

12月の終わりと1月の最初の学校便りを持って、地区を回りました。一度に全体を回ると、4時間くらいかかるので、2日くらいに分けて回っています。いろんな方と話せるのも楽しみがあります。
昔からお世話になっているあるご夫妻の家に行きました。
「まあ、せっかく来たんじゃき、あがんない。」
という言葉。
言葉一つひとつに重みがあります。
「お父さんももう84になったんよ。」
と奥さん。元気です。それが何より嬉しく感じます。
「最近は寒いので、起きるのが遅くてね。片付けてなくてごめんなさいね。」
という話から、
「お父さんは、起きてこたつに来てから、わたしに必ず「すまんの。」という言葉をかけてくれんですよ。」
「すまんの。」
「その言葉は、お母さんに対して、「ありがとう」という意味なんですかね。」
「そうじゃろうね。その言葉が毎朝の当たり前の言葉になっているんよ。」
「すまんの。」の言葉にご夫婦の温かみが感じられます。横でお父さんがにこにこしています。もう一つ、毎朝言う言葉があったのですが、忘れてしまいました。お互いがお互いを大事にしているんです。
ご夫妻は、いろんな趣味を持っています。行くと必ず竹で作った花筒などを下さいます。
「いくらでえ。という人にはあげても仕方がないよ。わしは、喜んでくれたらそれでいいんやき。」とお父さん。
「それでわたしたちは、長生きしちょるんかも知れんね。」奥さんも付け加えます。
帰りに買い物袋いっぱいにいろんな竹細工を持たせてくれました。学校に戻って、いろんなところに飾りました。人がしあわせに感じることがしあわせと言います。
いつも何かを学びながら、話をさせてもらいます。家に帰って、リモコン置きにしました☆