上智大学理工学部情報理工学科の高岡詠子助教授からお話があり、情報処理学会の機関誌『情報処理』に、震災報道について寄稿させていただいた。
ちなみに高岡先生は千歳科学技術大学光科学部での同僚。
ほぼ男子校状態だったキャンパスを、全身シャネルというお姿で闊歩していらっしゃいました(笑)。
共同研究でもお世話になった方であり、どんな依頼もお断りはできません。
9月号の特集は「東日本大震災 危機発生時の対応について考える」。
電話、携帯、通信インフラ、ネット、ライブストリーミング、ポータルサイトといった情報処理学会らしい項目に関する分析が並んでいる。
私の論考は「震災報道 メディアはいかに伝えたか―放送・新聞・出版」と題して、主に初期報道のあり方をまとめたものだ。
この初期報道を振り返ってみると、特に原発報道において“正確な情報”がいかに不足していたか、そして今も不足しているかが分かる。
そうそう、巻頭コラムの執筆者は“日本のインターネットの父”、慶大SFC環境情報学部長の村井純先生だ。
私がSFCの教壇に立ち始めた17年前、「ねえねえ、碓井さん。テレビはいつまで電波を使うつもりなの?」と訊かれたことがある。
写真のお顔も相変わらずエネルギッシュです(笑)。