この暑い夏の時季、温室みかんの収穫と出荷に追われる。
作業のタイムスケジュールもタイトだけれど、
暑さと戦っていることで余計に体力を消耗する。
脱水症状&熱中症一歩手前をうろうろしながらなんてことにもなる。
頭と体を同時に使う仕事は、私たちの仕事の醍醐味なのだ。
醍醐味といっても天命へのカウントダウンが始まっているものにとっては、
この生業は体力のある若者のものだという感覚にもなる。
厳しいけれどこの世界に飛びこんで来たいものがいることは、
日本も感性価値を基準とする本物の時代到来だと考える。
そんな中、先週の木曜日は仕事を必死で片付け、
シャワーを浴び着替えて車に飛び乗りおにぎり片手にホテルアークリッシュ豊橋に。
車のエアコンで体の粗熱を取りながら体調を整えるという荒業で
なんとか5階グレースの会場に滑り込む。
かねてから楽しみにしていた”ビオファームまつき”の松木一浩氏のお話を聞かせてもらった。
”農業は脳業だ”・・・、これはサイボクハムの笹崎会長も言っていた。
”百姓は百商だ”・・・、これは百の仕事ではなくこれからは百の商いという時代。
言葉の遊びを通して時流や本質の表現を聞くのも講演の楽しみのひとつだ。
私事で恐縮ではあるが、私のビジネスカードには”一白志酔”とかいてある。
今まで意味を聞かれたのは2人だけであるが、創作熟語で私の仕事を深遠に語ったつもりである。
時間に追われていても、ちょっぴり遊び心を持っていたい。