かったかくんのホームページ

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「水道の開通==」

2021年10月13日 | 大分県
『ありがとう感謝の気持ちでいっぱいに
         優しい心と優しい笑顔』


教師を続けてきて、思うことがあります。
今は、受け持った子どもたちですが、いつかは逆転されてしまいます。
逆に頼ることが多くなっていき、助けられます。
今は、子どもでも10年先、20年先、30年先は、社会の第一線で、いろんな立場から時代をになっていきます。
そうなった時に感謝することもいっぱいあります。


数年前のことです。
井戸水がどこかから漏れていて、いつもくみ上げのモーターが鳴りっぱなしになっていました。
どこから水がでているのだろうかと不思議に思っていましたが、わかりませんでした。
 

何日か経って、庭を歩いていると、家の裏の見えにくいところの噴水のようなところから水が漏れているのに気が付きました。
何かをつめて、水が出なくなる方法がないか、小道具を買ってきたりしましたが、効果なし。
ちょっとした漏れでも止めようとすれば水圧がかかって、逆に水が空に舞い上がります。

「そりゃな、コンクリートをはつって、ホースに栓をしてしまわないと止まらんよ。」
とK西さん。

結構手間をとる工事となります。
そこの部分の止水栓があったので、数年間止めていました。
そこを止めることで、4カ所の蛇口が止まってしまいます。
 

そのことを先日、かつて、教えたいっくんに言いました。
「いいよ。止めちゃるよ。」
それがまた縁があって、いっくんが勤めている会社にいっくんとは違う学校で教えたしょうたくんがいます。
先週の土曜日、外出している時に、いっくんから電話がありました。

「せんせい、せんせいがいなかったけれど、しょうたくんと一緒にコンクリートをはつって、噴水の栓をしたで。」


まだまだ先のことだろうと思っていたけど、すぐに直してくれました。
数年止めていた水道4カ所の復活となりました。
 

蛇口をあけるとさびなどがどどっと出てきます。
数年間放置していると、水道管のさびがこびりついています。

家の中で止まっていた水道4カ所が使えるようになって、つかえていたものが吐き出された気分で便利になりました。

お礼に会社に会いに行きましたが、2人とも仕事に出かけていて会えないままでした。
しょうたくんのお母さんがいたので、お母さんにはお礼を言いました。
 

誰に頼んでよいかわからないような箇所の工事を助けてもらいました。
 
あの頃は生徒であっても、今は、何かと助けられています。
でも今でも
「助けられている」
というつながりが持つことができていることも幸せに感じます。