katsuまるはだかぁ 芸術家への道

モザイクアート一直線のkatsuの日記

シドさんの新作に入る・・・・

2014-11-07 00:33:14 | モザイク作家
ってその前に、昨日のユニディの画像が届いたんで・・・・。


何かいつものサイズじゃないので見にくい感じはあるものの、無いよりは伝わるでしょ?こんな表札って言うか、看板なんてそうは無いと思うのね・・・・。随分と手の込んだ作品になっている。

そうね、今日の前フリに使うには最高の題材なんで、モザイクを一切やった事の無い人にも判るように説明すると、そもそもこれだけ取り付けたとしても、素晴らしいね・・・って話なんだけれど、知っている人は判ると思うんだけれど、前作の立体カエルも、

一緒に取り付けとなるのね。そしてその壁一面が壁画となる。つまりその一部になるのだけれど、カエルがとぼけている分、この表札はとてもおふざけ無しで、かなりフォーマルに作られている。がしかし、とんぼを入れる事で情緒も入れて・・・・。

つまり方やカジュアルでいて、表札や看板って部分はきちんとフォーマルにする事でメリハリを利かせている訳で・・・。
それでいて情緒も入れて・・・単に真面目やきちんとだけのもので無く・・・ねっ。つまりそんな作戦に切る張るの技術を上乗せ。

上手く見えて当然なのね。それだけ揃えばね。・・・・ではこんな事を踏まえて今日の俺は何をしていたか・・・?
ほぼド変態な話でドン引きする人がいるかも知れないけれど、ある意味こだわりとは?そんなものなのね・・・。

では、一体どうやって新作に入る準備をするか?になるんだけれど、まずイメージ作りなのね。良くみんなはイメージと言うと、勘違いしていて、この時点で実はほぼ具体化してしまって、イメージとは名ばかりで、ほぼ決定事項になってしまっているのね・・・。

それは完全に腕利きならどんな作り方をしても良いけれど、まずは1つの例として俺の作り方をご紹介って事で・・・。
それでは・・・まずシドさんからの依頼を受けた時に、モチーフ確認となるのだけれど、今回は一体何?って事になるのだけれど、

シドさんは独特でね、モチーフにあんまり興味が無く、水色で細かくて癒されたい・・・そして赤は嫌い。ほぼ打ち合わせで聞いた事はそれだけ・・・・。それでね、ここからイメージ作りになるんだけれど、その前に俺は気持ち作りになるのね・・・。

それには音楽。今回は一応確認の話はした時点で、昔と何が変わったか?何が変わっていないか?みたいな事を考えてね、切ないってキーワードが必要な気がしたのね・・・。だって癒されたい・・・って言葉があったでしょ?

そもそも癒されたいってのは、戦ったり、休まる事の無いような事を経験しているつかの間の休息みたいな事で、終わりの無い状況なんかに必要となる言葉な気がするのね・・・・。つまりそれを選ぶ事イコール・・・切ない・・・に繋がるでしょ?

その時に、ただ切ないのみでは辛くなる。けれど、その切なさよりもそれに負けない何か?があると、砂糖に塩の関係になる。
その時にシドさんが好きで選んだ色をふんだんに使ったとすると、好きな色なんだからご満足なんでしょ?

つまり色は言われた通りにしたとして、要するに模様が切ないように見えて、色が癒すに値するのなら、想像以上な仕上がりになるはずなんだけれど・・・・、。だからキーワードが切ないになる。

さてそこから導き出された今回必要なアーチストが椎名林檎さん・・・。これはあくまで俺の主観なんでご意見は受け付けないけれど、そもそもただ癒しだけなら、松たか子さんのような歌声はホッとするでしょ?何しろひたすら暖かい。

明日春がきたら・・・って言ったっけ?あれは良かったのね。それを宇多田ヒカルさんに変えると、何か歌声もお母さん譲りで、
切なさが半端無い。しかし、かすかな希望みたいなものが感じられると、それはそれで後1歩・・・寸前で助かったって感じがする

当然、万が一、林檎さんが詳しくない事を考えると、保険に宇多田さんを押さえて置くにして、林檎さんの歌声は女の人の搾り出す本音のように聞こえるのね・・・・。けれど、その本音が時に聞き方一つで心地良く聞こえたりもする。

本音がえぐるように厳しくても、本音だけに嘘や体裁が無い分、すがすがしく聞こえたりもして・・・。
そんな訳で、まずは本能って曲のリピートから始める事にする・・・・。当然、さわやかな気分にはならない訳で・・・・。

人に寄っては、馬鹿じゃん、そんな事をして・・・・ってね。でもね、演歌でスピード違反で捕まる事出来る?
ほら、そう言う事なのね。つまり気分って言うのが人にはあるのね。

だから、意味が判らない英語であってもリズムと言うか、ピートで乗ってしまうとスピードが出る事がある。けれど、意味も判っていても、もみ手な感じの演歌では、スピード、リズム、ヒート・・・何1つアクセルに連動しない。

つまり脳にそう言う操作を出来たとしたのなら、それをベースに何か考え出す・・・そう言う感じを期待するのね・・俺の脳に。
要するに今日は、切ない・・・・そんな気持ちにしようとした1日なのね・・・・けれど、それはある意味憂鬱にもなる訳で。

これが結構辛いものなのね・・・しかも、更に切なさを・・・となれば、歌詞を掘り下げる訳ね。そもそも歌は、歌詞と曲で倍の倍更に倍・・・・みたいに竹下景子さんに3000点って感じ。つまりモザイクの切る張ると一緒なのね。

おっと話を戻して、歌詞に入り込むと、当然ビートのような軽さだけでは無くて、その意味が判ると更に感情移入が出来る訳で・・・しかも、切ない・・・がテーマなのだから、切ないが上乗せになる訳で・・・・しかも丸々1日・・・。

しかも、林檎さんをこんなに聴くのは初めてなのね・・・。予定通りに良いのね・・・今回のイメージ作りには・・・。
これがね、例えば、どうして林檎さんを選んだの?って事になると、全く知らなければ選ぶ事が出来ないでしょ?

