katsuまるはだかぁ 芸術家への道

モザイクアート一直線のkatsuの日記

人形作家の都甲さん教室

2014-03-05 00:21:40 | モザイク教室
今日は急きょ予約が入り、人形作家の都甲さん教室。前回、インフル事件の失態をお詫びしてのスタ-ト・・・・もうすでに張り終わっていて、目地のみのお教室。

もう目地を入れる前から、完成度が良いので、どうしますか?と逆に質問になる。
そもそももし、ボンドがはみ出したりしていた場合、黙って白っぽい目地となる。

それはボンドが白いから。それを隠す為にもそうなる。がしかし、これ程、丁寧に仕上げ、尚且つタイルにも付いていたボンドも、きちんと取ってある。そんな理由から。

すると、体は白っぽく、バックは色違いで・・・って出来ますか?って話なので、どんな感じにしたいんですか?と質問すると・・・ん・・・ベ-ジュかな?って色を言うのね。

ここが大問題なのね。例えば、タイルなら自分の選んだ色のままで、目地をしたってそんなに変わらないように見えるようにはなっただろうが、ガラスタイルは透明度が売り。

つまり目地をすると、目地の色でくすんだりもする。しかも色目地は粉のままの色と、水を入れて練った色では違っていて、もはや経験値が無ければ、どうなるか判らない。

しかも、更に微妙な色であればブレンドしたりもするので、ほぼどうなるやら・・・って感じになる。つまり、いかに雰囲気を俺に想像させるか?になる。

そこで1つきっかけになるような事をお話した。例えばこの銘木。洞窟とかに見えないかな?もしそう見えたのなら、洞窟って言うのは暗い。ただ暗いなら黒では安易。

何故なら黒は恐らく墨のような成分が入っていて、くすむどころか場合に寄っては、シミになる。それだと汚らしくなる可能性が高い。しかも体は白っぽく・・・と言っていた。

白は少しでも汚れたら、その時点でもう価値が半減と考えれば、表現は白っぽいって言うのは白では無く、白から変化では無く、白以外の色に白を足して、より白に近くする。

そんな考え方となる。つまりベ-スは白では無いものになる。とは言え白っぽい事には変わり無い。そうなると、バックは逆に対比として考えるなら、黒では無く黒っぽいになる

。白には黒。白っぽいには、黒っぽい・・・・ってね。

けれど、さっきベ-ジュと言った人と考えれば、黒よりでは無い・・・。
では黒では無く、黒よりの目地材となると、ブラウンとなる。更にさっきの話を持ち出す

つまりブラウンよりのベ-ジュと考えられる・・・さっきの洞窟に見せるとしたら・・・こんな感じ・・・って、根拠を持って流動的にする・・・って言うのは、

こんなやり方になる。って言って見たのね・・・・これを目地を知らないのに、色決めをした所で、感のみになる・・・そこを、これをどう見せたいか?どんなシチュエ-ション

なのか?を伝える事で、そのカバ-・・・そうね、見えないものを見る目の代わりを俺がやる・・・そんな指導が都甲さんには良いのかな・・・って話。何故なら、

何しろ作家さん。常に感性で作っている人。つまり自分完結なのね。逆に俺はその人に教えないとならない先生となると、何らかを伝えてくれないと読み取る事が出来ない・・・

何せ全てが流動的。やって見ないと判らないし、その結果次第では、それに合わせて行くので・・・ってスタイルなので、決まりが無さ過ぎる。

要するに出来るだけあれこれと、色んなケ-スを説明し、それを踏まえて、何にも使わない・・・それ以外の何か・・・にたどり着くなんて事も多々ある・・・けれど、もし

今後、更なる向上と言うのなら、こんな感じに・・・と言う、具体的とは言わないが、
せめて雰囲気だけでも伝わるニュアンスだけは、伝えてくれるとそれならこんな感じと、

ピンポイントで時間を使えるが、ありとあらゆる説明をする行為は中々大変なのね・・・
時間も掛かるし、想像力を屈指して使われなかった場合、結構なダメ-ジもあるのね。

しかも、こんな作品ともなると、ただ出来た・・・では無くなる。しかも都甲さんは、この作品を売るって前提。だからこそ、余計にそう思ったりもする・・・・。

売り物だからこそ、余計にこちらとしてもプレッシャ-も掛かる訳で・・・。
趣味であれば、少々の失敗は、次回への布石。良い勉強をした・・・になるが、

売る前提はプロ。しかもkatsuに習った・・・となると、それ相応の指導をきちんとしたか?になる。だから、責任のかけら・・・くらいはある訳で・・・。

そう考えると、なるべく1人で困らずに進めるように・・・質問はすべて答えた・・・
そうしないと、たった数回の指導で、こうして自宅で完成させちゃうのだから・・・。

まぁ何しろいつもと違う・・・ってのが伝われば何よりなのね・・・。

それはそうと、翌々聞くと数日前からすでに個展が始まっていて・・・・これを今から展示する・・・って。おいおい、完全に急いでいるじゃん・・・ってこんな感じなのね。

都甲さんって・・・。ただ、のん気って言っちゃのん気で、あっ別に慌てて無いし・・・って・・・そっちがそうでも、先生としちゃ慌てるでしょ?・・・誰でも・・・。

そんな訳で・・・お知らせ。


この作品も展示販売されています・・・との事。

これも1つの上手さ追究なんだけれど、いくらで売ってもプロはプロ。お金を取ると、質が問われる。それが責任となり、それが実力の基準の1つともなる。

もはや、俺と同じ土俵に上がったと言う事。売れる売れないは時の運もあるが、売る前提と言うのは、そう言う事でもある。だから、以前みんなで作った金魚はこれと同じ。

いつ何時、お客さんが付くか判らないが、その時に賃金と戸惑いや嬉しさを同時に経験する事になる・・・・それもこれも、こうしてやってくれる人がいると、現実味が増す。

そう言う点でも、中々面白くなって来た。良くこれだけの作品を作ったのね。
お疲れ様でした。

その後、富岡公民館の下地終了。




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