果樹園の風

愛知県豊橋市で無農薬のレモンを栽培している河合果樹園です。
目指せ!楽しむ農業、楽しませる農業!

無農薬フルーツレモンの仕込み時と農業で楽しむ

2025年01月21日 19時25分06秒 | 日記・エッセイ・コラム

あっという間に1月も二十日過ぎ!
今年は少しゆっくりできたと思ったら、
そこからはジェットコースターとなってしまった。
無農薬フルーツレモンは原産地の気候を再現しているため、
イタリアのレモンに近い内容になってきている。
いつも買い支えて河合果樹園を応援してくれているお客様にお薦めしているのは、
①はちみつ漬け ②レモン酢 ③リモンチェッロ 
④レモンのオリーブオイル漬け ⑤夏用のまるごと冷凍など。
先日、中学の同級生からラインでお知らせがあった。
弟さんがこの時季にレモンのはちみつ漬けを取り寄せて作っていると。
誰もが憧れる有名な方が当園の無農薬フルーツレモンで仕込んでくれていたとは
本当に光栄かつ身の引き締まる思い・・・。
友人にも波及していてブログも教えてもらった。
素直に生産者としてうれしい!
夏用の冷凍レモンは、2011年にためしてガッテンで豊橋方式として取り上げられ、
全国的に冷凍レモンの普及に貢献さえてもらったことがある。
そのころ多くのお客様が冷凍庫を買って待っていてくれたことも、
思い返してまた感動もんだと今でも思う。
夏の冷凍レモンをジャコご飯やソーメンや刺身やサラダにすりおろす、
初体験の時は至福のひと時を味わうことになります。
過去に某放送局の撮影スタッフに昼食でレモンソーメンを食べてもらったところ、
大絶賛だったことを思い出します。
話しが長くなりましたが、皆さんが一番良いというタイミングで
仕込んでいただければ、日々熟す方向に向かっているレモンたちも幸せです!

ここ豊橋を舞台にしたアニメ「負けヒロインが多すぎる」の第8話で、
一瞬、温水君の手に守られた形で流れた当園の初恋レモン・レモネードが
とうとう道の駅とよはしなどで再販売が始まった。
毎年、一年を待たずして完売していた初恋レモン・レモネードだが、
昨年は早い段階で欠品状態になっていたので、私もやっと気が楽になった。
2014年に最初6000本を作ったのが始まりで、
日本でのレモネードブームの火付け役を担ったのも忘れられているが事実。
その6000本は2週間で売り切れとなり、その時も胃の痛い思いをした。
消えていく商品が多い中、無農薬レモンを皮ごと絞り添加物を
一切使わない製法も相まってロングセラーとなっている不思議。
初恋レモンというネーミングももちろん心をつかんでいることもある。
一時、初恋トマトや初恋たまごというネーミングが直売所で散見されたが、
「初恋」という文字だけを見ているのではなく、
バックストリーを重要視していたのと、
※初恋レモンプロジェクトを17年も続けてきたことが長く売れている理由でもある。
学生時代によくカラオケで歌った村下孝蔵さんの初恋、
その時からこの路線は決まっていたのかと過去のピースを掘り起こしてみる。
現状にはどのピースが欠けても今はない。
大学時代担当の多門院先生の講演の見出し、「農業を楽しむか、農業で楽しむか」
還暦を過ぎ、やっとその意味が分かったような気がする。

※現在は美食倶楽部初恋レモンとして活動中

河合果樹園

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迎春と河合果樹園の様子

2025年01月08日 13時33分57秒 | 日記・エッセイ・コラム

遅ればせながら、新年あけましておめでとうございます。
久しぶりのブログとなってしまってしまい、
ずっと気になっていたのですが区切りの良いとこということでお許しください。
今年は少しゆっくりした、お正月を過ごすことができ
身体の調子も晴れ渡っています。
自身の就農40周年記念の年度も残り3か月を切りました。
60代にあった生産技術や経営に転換してきたおかげで、
まだまだ気力は多くのあてにしてくれている消費者の皆さんや
取引先の皆さんのおかげで一定のレベルを保てています。
過去を振り返る余裕も少しずつ生まれ、それを糧として高いレベルに昇華できればと
新たに目標を微調整しながら日々取り組んでいきます。

