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バドミントン躍進と報道

2014年12月22日 | 時事
高橋礼、松友組が初優勝=世界1位の中国ペア破る―バドミントン
最近の日本バドミントン界の躍進は目を見張るものがありますね。

ココに取り上げただけでも、今年は男子もトマス杯団体で初の世界一になり、女子はダブルスの高橋・松本ペアが一時世界ランク1位に輝き、そして今回、そのペアが現1位の中国ペアを破って見事初の世界一となったわけです。思い出せばロンドン五輪でも女子のフジ・ガキペアが初の銀メダルを取りましたし、今回タカ・マツペアが勝った相手はずばりその五輪決勝で完敗した中国ペアですから、たった2年で絶対王者のような存在を追い抜いたわけです。バドミントン界は、第一次ブームと言うべきオグ・シオの頃からぐんぐん後進が育ってきていることが伺えますね。今回は17歳の選手も活躍したそうで、選手層も厚いようです。これはもう東京五輪では金メダル間違いなしかも!?

しかし、非常に残念なことにメディアの関心はそれほど高くないのですよね・・・というか、明らかな競技差別だとさえ思えてきます。朝日新聞では、今回の優勝も一応スポーツ欄にはそこそこ大きく載っていましたが、男子団体のトマス杯優勝の快挙の際は自分の読んだ限り記事にすらならず、数日後に「ネットで話題」と言う感じのネタ扱いでしたしね。まあ、その時はなでしこのアジア優勝の余波に飲まれた感じでしたが、タカ・マツの1位報道もテニスの錦織の高々世界ランク5位が一面トップになり霞んでしまいましたし、オリンピックの銀も3日後に卓球の銀のニュースにかき消されてしまいました。極め付きはアジアカップのあの風で、「風に敗れた世界一」と揶揄され、競技自体に欠陥があるように扱われてしまいました。サッカーより激しく、テニスより素早く、卓球より幅広く動く必要のある、地上最速かつ最もハードな球技にも関わらず、バドミントンの扱いの低さには本当に承服できかねます。
競技を差別しないで見ていただければ、これはサッカーのワールドカップ優勝や、テニスの世界ランク1位撃破と何ら変わらない快挙であることが分かってもらえると思います。つーか今回の優勝記事は正にATPと同じく上位8人しか出られないファイナルで優勝したわけで、当然、新聞でも一面トップか写真記事であって然るべきだと思うのですが、今日の朝日は何か良く分からないケーキが写っていました。天皇誕生日もクリスマスまだ先ですし、わざわざ前倒しする必要は全くなかったでしょうに・・・まあ、巷では未だに「バトミントン」だと思っている人がいるくらいですし、この機会に各方面でドーンと特集を組んで宣伝してもらえれば、テニスのように競技人口がぐんと増えたかもしれないのになあ・・・「紳士のスポーツ」と言われるくらい、意外に金のかかるスポーツなので、景気回復にも一役買うこと間違いなしなのですがね。

安倍総理、第4の矢に是非バドミントンを(笑)