だから聴いた事があるって事なのね。そうね、知識無く最初に感じたのは、やさぐれたような歌い方。見た目はそうでも無いのに、歌い出すとべらんめえだし・・・・ただその声が個性的で、ファンじゃなくとも一度聴けば忘れない・・・そんな感じ。

それが先日ユニディの家に向かっている時に、ラジオでゲストに出ていて、歌詞について触れていたのね・・・そこで非常に興味が沸く話をしていて・・・もしかしたら・・・と思ってね。

例えばユーミンがお洒落な恋愛の歌を歌う人だとして、その人が教科書に載る様な、春よ来いを歌う訳よ・・・伝わるかな?
あの神々しい歌詞は、判らないながらいにしえの・・・遠い記憶へと導かれる・・・それは俺の歴史では無くて、

DNAって言うか、祖先の記憶でも甦る様な・・・そんな感じ。それでね、もしあんな歌い方だったとしても、もしそんな事を考えさせられる歌詞だったとしたら、見た目などからの勝手な人の思い込みになる・・・・

そんな事から、切ない・・・の歌声の保険は宇多田さんとして、新鮮な聴いた事が無い林檎さんを聴く事にしたのね・・・。
すると、やはり歌詞がやさぐれな歌い方とは違って、描写や言葉の羅列が非常に興味深く、とても繊細で・・・。

しかも、何だろう・・・アングラな感じで・・・むしろ藤圭子さんの娘は林檎さんの方じゃない?って感じの、その庶民の女の人の本音・・・そんな感じで、宇多田さんは品のあるお嬢様の歌詞って感じのお母さんに無いお洒落な歌に聞こえるのね・・・。

何か同じ切ないでも、林檎さんのは日々の生活を絞り出すような・・・そんな切なさで、何かあぁそうだよ・・・そうそうって感じなのが、宇多田さんのはエバでも使われたくらいだから、壮大なスケールな歌だったりもする・・・。

まだ聴き始まったばかりの感想だけれど、何しろそう言う切なさを聴きつつ、ラインを引きたい訳なのね・・・。そんな事馬鹿馬鹿しいと思う人には全くお勧めは出来ないし、何の関係もないかも知れない。けどね、確実に聴き込めば切ない気分にはなる。

感情移入出来ない人は無理だろうが・・・・そもそも感性なんてのは、個性なんてのは、揺さぶったり揺さぶられたり、意識無く入り込み、意識していない人に、何かなぁ・・・理由は判らないけれど気になる・・・そう思わせられれば成功な訳で・・・。

しかも作り手は偶然じゃなくて、必然でそれを作って行く・・・・ちゃんとね。その作り方の1つとして気分の作り方・・・それが俺のやり方。常にそれが自分の好みの音楽を掛けて作ったとして、何を作っても同じ歌で、喜怒哀楽が出せれば天才なのね。

俺は努力で脳を操作しないと、人の悲しみや苦しみなんて判り兼ねるし、勿論、そんな事した所で判るはずも無い・・・。
ただ何も考えないよりは、多少でもそう言う気分になる事で、こんな事もあるかも知れないし、あんな事もあるだろう・・・

そんな事を感じられたら・・・今度はそうだとしたら、どうしたらそんな気分を少しでも解消する事が出来るのだろうか?となる。
つまり癒しを作って・・・と頼まれて、はいはいって作れる作家さんならともかく、俺はそんな簡単には作れない。

何しろ最低値段分の悩みを抱えるべきで、それがお客さんが支払うお金に対する対価の代わりとなる・・・と考える。
つまり本当に芸術とまで上るのなら、その関係がイーブンなら、単なる商売で、見合ったモノとなる。

がしかし、もしそれを上回る事が出来るのなら・・・・そして付加価値を持つ事があったのなら・・・?それはまさしく芸術の方向に向かっている話になると思われる・・・。勿論、視点をお金に置けばこんな話になり技術となれば、術にならないと単なる仕事

で、技の術はその精度であり、芸の術は、まるで何々のように・・・の感情移入であり、美の術は、技を屈指して美しさの追及。
俺はそう思ってやっているのだけれど・・・・。そしてプロなら上手くて、凄くて当たり前だと・・・・。

さてさて、それじゃ先日、かぐやの娘に私の絵の感想を聞かせて・・・・と質問されたので、じゃ俺も・・・と、電話をして・・
どんな感じ?って言うと、葉っぱとか羽に見えたり、こうもりにも見える・・・とか、katsuってラインがあって・・・・

アールヌーボーとは違って・・・要するにスマートで綺麗なだけのラインじゃないって事ね・・・それならまずまずなのね。
ちょっとイラッとするラインが欲しいのね・・・・そう言う点でも、取っ掛かりの1枚目にしてはね・・・。

わぁ綺麗ぃぃって言われなければ十分で・・・。勿論、この段階で綺麗って言ってくれるのなら、それはそれで、そう言うイラッと感が薄く感じただけで、万人の味付けは無理なので、最後はシドさんがどう感じるか?になるのだけれど・・・。

いずれにせよ、何日か続けて見て、その日だけの良さでは無ければ、下絵をシドさんに見せに行っても良いが、まだ1日目・・・。
けれど、そこそこな1日だった・・・。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする