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日々感じたこと、心に残ったこと・・・綴っていきますね。よかったら、立ち寄って下さい。

出逢い・・・別れ

2010年03月31日 | Weblog
教員になって思うのですが、3月31日と4月1日は、大きな環境の差があります。3月31日。今まで、一年間、一緒に生活をしてきた先生たちが職員室にいます。しかし、4月1日は、赴任してきた先生たちとの新しい生活が始まります。



 今回、5人の先生たちが離任をしていきます。今日、3月31日。転任していく先生たちが、身の回りの整理や引き継ぎをしていました。その様子を見ながら、寂しく感じました。もう、一年間過ごしてきたみんなで過ごすことはないのです。4月からは、新しい生活が始まるのですが、寂しさが募りました。



 そして、時間になると、
「お世話になりました。」
という言葉。下駄箱まで見送りました。袋に上履きのスリッパなどを詰め込んでいる姿に、いろんな思い出がそれぞれによみがえってきました。離任をしていきました。




 そして、17時。帰る時間となりました。退職される学校嘱託の方と戸締まりの確認をしました。この一年、本当にお世話になりました。いろんなことを教えてもらいました。



 校門の施錠をして、「いろいろありがとう。」と言って車に乗って帰って行きました。車を、見えなくなるまで見送りました。ぐっとくるものがありました。


 自分の車に乗って、エンジンをかけようとすると、電話がありました。
「先生、見送りありがとう。」
そう言われると、ぐっとこらえていたものが、壊れて涙が出てしまいました。
「本当にお世話になりました。」
とせいいっぱいの言葉で言うと、
「もう、それ以上は・・・」
ということで、電話を切りました。




 明日から、また新しい生活がスタートします。しかし、三光に来てからのいろんな出会いもいつまでも大切にしていきたいと思います。




 「箭山の空」も今回で最終回です。「箭山の空」にこの一年間の思い出が詰まっています。この一年間、本当にありがとうございました。冊子にして大切にとっておきます。

かったかくん流学級経営論・学力論⑩

2010年03月31日 | Weblog
①2日一回は、5教科すべての家庭学習を自主学習の中に取り入れよう



自主学習に取り組む前に、まず、学習スタイルの確立が大切です。生徒にこんな質問をしたことがあります。



「家で、社会はいつ学習した?」
「えっと、いつだっけ。家ではほとんどしていない。」
これでは、学習していない教科の力がつくはずがありません。また、点も伸びません。計画的に学習する力がついていないのです。担任や学年主任をしたときに、必ず生徒にさせることがあります。



「2日に一回は、5教科すべてを学習しよう。」です。そして、2時間30分の家庭学習の時間を提起します。



1 英語・理科・国語
2 数学・社会・国語



この教科を必ず、交互に学習させます。1の日には、英語に1時間、理科に1時間、国語30分。2の日には、数学に1時間、社会に1時間、国語に30分です。このようにすれば、5教科を2日のうちに一度は学習をすることができます。「いつ、勉強したかわからない。」ということはなくなります。




「英語ができない」生徒の場合、その原因をたどると、家庭学習時間は、たいていの生徒が少ないか、していない傾向があります。その原因に「英語ができない」生徒の家庭学習時間は、たいていの生徒が少ないか、していない傾向あります。




できる生徒とできない生徒には、学習経験の差が考えられます。「数学が苦手だ。」という生徒がいます。苦手というと、その時点で、意識の中に、数学ができないと認識して、ずっとそれがハンディとしてつきまといます。




「苦手ではなくて、点をとりにくいんだ。あなたの学習経験が少ないんだ。」と言います。



数学の学習経験を増やすことを考えてあげます。家庭学習を2時間30分とするならば、2の学習時間を数学に1時間15分、社会に45分、国語に30分と設定します。少し、取り組み方に変化を持たせます。




大学受験は、教科によって、傾斜配分があるところがあります。大学によっても受験教科が違います。傾斜配分の高い教科の点を取りやすいと、合格しやすくなります。




一方、たいていの高校は、5教科すべてが受験教科となっています。高校受験は、大学受験とは、性質が違います。




どの教科の点も伸ばさなくてはならないのです。例えば、数学の点が取りにくいと、その分を他の教科で補わなければなりません。




高校受験は、点をとりにくい教科を作らないことが大切なのです。そこを意識して、家庭学習の取り組みをしていきます。