年明けの河合果樹園の状況を書かせてもらいます。
青島みかんは今月いっぱい販売が続く予定です。
太田ポンカンは猛暑の影響で小玉が多く、木はとても衰弱しています。
無農薬フルーツレモンは販売を開始して、例年より今のところ調子は良さそう。
無農薬レモネーディアは残り少しを引っ張って販売予定。
低農薬レモネーディア露纏はきれいに着色しない模様で、寒波の様子で収穫。
赤実レモンは少しですが、販売を始めました。
自然栽培レモンもやはり着色遅れで、販売は遅れそう。
無農薬ベルガモットはまだまだ販売中!
寿太郎みかんは木が弱く年々収穫が減っていますが、青島みかんの後に販売予定。
マザーヴィクトリアも着色遅れなので、販売は遅れそう。
紅甘夏はいい感じのなり具合です。
欠品している初恋レモン・レモネード(レモン)は
少しだけど今月中には販売開始できそう。マケイン人気は本当にすごい!
初恋レモン・塩レモンペーストはもうすぐ加工場へ送れそう。

2025年の河合果樹園のこのような状況です。
すべてが終わるまで何があるかわかりませんが、
身体と相談しながらこなしていきたいと思います。

本年もよろしくお願いいたします。

河合果樹園

1月8日の無農薬フルーツレモンの様子

 

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Tさんの紹介者とレモネーディアのリモンチェッロ

2024年11月06日 20時00分16秒 | 日記・エッセイ・コラム

今日は借りている極早生の園地隣のTさんから頼まれ、
河合果樹園最寄り駅近くの飲食店経営者が来園。
5月にてんぷらのお店をオープンするそうだ。
とても感心させられたのは研究熱心さとその考え方。
成功=考え方×情熱×能力といわれる中、
将来性のある若者かどうかはこの年になってくるとほぼわかってくる。
その見極めは良いことでもあり、また生産者としてはつらいことでもある。
東三河フードバレーで多くの人と関わらせてもらった中で、
「一定品質、一定量、一定期間」を否定しなければ
本当の地産地消を達成できないということを
段階的にかかわる食の中に見出せない問題をクリアーしつつあるこの地域。
そんな話から、河合果樹園の一般的に流通できない季節限定食材にも
興味深々度合の「へ~」を連発してもらった。
話は前後するが、とっかかりは初恋レモン果汁・睦月の雫で、
それに感性が共鳴したことから秘密の糸を手繰り寄せたと思う。
レモネーディアの果汁は健康効果が表れるのが早い。
ここでは深く書けないが、ゆっくりと医食同源の世界へ流れて行っている。

話変わってレモネーディアでリモンチェッロを作ってくれた
イタリア料理の「Da Maruco」からつないでくれた
K野菜ソムリエPさんからそれをいただいた。
基本お酒はNGの体になってしまったのでなめる程度だが、
緑のレモネーディアでつくるこの食後酒が
こんなに出来が良いことに驚かされている。
レモネーディアの可能性がまた一つ広がり、
こんなレモンは売れるわけないといわれたことは視認できないほど遠くになった。
話戻って信じるのは自分の感性と、相手の価値観に縛られた常識にとらわれない考え方。
そして一番難しい、何歳になってもくすぶりながらも燃え続ける情熱。
また好奇心が広がりだした!

河合果樹園

レモネーディアの果実とリモンチェッロ

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間違った舵取りと健康フォーラム

2024年10月23日 13時51分46秒 | 日記・エッセイ・コラム

今日は恵みの雨と意識しているけど、
心の中では線状降水帯が空を覆うことがないかとやや心配している。
メディアではいろいろな品目がさらに値上げというニュースが多い。
理由は企業努力ではもはや対応できないと言うことだ。
生産者のいる土俵は消費者の節約志向と流通の利益確保など、
価格は生産努力を超えているのに上がらない。
河合果樹園ではそんな他人の土俵がいやで2000年から大きく舵を切って、
自分の土俵を作ることを多くの犠牲を払いながら努力してきた。
農業仲間がどんどんやめていく、それも経済がよくわかっている優良農家ほど。
政策では農業者の努力と奮起をうながしているつまりだろうが、
基本脱落した人がそちら側で判断する流れは?歴史の繰り返しだ。
そんなことを思っていても、生産物の生育は待ってくれない。
舵取りは政ではなく、個人に任せる時代だというのは多くの人が、
肌で感じているはずだ。

