今日も引き続き空の湯の男湯編。昨日も触れたけれど、どうしてもまとまった色を使えた女湯と違って、縁取りの線だけの男湯は細かさだけが売りになる・・・しかも古代の絵ばかりなんで、余り原色を使って派手にすると安っぽくなるし。
本来ならマットで黄土色だらけでも良い位だけれど、比較した時に地味になり過ぎても・・・とか考えるし、とは言え、お披露目する時以外は別々になってしまうから、そんなに気にしなくても良い感じもするが・・・。
と言う事も踏まえて、いくらか色を使い始めたのね・・・それが似合うものと似合わないものがあるからね・・・。それと、女湯と違って飛行機の大きさと他のモノの差が余り無いので、飛行機を目立たせるには?と言う事と、日航をイメージして、紅白になったのね。
そこで白は飛行機以外には余り使わない方向で、逆に目立たせよう・・・って事にしているのね。そんな中、ある意味ボスキャラ的になるのが、ゾウだと思うのね。

ゾウだけは鼻と頭に自由な事が出来る広めな空間があって、ある意味そこがソロを弾ける部分って感じなのね。ここで色を入れると、そこに使った色が他の部分の前フリになって、他の部分にも使いやすくなると思うのね。
それと、ゾウの縁取りに使ったタイルが、レトロなお宝タイルなのね。モヤモヤっとしたマーブルなのね。だから単なるグレーでは無く、近寄るとモヤッと見える事が、見る人が引っ掛かる部分になるはずなんだけれど・・・。
これを矢沢永吉さんは、フックと表現しているんだけれど、普通って事から外れる何か?って部分って意味だと解釈しているんだけれどね・・。そう言う点では、鶴に見せる所は紅白としてシンプルにして、女湯では空に白を使ったけど、
鳥に被るんで、そこは青に変えるつもりなのね。ただそこを鮮やかにすれば、古代の方が余りにも地味に見えるだろうから、その青を古代側にも入れてバランスを取ろうと思っているのね。ただ女湯は、何も考える事無く決まった色があって、その通りにするだけ。
けれど、男湯は鶴以外は何も決まっていない中、これがこうならこう、これがこうならこう、って具合に、1つ作っちゃ様子を見て・・・って感じで、作っている自分も大まかな事しか何も決まっていないのね。ただバランスだけ。
そうこうしていると、いつの間にか終わりが来るって言う作り方になる。ある意味、男湯の数少ない自由な部分なのね。デザインとしては、ゾウの頭と鼻で、日航のイメージって部分では決め事になるから、古代の部分の色。この2つは自由な部分・・・。
とは言え、どんな色であっても、これ何?って雰囲気にはなるだろうから、一応目的には対応出来ているとは思うんだけど・・・。