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決死の炎上商法

2015年01月14日 | 時事
テロの仏紙、500万部に増刷で史上最大部数に
以前にも書きましたけど、これこのままでは絶対に収まりませんよね。

せめてイスラム側が、ここの社長が表の顔で犠牲者の死をさも悼みながら裏で悪どく金勘定をしているような風刺画を発表すればイーブンになるのですが・・・で、非難を浴びたところで、「フランス人はユーモアを解さない」とか言い返してやれば、反論できないはずですからね。それで「心を傷つける風刺はユーモアでない」と気づかせる必要が、これほどの犠牲者を出してまだ姿勢を変えないこの新聞社にあると思います。テロに走るのではなく、ユーモアにはユーモアで応戦してやりましょう。

風刺とは、一般的に弱者である側が例えば王族や政治家などの強者・権力者に対して行うことで笑える要素が生まれるものです。日本でも江戸時代には様々な狂歌が詠まれたそうですしね。しかし、一部の弱者に対して行えば、ただの弱い者いじめでバカにしたに過ぎません。例えば相次ぐ異物混入事件で、「イナゴの佃煮の中に大量の虫(イナゴ)が混入」とか、「桃の中に桃太郎が混入」という風刺画は誰も傷つけず成立しますが、「STAP細胞にES細胞が混入」はNGでしょう・・・つーかそのまんまですし(笑)
マスコミは俗に司法・立法・行政を監視する「第4の権力」と呼ばれますが、それを自覚せず自らの監視を怠ったがために昨年も様々な問題が紛糾していました。今後はより公平中立な報道を心がけ、変な方向に「角度をつけすぎる」ことにはしっかりと注意するべきでしょう。この件の報道を見ていると、まあテロ組織に対しての非難は当然として、今の所は9.11の時のようにイスラム全体を一方的に非難するのではなく、過激派以外のイスラム教徒や移民達が被る偏見を心配する方向に寄っていて、暗に風刺報道を非難する立場を取っている気がするので、マシになったかなと思っています。海外の報道は完全に新聞社擁護の方向なので、この点は日本のメディアの方が一歩引いた冷静な目を持っていると言えるでしょう。あの朝日新聞(笑)ですら、自らの襲撃事件を引き合いに出して猛抗議かと思っていましたが、あれとは次元が違うと言わんばかりに件の風刺画は掲載しないなど冷静に双方の立場から記事を載せているようです。上から目線の成人式特集はいつも通りでしたが、この調子で今年こそはこの件を他山の石としてしっかり学んでもらいたいものですね。

どこか冒頭に挙げた絵を描いて炎上させてみない?(笑)