そんな難しいことを考えていても、
加速度がついている世界は目に見えて変わらないので他のベクトルに向かう。
そんな中少しでも農産物の良さを知ってもらう機会をもらった。
東三河ヤクルト販売株式会社が開催する、
「健康フォーラム」が11月19日(火曜日)13:00~に豊橋公会堂で行われる。
第一部は名古屋大学名誉教授の梛野正人先生による
「腸と筋肉を鍛えておく~癌で手術!その後を考えて~」という講演。
世界トップの名医だそうだ。
そして豊橋百儂人を代表して私と蕃茄儂人さんと玉蜀黍儂人さんの3人が、
東三河ヤクルト販売のT社長の取り回しで「健康につながる”食”を考える」
というテーマで第二部でトークセッションを行う。
さてどんなトークセッションになるか?わくわく感はほどよい緊張と共に湧いてくる。
河合果樹園のレモネーディア露纏のストレート果汁150mlは、
今年からヤクルトレディーさんたちの力で販売をしてもらっていて、
ある程度健康への道が見えだした。
地域の健康につながる農と食の世界、是非参加してもらいたいと思う。

河合果樹園

 

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無農薬グリーンレモン収穫とSpecial Farmers Correction2024

2024年10月18日 09時56分48秒 | 日記・エッセイ・コラム

極早生みかんの収穫はあっという間に終盤に差し掛かってきた。
夏の限界を超える猛暑、40日もの雨の降らない日々、
雨が降り急な水分上昇で爆発、涼しくなればカメムシの急襲は
収穫量の激減をもたらした。
自然の営みの予報はあてにならず、勘だけが頼りだという環境は、
日頃のグーグル先生頼みに、五感を鈍らせられて、
どうも迷いというすっきりしない心持になる。
来週あたりから無農薬グリーンレモンの収穫ができるかと、
また一つ気持ちの隙間を埋める事象が増えそうである。
毎朝のエサやりが日課のメダカたちの子孫が、
オオカナダモのおかげで元気に泳ぎ回っている。
このメダカの飼育は光合成細菌(PSB)の実験で始めたもので、
水質浄化、色上がりなど、河合果樹園のみかんづくりとリンクしている。
今年は光合成細菌の増やし方講座を3回開催したので、
学びに来てくれた方々の知識の広がりとしてこの実験も一つのネタである。

11月24日(日曜日)はホテルアークリッシュ豊橋で、
農民藝術創造倶楽部のスペシャルファーマーズコレクションが開催される。
今回はまだ細かいところまではつめていない状況だけれど、
来てくれたお客様と生産者と料理人が、この東三河の農産物から醸し出す、
唯一無二の関係を築きながら楽しい催しになることは今までの経験で理解できる。
地産地消、身土不二など数十年の間語られてきた四字熟語には、
人々を魅了する言霊があることはわかっているが、
歴史を紐解くとどうしてもむなしさが表れる。
それは実際の行動や実績として、積みあがるものがないことに起因する。
今回のスペシャルファーマーズコレクションの背景にある東三河フードバレー、
この地域独自の分かりやすく印象的な言霊を
地産地消に変わって伝えていくタイミングになっていると思う。

河合果樹園

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ギンヤンマの飛行と河合果樹園のレモンカプレーゼ

2024年09月21日 10時50分10秒 | 日記・エッセイ・コラム

今日は暑さの中に北寄りの少し涼しい風が混ざり、
待ち望んだ秋の様相を想像させてくれる。
毎年来てくれるギンヤンマが我が家の家の周りを旋回飛行している。
その美しさは毎年の楽しみで、
また飛行の優雅さときりもみにも似た切り返し飛行がさらに増幅させてくれる。
一瞬少年のまなざしに戻り、時を忘れてじっと見つめる自分がいる。
明日は待ちに待ったまとまった雨が降るというが、
豪雨となり被害が出ないかと心配も纏いだす。
ひりひりの状態の露地みかんは、基次郎の檸檬ではないが、
たくさん爆発することになるだろう。
今年は全国的にみかんは大きな減収を余儀なくされている中、
たぶん最終的な生産量は予測数値を下回ると予測する。
誰も言い出さない、農産物の規格の見直しは必須だと思う。

YouTubeでemCANPUS foodが東海オンエアーさんに取り上げられた。
シェフのダブルIさんも出演しながらという情報を
農民藝術創造俱楽部のグループlineで知る。
「イタリア語だけのメニューでコース料理を
正しい順番で注文できるまで終わりません。」というお題、早速見てみる。

