(株)カプロラクタム-blog

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キャッシュカード詐欺

2014年12月21日 | 時事
<不審文書>カード郵送指示、行員を装う 高齢者宅に /青森
何かココまで来ると騙される方もお人好し過ぎるのではと思うのですが・・・完全にカモネギですやん。

この手のオレオレ詐欺が防げない一番の理由は、犯人が明らかに「下手な鉄砲数撃ちゃ当たる作戦」に出ているのに、騙されなかった時点では逮捕することができず、騙された時点ではもう遅いことにあると思います。例えば息子を騙る不審電話を途中で見破ったとしても、「あ、間違えました」と済まされてしまっては、立件もできませんし、被害に遭いそうだったこと自体気付かないかもしれませんしね。向こうはキャッチセールスと同様、失敗したらどんどんターゲットを変えるだけですし、明らかにありえない話だとしても、万に一つでもキャッシュカードに暗証番号までつけて送ってくれる人がいればボロ儲けなわけです。過去最悪の被害額と言われている今年、こうして未遂に終わった事例も含めて徹底的に捜査できればもう少し防げたのではないでしょうか。

もう一つ、これも繰り返し言われていることですが、新たな手口が発生する度に警察やマスコミがこぞって手口を紹介するために、「その手があったか!」と言わんばかりに全国各地で類似被害が生まれてしまうことです。一般の人が新情報を入手し身構える早さ以上に、犯人側の方がこの手の報道に敏感なわけで、むしろ盛んに情報収集し、手口を修正したり新手法を取り入れたりしていることでしょう。おそらく年末までには全国各地のお年寄り宅にレターパックが届くのではないでしょうか。
まあ、かといって報道しないわけにも行かないということが、既に犯人側の思うツボなわけです。新名称、「思うツボ詐欺」なんてどうでしょう?(遅)・・・と、警察もこの期に及んでよもや「犯罪実体を表していない」とか新名称を募集しだしたりはしないと思いますが、それよりも効果的な防止方法のアイデアやノウハウ、もしくは何らかの防止装置・アプリなどを作った人に破格の懸賞金を用意した方が良さそうですな。

税金はこういうことに使うべきでしょう。