼監督の映画に対する哲学が披露されるのも本書ならではだ。曰く、「完成を目指さないところに映画美は存在する」。また曰く、「映画とは充たされなかった夢を紡ぐ装置だ」。

読了後、急に日活系映画館の暗闇と、映し出された女優たちが恋しくなった。

中川梨絵こと中川栄(さかゆ)さん、享年67。

合掌。

遥か南の島 2016 Kapalua

2016年09月24日 | 遥か南の島 2015~16/18






























イーストウッド監督最新作『ハドソン川の奇跡』を観る前に・・・

2016年09月23日 | 本・新聞・雑誌・活字


映画『ハドソン川の奇跡』を観に行くのを楽しみにしている。

それで、このイーストウッド監督の最新作を観る前に、評伝を1冊・・・。

著名人の伝記や評伝の醍醐味は、 知られざる人間像にどれだけ迫れるかにある。

ジェームズ・スチュワートなどの評伝で知られる、マーク・エリオットの『クリント・イーストウッド~ハリウッド最後の伝説』(早川書房)は、俳優として、また監督として大きな存在感を示す男の軌跡を、光と影の両面から余すところなく描いている。

この本を読んで、まず驚くのは、イーストウッドが無名に近い駆け出し時代から、いずれは監督になることを目指していたこと。また、そのためには俳優としてどんなキャリアを積むべきかを常に考えてきたことだ。

TV映画『ローハイド』からマカロニ・ウエスタンのヒーローへ。そして『ダーティーハリー』の成功を経て、やがて自らのメガホンで撮るようになる。『許されざる者』では監督賞と作品賞をダブル受賞した。

その間の成功と失敗の舞台裏はもちろん、直情径行、いや無茶ともいえる(笑)女性関係の真相にもペンが及んでいる。何より本人の言葉が豊富で、読みごたえ十分だ。

遥か南の島 2016 Wailea

2016年09月23日 | 遥か南の島 2015~16/18