その中に河合果樹園のレモンカプレーゼが3分14秒にメニューとして、
4分19秒あたりからアンティパストとして映っている。
緑、白、赤の三色旗を模したカプレーゼは日本語にすると、
カプリ島のサラダという意味らしい。
以前、レモンなどの視察で行ったカプリ島の青い海を思い出す。
青の洞窟にも運よく入ることができたが、
本場のカプレーゼは知識が追いついていなかった。
21日現在、128万回再生。
東海オンエアーさんのおかげでイタリア通はどれぐらい増えるだろうか?
〖Caprese al "Kawai"limone〗、耳順倶楽部での学びとなりました。

河合果樹園

 

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振り回される自然と負けヒロインが多すぎる

2024年09月09日 15時45分09秒 | 日記・エッセイ・コラム

前回のブログとは打って変わってまた砂漠のような暑さが襲ってきている。
恵みの雨の水分は太陽の日差しに吹き飛ばされ、
大きくなりたいと泣いている極早生みかんを苦しめる。
また潅水作業をしなければならないのだろうか?
そろそろ夏の疲れが襲い来る時季、日にち薬でやり過ごそうか迷う。
日本中の柑橘農家が困っているカメムシの大量発生。
西日本では春先から被害が発生していて、今年の収穫量減必至だとか。
コンビニの明かりに群がっているのをよく目にするカメムシ。
夜の明かりは虫たちにとっては大敵だと養老先生が言っていたのを思い出す。
早く温度が下がってカメムシの活動がゆっくりになるといいのだが・・・。
こればかりは悲しい願いのような気がする。

ここ豊橋を中心とした東三河の風景をちりばめたアニメ「負けヒロインが多すぎる」の第8話で
河合果樹園の初恋レモン・レモネードが3秒ほど描かれている。
現在、abemaTVで見ることができ、私もアニメを見る年齢とはかなりかけ離れているが、
見ることができる9話まで全て見させてもらった。
初恋&レモンライフ研究家としては当然のことだという使命感から見たのだけれど、
自身の高校時代の感覚がフラッシュバックしてきて感情移入の部分もある。
YouTubeには声優さんたちの聖地巡礼が懐かしさを纏いアップされていたり、
マケイン(負けヒロインが多すぎるの略)ファンの
聖地巡礼もいくつかアップされている。
その聖地を巡る旅が素敵の思えるのは、
自身も人に会う旅にシフトしているためだろう。
このマケインへの初恋レモン・レモネードの登場は、
昨年の豊橋百儂人総会で、
豊橋が誇るロケ地誘致の仕掛け人の鈴木惠子さんから、
事後報告だけどと聞かされていたけど
つい最近まで全く忘れていたというのが本当のところ。
豊橋百儂人総会の数か月後鈴木さんは旅立ってしまったのが、本当に悔やまれる。
マケインの話でもう一度もりあがりたいと思いながら、
時間を作ってアニメに描かれている細部を考察してみようと思う。

河合果樹園

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心配がつのる台風10号と光合成細菌の講座

2024年08月28日 15時44分30秒 | 日記・エッセイ・コラム

台風10号の影響で恵みの雨が降り続けている。
打って変わっての仕打ちとなりそうな、雨に喜んで良いのか?
台風は今日現在、ここ豊橋を直撃する予報となった。
一瞬、左にずれて安堵もつかの間、日本列島を横断してやってくる。
まだまだ進路は変わるかも知れないが、
超スローペースの台風に台風情報から目が離せない。
河合果樹園の柑橘類はこの雨で生き生きと見えるけど、
暴風に耐える事が出来るだろうか。
神のみぞ知るという時間が、日曜日頃まで続きそう・・・。

先週の日曜日に第3回の光合成細菌の講座を終えることが出来た。
これも失敗しない光合成細菌の作り方を発見し、
環境に負荷をかけない農業へ舵を切る時代が追いついてきたからこそ、
ここ東三河で目指している食と農の聖地フードバレーへつなげるための講座でもある。
参加者は生産者、野菜ソムリエ、シェフなど異業種が集まり、
それぞれの視点が質問への答えに面白く反映する。
難しい話しはなるべくさけて自身の経験談を交え、
興味が湧くように話したつもりであるが、果たして受け手は?
光合成細菌は有機物やアミノ酸や生理活性物質などを作るが、
生産技術から見て優先順位的なものは各自の捉え方と目的で変化する。
その万能でない部分は、環境から見ると優先順位は上がり時代にマッチする。
ここにも目に見えない大切なものが隠れている。
一つ言い忘れたのが、福岡伸一さんが言う「動的平衡」。
同じように見えても効果の発現はその時々で変わる目に見えない状況で変わる。
目に見えない事をどう捉えるかは五感というか第六感。
もちろん経験値は高いところになければいけない。
今回参加されたTシェフは、バナメイエビの養殖の話しから、
光合成細菌講座に参加したいと思ったという。
料理の幅がこの講座で広がることを思い描いてみる。

