1月2日は月が地球に再接近して月の円盤が最大になるスーパームーンの日であることを知って、自宅屋上から月を眺める事が出来ました。寒さに堪えて待っていると夕刻東の空にいつもより大きな月が上がりました。翌朝も6時過ぎに再度屋上に上がってみるとしばらくして日の出前に東の空はだんだんうっすら赤みをさし始めて来ました。西の空にはまだまだ月が明るく輝いていました。この情景をしばらく眺めていた時にエッチングでも有名な中山正實画伯が描いた「安騎野の朝」を思い出しました。
「東の 野にかぎろひの 立つ見えて かえり見すれば 月傾きぬ」 万葉集48番の柿本人麻呂の歌です。
画伯はこれをテーマに「安騎野の朝」の絵を制作しました。安騎野は奈良県宇陀市にあり今では「かぎろひを観る会」も毎年冬にあるそうです。
中山画伯と私の父とは親しい友人でもあったので作品は数十点が父の手元に残され私も画伯の絵を観て育ち親しみを感じています。
一の字のいのちふくらむ筆始
教室での先生の顔や、友達の顔まで思え出させて頂きました、、
ありがとう御座いました、
本当に偶然ですがブログを出してから毎年行われている「かぎろひを観る会」は何時行われたのか調べてみたらなんと2018年1月3日午前4時から7時まで宇陀市大宇陀にあるかぎろひの丘万葉公園であったとネットにでていました。私も同じ時間に松戸の空から観ていたことになります。
ブログに書こうとは思っていなかったのにまるで亡き父に導かれたかのように「阿騎野の朝」を載せることになりました。
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大和国史館万葉室壁画「阿騎野の朝」は1939年ー1940年制作されたと年譜に載っています。それ以前からカラー銅板画の草分けとして活躍されていらしたそうで今私の部屋にある作品はエッチングの「母子馬」1936年 がかけられています。カラーエッチングになる前で母馬が草をはみ子馬はすぐ側で横を向いている何とも温かい情景です。
折に触れ追々私の手持の作品だけでも紹介させていただきましょうか。
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しんしんさんのブログ「夢を追って」でご紹介いただいた1月1日の夕方の富士山とスーパームーンのコラボを感動を持って拝見させていただきました。それから私も2日の夕方にまずスーパームーンを観てから翌日の朝3日の月はどうなっているかのヒントを頂き早起きをしたお陰でこのブログが生まれたことになります。
偶然が色々重なり嬉しい限りです。
人麻呂のこの万葉歌は詳しくひもとくと歴史的背景のある意味深く詠まれていることが解りました。
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明けましておめでとうございます。
1月2日はスーパームーンだったのですか?
買い物の帰り赤の入った黄色い月が大きく見えて、目の錯覚かなと思っていました。翌朝体操に行く時も沈む寸前の満月を見ました。
教えていただき良いものを見ました。
中山画伯の絵も新年にふさわしく、またお父様の御友人であられたなんて、素晴らしい。
今年もブログを楽しみにしています。
お正月にスーパームーンが見れて今年は良いことがいっぱいありそうな年になりそうですね。
阿騎野とは飛鳥時代の地名で今の大宇陀町一体の呼び名だそうです。以前この土地がよく雲海がでるらしいと聞き茜色の空を撮影したいなあと考えたことがありましたがもう今では夢幻になってしまいました。
今年も宜しくお願いいたします。
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