katsuまるはだかぁ 芸術家への道

モザイクアート一直線のkatsuの日記

リピ-タ-さんの教室と鏡のモザイク3枚目

2008-11-07 23:32:24 | 世界遺産をみんなでつくろ!
朝は当然、鏡モザイク。しかし今日は教室が午後からあり、4枚目の下地を作らないと
夜半に張る事が出来なくなるのも困るので、下地作り。

残った時間を仕上げのペンキ塗りも並行にやっていると、何とか間に合って教室。

文字までやっていらっしゃったので、今日から朝顔に入る。ひとまず色の確認をすると
3色を選ぶ。それでタイルを切ってもらうと、何やら様子が変・・・

慌ただしい切り方をする。なるほどね、そう言う事ね・・・と思い当たる節があったので
確認をする。どんな事を感じたか?と言うと、しばらくモザイクをしていなかった?

と言う事。すると久しぶりだと言う。やっぱり・・・その理由はこうだ。
忙しかった時間の中、しばらく振りで時間が空いたのでモザイクしようとやって来て、

今日はバリバリ進めるぞぉぉって感じかな?それでまだ経験値として少ない状況の元、
意気込みだけで先を急ごうとしていた・・・そんな感じ。

それでは上手くは行かない。モノ作りとはそんなに甘く無いのね。
先を急ぐ前に、久しぶりの場合は必ず当初の自分を振り返る事。

一体、あの時の自分は何を作りたかったか?どう言うのが作りたかったか?これが重要。
そもそも枠の色もご自分で決めた。その色は紫。

普通に考えれば、全体に紫色を多用しようとしたと思われる。ならばどう紫を使うか?
選択出来る紫は2色。ならば更に2色以外に使えるか?嫌なのか?これから始まるはず。

するとピンクを選ぶ。そこで3色になる。ではどう使うか?あくまで紫をベ-スにするなら、ピンクの割合だけが大事になる。では・・・何割をどう使う?

外側にピンクを多用すれば黙っていてもピンクが強くなる。だからそれは無い。
では薄い紫と濃い紫の2色をどちらを外側に使うか?これもすぐに考えなくとも答えは

出る。外から中へ向かって薄くして行った方がスマ-トだろう・・・これによって
方向性が決まった事になる。次は切り方。ラッキ-なパ-ツは使わない。

偶然をいつまでも利用していては、全く上手くはならない。必ず必然を手に入れる事。
それを前回の教室では教えたので文字を見て欲しい。

家で作って来た文字の精密度。同じ幅ですべて綺麗に切ってある。これが出来た人が、
後はバックだから・・・と気を抜いたやり方をしてはいけない。

そこを指摘し、何と無く・・・ってパ-ツを取り除いた。何故取り除けたか?
つまり置いてあるだけで、次々と並べてあっただけだから。

これもやっていては上手くならない。つまり理由はこうだ。1枚目をコンセプトの元、
張り出したのなら、2枚目はそれに準じて色を選び大きさ、形合わせて行く・・・

この繰り返しをする訳だ。なのにただ暫定として置いていては、いつ何時でも変える事が
出来るのなら、もし最初の1枚を変えてしまう事があるのなら、全く何をしていたんだか

