衆院選 首相「国民の理解を得られるよう努力したい」 憲法改正で
大方の予想通り、今回は自民の圧勝で幕引きとなりそうですね。
現時点でも際立っているのが前職の再当選率の高さ。まあ、今回はぶっちゃけ閣僚W辞任による改造内閣の失敗をチャラにしつつ、衆議院の任期を延ばすための自己再生+延命選挙でしたから、この結果は十分700億を投じた価値があったのではないかと思います。
そこで、今度こそ真剣に議論して欲しいのが憲法改正についてです。解散前もそうでしたけど、改憲には両議院の3分の2の賛成という非常に高いハードルが設けられている中、幸運にも今回また与党内で人数的な基準をクリアしている滅多にない状況にあるわけです。もちろん前回も一度はそういう話も出ていましたが、アレはターゲットが96条という「改正ルール自体を改正しちゃおうぜ!」という誰が見ても明らかに姑息だと分かる手段に出てしまったため、味方も含め各方面から猛反発を受けて結局ボツになってしまいました。自分も流石にアレではダメだと思いました。そもそも自民党が一番変えたいと思っているのは9条なわけで、いずれ自衛隊の立ち位置や集団的自衛権などに憲法9条の根拠をもたせることは、もう避けて通れない道だと思っています。
もちろん、いざ変えるとなったらどんな文言にするかを含め、様々な方から助言をもらって議論を尽くす必要は当然ありますし、最終的には国民審査も待っているわけですから、その前にしっかりと国民全体に説明して考えさせないといけないのは当たり前です。ところが一昔前は「変えようと思って動き出すこと」すらタブー視されていましたし、未だに朝日を初め問答無用に反対する勢力は少なくありません。しかし、規則通りに憲法改正の発議をして、議論をし、国民投票で信を問う行為自体は、それこそ60年以上憲法によって守られてきた国民の権利なのです。車に例えると、ガソリンが高いからといってずっと車に乗らないでいたら、バッテリーやオイル等、使わないとどんどん劣化が進んでしまいますし、そもそも車を持っている意味がありません。憲法改正についても全く同じで、いくらハードルが高くとも、たまにはちゃんと機能するか、できる時にテストをし、ダメなら修正するというアクションを起こさないといけないと思います。今まで一度も動かしたことがない現状では、とにかく最終的に「却下」となっても良いから、できる時に一度「憲法改正の発議」をしてみたらどうかと思うわけです。
今回、安倍政権2年間の中間テストの結果が出たということで、心機一転、是非もう一度考えてみて欲しいですね。そうなれば、今回の戦後最低の投票率と争点が曖昧だったぱっとしない選挙にも、後の世には「改憲選挙」という大義がついて語られることになるでしょう。
大方の予想通り、今回は自民の圧勝で幕引きとなりそうですね。
現時点でも際立っているのが前職の再当選率の高さ。まあ、今回はぶっちゃけ閣僚W辞任による改造内閣の失敗をチャラにしつつ、衆議院の任期を延ばすための自己再生+延命選挙でしたから、この結果は十分700億を投じた価値があったのではないかと思います。
そこで、今度こそ真剣に議論して欲しいのが憲法改正についてです。解散前もそうでしたけど、改憲には両議院の3分の2の賛成という非常に高いハードルが設けられている中、幸運にも今回また与党内で人数的な基準をクリアしている滅多にない状況にあるわけです。もちろん前回も一度はそういう話も出ていましたが、アレはターゲットが96条という「改正ルール自体を改正しちゃおうぜ!」という誰が見ても明らかに姑息だと分かる手段に出てしまったため、味方も含め各方面から猛反発を受けて結局ボツになってしまいました。自分も流石にアレではダメだと思いました。そもそも自民党が一番変えたいと思っているのは9条なわけで、いずれ自衛隊の立ち位置や集団的自衛権などに憲法9条の根拠をもたせることは、もう避けて通れない道だと思っています。
もちろん、いざ変えるとなったらどんな文言にするかを含め、様々な方から助言をもらって議論を尽くす必要は当然ありますし、最終的には国民審査も待っているわけですから、その前にしっかりと国民全体に説明して考えさせないといけないのは当たり前です。ところが一昔前は「変えようと思って動き出すこと」すらタブー視されていましたし、未だに朝日を初め問答無用に反対する勢力は少なくありません。しかし、規則通りに憲法改正の発議をして、議論をし、国民投票で信を問う行為自体は、それこそ60年以上憲法によって守られてきた国民の権利なのです。車に例えると、ガソリンが高いからといってずっと車に乗らないでいたら、バッテリーやオイル等、使わないとどんどん劣化が進んでしまいますし、そもそも車を持っている意味がありません。憲法改正についても全く同じで、いくらハードルが高くとも、たまにはちゃんと機能するか、できる時にテストをし、ダメなら修正するというアクションを起こさないといけないと思います。今まで一度も動かしたことがない現状では、とにかく最終的に「却下」となっても良いから、できる時に一度「憲法改正の発議」をしてみたらどうかと思うわけです。
今回、安倍政権2年間の中間テストの結果が出たということで、心機一転、是非もう一度考えてみて欲しいですね。そうなれば、今回の戦後最低の投票率と争点が曖昧だったぱっとしない選挙にも、後の世には「改憲選挙」という大義がついて語られることになるでしょう。