河合果樹園

 

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灌水作業という苦行と負けヒロインが多すぎる

2024年08月16日 16時14分58秒 | 日記・エッセイ・コラム

お盆休みと世間では言われているが、
まったく雨が降らない雨乞い必要条件の中、
毎日の灌水に翻弄される。
暑さ和らぐ17時過ぎのルーティーンは軽トラックの冷房で
身体をクールダウンしながらの作業である。
収穫がゆっくりと始まっている
無農薬ライムと無農薬レモネーディアと無農薬こぶみかん、
そして収穫に向けて暑さに耐え忍んでいる
無農薬レモンと無農薬ベルガモットの生育に目を細めながら、
訪れる本格的な収穫の季節を頭の中に描く。
期待していた台風の雨は東へとずれて、
灌水という苦行はまだまだ続きそうである。

ここ豊橋を舞台としたTVアニメ「負けヒロインが多すぎる」が
7月13日から放送されている。
アニメには反応速度がとても遅い私なので、
やっとTVerで第1話と5話を見た。
豊橋の景色や特産品がアニメの中に少々セピア色を感じさせながら登場する。
青春のまっただ中に短い時間なのに鮮明に脳裏に焼き付いている初恋?
という背景をドタバタしながらの描写の中に、
自身のその短い時とオーバーラップしてみる。
還暦を過ぎてからのウキウキ感を探りながら
残りの2話から4話を見てみようではないか。
こんなことが情熱を保つための1ページとして、
巡ってくるのは僥倖なのか?
焼塩檸檬ちゃん(声優:和歌山詩音)、おお!檸檬つながりだ!

河合果樹園

無農薬こぶみかん

無農薬ベルガモット

無農薬レモン

 

 

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猛暑に雨が欲しい&お皿のステージ&フードクリエイターアワード

2024年08月01日 16時01分43秒 | 日記・エッセイ・コラム

困ったことにここ豊橋はまったく雨が降らない日が続いている。
そして高温と乾燥した風が吹き、河合果樹園の柑橘類達も体力を奪われている。
今週から露地みかんの灌水作業を本格的に始めた。
もちろん温室の中の無農薬空間も毎朝晩の灌水は欠かせない。
まだ2週間ほど雨は見込めない予報が心を揺さぶる。
夕立でもいいから少しお願いしますと祈る。

このところ、料理を作ることにどうも気持ちをもっていかれる。
それはホテルアークリッシュ豊橋の料理長と
emCAMPUS FOODの料理長と副料理長に影響を受けているからだ。
生産者という立場を少し相手の立場に踏み込んで、
お互いの距離を縮めていると
自然と生産物をどうしたらお皿のステージに立たせる事が出来るか?
と妄想は膨らんで行く。
柑橘類のジャムは夏野菜にのせて食べるとぴったりくる。
今日はベルガモット100%果汁「ベルガモット物語のItalian Mystery」を
アマニオイルへ一滴入れてドレッシングを作ってみた。
オメガ3のアマニオイルが爽やかな香りに包まれ味が調う。
夏果物にも一滴が光る。
そんな河合果樹園の商品をアレンジに使い、自身の作ったものをリスペクトする。
自身、または自社の作ったものを食べなかったり、
自分の販売したものを体に入れないなど、
プロパガンダと真逆の行動はやはりハートは黒いと思う。

7月29日(月曜日)豊橋市で開催された
第一回フードクリエイターアワードの審査員をさせてもらった。
フードクリエイターの聖地を目指してのコンテンツの一つで、
フードバレー構想実現のいわばアンサングヒーローを発掘するという壮大な目的がある。
生産者代表の審査員として技術的な質問や地産地消に向けての質問など、
素晴らしい登壇者の皆さんの答えを咀嚼し評価するのは本当に難しかった。
ただ食べ物の生産段階にどれぐらい社会的影響力を与えているか?
単なる消費になっていないかは見極めたつもりでいる。
良い経験になったと同時に、自身の高みへの違う階段が見えたような気がする。

河合果樹園

 

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