かったかくんのホームページ

日々感じたこと、心に残ったこと・・・綴っていきますね。よかったら、立ち寄って下さい。

プレゼントの絵本

2010年02月03日 | Weblog
 先日は、連れ合いの誕生日でした。子どもたちからいろんなプレゼントをもらっていました。上のこどもと彼女からは、絵本と手ぶくろ。下のこどもと彼女から、机の上の飾り物。とても喜んでいました。


 次の日、ふと連れ合いの机を見ると、その絵本が置かれていました。子どもたちが本屋さんで選んで買ってきたとのこと。読んでみました。



 「パパとママのおくりもの」という絵本でした。絵本は、心をうつものが多いです。




 三頭のこぐま。いちばんめのおにいちゃん。にばんめのおねえちゃん。さんばんめのぼうや。同じ夜に生まれました。


おとうさんとおかあさんがみんなを寝かしつけるときに、
「おやすみ、せかいでいちばんかわいいこぐまたち。」
 こぐまたちは、幸せに感じました。




 しかし、あるときに、それぞれが心配になりました。
「ほんとうに、パパはじぶんをかわいくおもっているんだろうか。」
おにいちゃんは、
「ぼくだけ、くびのまわりがしろくないのに。」
おねえちゃんは、
「わたしだけ、おとこのこじゃないのに。」
ぼうやは、
「ぼくだけちびなのに。」






みんながおとうさんに、ききました。
「パパは、いちばんだれがすきなのかなあ。みんながいちばんになれないから。」
おとうさんは、
「なれる。」
といいました。




おにいちゃんにおとうさんは、
「おにいちゃんががうまれたとき、ママがいっていたよ。こんなかわいいおにいちゃんぐまをみたことがない。」
「しろいふちがなくても?」
「ふちなんてどうでもいいのさ。」
とおとうさんぐまは、おにいちゃんをだきしめながらいったのです。





おねえちゃんには、だきしめながら「おとのことでもおんなのこでもかんけいない。」ちびすけには、「おおきくてもちいさくてもおなじにあいしているよ。」とだきしめながらこたえています。





 そして、「そうさ、きみたちみんながパパとママのたからものだよ。」
 こどもたちは、しあわせいっぱいにねむりにおちていったのです。





 何か、今の時代だからこそ、親子に大切なものをわずかな字数と絵の中で作者のサム・マクプラットニィは伝えてくれているのでしょう。




あたたかい陽の光をあびているかぎり、こどもたちもまっすぐに成長をしていくのでしょう。

生きていく原動力

2010年02月02日 | Weblog
 人と人とがつながっていくことの大切さをプラスの部分とマイナス部分の中で感じることが多いこの頃です。


 まずは、プラスの部分から。今日、このブログを書いているときに、こんなことがありました。



 仕事を辞めて、就職先を探している教えたAくんがいました。先週、相談にのりました。ところが今日、Aくんの同級生のBくんから、電話がかかってきました。
「先生、ぼくの会社に入れたから。」
ずっと気にかけてくれていたようです。



 電話を切った後で、すぐにAくんに電話をしました。


「新しいところで頑張るから。」
声もとても張り切っていました。高校からは、進路がちがっています。でも時が経っても人を大切にしていくBくんにすごさを感じました。




「いつかは、今度は、Bくんが人を助けるようになるといいね。」
と話しました。うれしいニュースでした。




 担当している技術の授業で、できた人が未完成の人の作品を助け合って、今、本立ての製作をしています。もうちょっとで全員完成です。ふだんは、金槌やのこなどを使う機会がないだけに生徒も悪戦苦闘しています。



 でもできあがって生徒と握手したときの笑顔は何ともいえません。こちらも笑顔がでます。作業をする中で、ふだんの生活とは違った友だちの良さも発見できているようです。




とはいってもつながりの中で、マイナス部分もあります。


 子どもたちの中で、全国的な傾向として、自分の思うようにならなかったら、『無視』をする、メールなどで攻撃をする・・・数年前の時代とはまた違ってきています。規範意識の欠如も見られます。成人式の時に、沖縄の若者たちがクローズアップされます。報道にあおられている部分もあるかもしれませんが、成人式という節目の時に、あのような形で人や社会とつながっていこうとする姿は、本当に寂しく感じます。行動を修正しにくくなっている構造がどこかに潜んでいます。もっともっと具体的に言いたいことはありますが、またいつかの文章で。




子どもたちの良さをのばすためには、今の社会の課題を解決していくためには、これから、自分の家も含めて家庭の役割というものが一層大切になっています。


 
その原因は、なんだろう?
 モバイルをはじめとする情報手段の変化、核家族化、家庭の変化、地域の崩壊、急速な教育改革の中での学校側の問題・・・etc・・・いろんな要因が絡み合っているんだろうと思います。


 
 社会全体が体温を感じさせられるものであること、人と人とがつながりあえる心遣いができること・・・それが生きていく原動力になるのではないかと思います。

春の予感がします

2010年02月01日 | Weblog
1月も終わりました。2010年がスタートして、1ヶ月が経ちます。早い。


 今日から2月。でも、そんな中でも春を感じることがいっぱいあります。
休日の朝、連れ合いが、
「ちょっと、玄関に来て。」
という言葉。見ると、花瓶に挿していた梅の枝のつぼみから、たくさんの花が咲いています。梅のいい香りが漂ってきました。玄関に春を感じました。冬の寒さに耐えながら、梅の枝も花を咲かせました。




 裏の畑の梅の枝からは、花は咲いていませんが、正月前に枝を切って、花瓶に挿していたものからは、見事に花が咲いています。
 うーん、もう春だね。






 今日は雨ですが、先日晴れていたときに、外に出ました。なんと、花粉の香り?!が。間違いなく、あのくせ者の花粉の雰囲気です。毎年苦しんでいるだけに、この香りだけは、確かです。おっとこれは、いけない。早速、マスクをして活動を。


 昨年は、インフルエンザが学校で流行して、入試前だったので、全員マスク着用期間があり、不幸中の幸いで発症が遅かったです。テレビでは、いろんな対策用の薬がCMされています。CMにつられて一つ今日買ってしまいました。
 うーん、もう春だね。





 今日は、なんと、中津・宇佐地区の私立高校一般入試です。ほとんどの3年生が受験にむかいました。いつもより早くから3年生は登校してきました。貸し切りバスと、タクシーを使って、受験会場へ。あわただしい朝でした。


「受験票がなくなりました。」と生徒。教室で探していました。
受験票は、なくしたらいけないので、会場で配布することを生徒はすっかり忘れていたのです。「心配していた時間はなんだったんだろう。」違うって。しっかりそんなことくらい覚えておかないと。




「スリッパを忘れました。」「少し、体調を壊しています。」
いろんな問い合わせなどがありました。私立入試も終盤戦です。いよいよ公立推薦、高専入試、公立入試へと向かっていきます。
 うーん、もう春だね。





 春、みんなが幸せな時間を迎えてもらいたいです。