判らなくなる。つまり何もしていなかった事になる。きちんとコンセプトにそって作ろうとすれば、それに近づこうとして行くモノである。

なのに、そこをしっかりしていない状況で始めると、すべてが根拠の無いモノになるのだから、確率としては偶然頼みになる。

そんなモノは、最初から2割5分。人が根拠の無い事をやって成功する確立なんてものは。
これも当たり前の事。良い例がプロ野球。毎日練習して、あれだけの努力をしても、

何の根拠も無く、デ-タも無しで、ただ振り回していれば通常の人の打率なんてものは、
そんなもの。しかし今回はコンセプトはしっかり確認した訳だし、

実力を測るには、文字で十分。それならば割るでは無く、切るって事が出来る人である。
割るとは?偶然。切るは?必然。それならば、色合いは決まったのだから、

切り方は外を大きめ、中を小さめ・・・みたいにメリハリも付ければ、なお有効手段だと
思われる。これが1つの考え方。では2つ目。常に言っている逆も真なり。

つまり全く色を選ばない方法がある。小さなうながっぱのように・・・しかしこれは無理
何故なら、枠が紫になっている事。その選択も残したいのなら、枠は黒にすべき。

白黒は何色でも合う。白と書かなかったのは、おそらく黒の目地の選択をしないだろうから、淡い色の仕上がりになる。ならば枠が白ではボケてしまう・・・

そうやって消去していく方法を取る場合、底辺の考え方を広げて消去して行かないと、
常に幅の狭い消去になるから。こんな事からもコンセプトは大事。

こんな事を踏まえてやって行く。しかもその道順も決まっている。1枚の花びらを完成
する・・・ここでそれを確認しながらやれば、その繰り返しを家で出来る。

つまりこの1枚の花びらがサンプルになるのだから。すると最後に文字の入っていない
場所がやって来る。そこがこの作品の遊び部分となる。

必ず慣れて来る。慣れた最後にやって来る花びらには邪魔をする文字は無い。
そのままやればすんなり終わる。それを遊び心で虫など作れば、面白さは増すし、

虫なんて新たなハ-ドルが出来る。それが常に向上する・・・に繋がって来る。
勿論、それもやるやらないは、ご自分の判断。

常に、底辺を広げる役が指導者。そしてその広げた選択の後、どうすれば・・・?と
相談に乗れる腕が必要になって来る。

オリジナルの教室とは、向き合って作って行くと言う事。二人三脚なのだ。
信頼関係と努力、根気、そんなモノが必要になって来る。

次にいらっしゃるのは、タイル不足になるか?最後の花びらで遊ぶか?目地か?の
いずれか?と言う事になる。今日のペ-スでやって行けばかなりのグレ-ドの作品に

なると思われる。さてどうなるかな?楽しみだ。

さてその後の鏡モザイクは3作目がこれ。




まっ2作観てしまっているから、真新しいモノは何一つ無いんだけれど、やはり完成度と
しては、段々良くなるほっけの太鼓って感じには思える。

そして4作目・・・実は、常に一応かぶらないように、色合い、形と変えている。
外観の丸は変えるつもりは無いけれど、曲線好きなので曲線が多かったけれど、

あえて角張った直線と、今まで1つ必ずベ-スになる色を選んで、3作共に似ているけれど、違う色合いになるように作った・・・しかし4作目は3作目まで使ったすべての色を

入れるランダム方式。つまり割りと流動的に見えるように、規則的にやって見た。
それがこれ。



明日上手くすれば完成予定。明日はおっsan教室。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ご新規さんの教室と鏡のモザイクの続き

2008-11-07 00:18:23 | 世界遺産をみんなでつくろ!
朝はとても慌ただしかった。支払い・・実家にある請求書を取りに行って、家賃だ携帯だ
車検の整備代、そして山周さんとカネキさんの材料代・・・・

予定では11時にはアトリエに行けるだろう・・・って感じだった。実際到着は20分前。
完璧ぃぃ、これなら間に合うかも・・・鏡の下地作り。

何しろ1時半までに作らないと、2時からはご新規さんの教室。それまでに終わらないと
夜半の作品作りが出来なくなる・・・

前日に寸法の墨付けはしてあるので純粋に切る、彫るだけ・・・
これも泣き泣きクリア-して御客さんを待つ。

今日のご新規さんは遠方から。そうねぇ昔、大洋ホエ-ルズなんて球団だったなぁ・・・
その場所は。今何て言ったっけなぁ・・・

一応いつものように挨拶と軽い説明をして、プレ-トを出して下絵に取り掛かって
貰おうとしている間に、虫が好きなんて話が出て来た・・・

まさかなぁ?と思ったんだけれど、実はこのプレ-ト夏の教室やイベントで使ったんですけど・・・って言うとあら・・・気に入ってもらっちゃったのね。

それでカタツムリ。何しろ、アトリエの作品の中でもクモの作品を見て、良いですねって
言ってもらえるのだから、この選択も今となっては不思議じゃない。

そんなこんなで始まって、しばらくすると・・・会話の中にまた、えっ?って事が・・・
妊婦さん・・・いつも教室は基本的に教える時だけ手元を見て、なるべくやっているのを

じっくり見ないようにしているのね。ご新規さんの場合・・・リピ-タ-は気にしない
けれど、あんまり良い気分では無いかな?とも思って・・・・

だもの気が付かなかった。更なるプレッシャ-って感じ。俺にとって妊婦さんはあまり
見た事の無い、とてもどう接するのが良いのか・・・・?そんな感じ・・・

でも割と話をして下さったので、話を拾って会話をしていると、来月の予定と言う。
そうなって来ると、のんびりは出来なくなる。

何としても、来られる日数は少ない訳で。その間でペキペキのモザイクは一人で出来る
ようになってもらわないと、そうそう簡単には出歩けなくなってしまうだろうから・・・

何しろ結果をすぐに出すって難しいから。ただ作りたいと思う物がはっきりしているから
非常に教えやすい。次回、もうワンチャンスあったら家で一人でやるようなアイデアを

考えてあげられると思う。初回からピンセットの使い方が上手い事もあり、2作目は
大いに期待出来る・・・そもそもピンセットを日常で使う仕事らしい。

そりゃ上手いはずだわっ。

さて教室も終わり、当然鏡のモザイク。ひとまず完成した2枚はこんな感じ・・・・



まっ全く嫌われる事も無いだろうし、物凄く目立つ事も無い、存在感の薄い感じもするし
かなり俺が作ったにしては、間違い無く淡々と作った・・・なって感じにはなっている

と思うから、納得はしている。こう言う作品は、数点一緒に見ると存在感が出て来る・・
そうねぇ比喩は悪いが、足軽モザイクかな。

戦場で足軽1人なんぞ確かな腕があれば、気を抜かねば何の問題も無いはず。
しかし、何人、何十人、何百人と束になってくると、そりゃ迫力や存在感を発揮する。

だから、4枚を一緒に展示すれば作品に存在感が生まれるが、1枚、1枚になってインテリアになった時には、邪魔にならない程度の存在感になって違和感が生まれないと思う。

そんなコンセプト。そしてその流れをくんだ更なる1枚は、こんな感じ・・・


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする