果樹園の風

愛知県豊橋市で無農薬のレモンを栽培している河合果樹園です。
目指せ!楽しむ農業、楽しませる農業!

つれづれと講演

2010年07月28日 10時43分42秒 | 日記・エッセイ・コラム

この暑い夏の時季、温室みかんの収穫と出荷に追われる。
作業のタイムスケジュールもタイトだけれど、
暑さと戦っていることで余計に体力を消耗する。
脱水症状&熱中症一歩手前をうろうろしながらなんてことにもなる。
頭と体を同時に使う仕事は、私たちの仕事の醍醐味なのだ。
醍醐味といっても天命へのカウントダウンが始まっているものにとっては、
この生業は体力のある若者のものだという感覚にもなる。
厳しいけれどこの世界に飛びこんで来たいものがいることは、
日本も感性価値を基準とする本物の時代到来だと考える。

そんな中、先週の木曜日は仕事を必死で片付け、
シャワーを浴び着替えて車に飛び乗りおにぎり片手にホテルアークリッシュ豊橋に。
車のエアコンで体の粗熱を取りながら体調を整えるという荒業で
なんとか5階グレースの会場に滑り込む。
かねてから楽しみにしていた”ビオファームまつき”松木一浩氏のお話を聞かせてもらった。
”農業は脳業だ”・・・、これはサイボクハムの笹崎会長も言っていた。
”百姓は百商だ”・・・、これは百の仕事ではなくこれからは百の商いという時代。
言葉の遊びを通して時流や本質の表現を聞くのも講演の楽しみのひとつだ。
私事で恐縮ではあるが、私のビジネスカードには”一白志酔”とかいてある。
今まで意味を聞かれたのは2人だけであるが、創作熟語で私の仕事を深遠に語ったつもりである。
時間に追われていても、ちょっぴり遊び心を持っていたい。

河合果樹園 http://www5.ocn.ne.jp/~kawaikje/

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

レモナルゾーくんを捜せ!

2010年07月18日 21時53分45秒 | 日記・エッセイ・コラム

今年は天気予報もぴったりで、すかっと梅雨明けした。
いつもなら梅雨明け宣言後に必ずぐずぐずするのに・・・。
青空とそこに浮かぶ白い雲とのコントラストがとてもきれいなのは、
列島を襲ったゲリラ豪雨が過ぎ去った証拠なのかと天の神に問いかける。
被害を受けた皆さんに謹んでお悔やみを申し上げます。

温室みかんの収穫と販売は本格的になってきて、
早くも夏ばて対策が頭を駆け巡っている。
そんな中、一昨年から取引のある某スーパーさんに河合果樹園の
手選別ノーワックス温室みかんが私の指名手配写真と一緒に並べられている。
手選別とは機械で選別をするのではなく、手で大きさやおいしさ別に一手間かけた選別法。
みかんに与える衝撃の回数を少なくできるので、自然の味をお届けできる。
通常の流通では、温室みかんはワックスをかけるのが当たり前だが、
安心さの追求と丁寧な扱いと朝取りというメリットを生かしノーワックスでお届けできる。
当園の小さなこだわりだけれど、既存のシステムに一石を投げ込むことを
認めてくれたバイヤーさんもなかなかのもんだと感心する。

こういったことを本当は店頭にたって、直接皆さんに伝えたいのだけれど
毎日の管理作業に忙殺される身としては時間が許さない。
そこで私の分身を温室みかんのコーナーに飾ってもらうことになった。
名前は”レモナルゾーくん”です。
しゃべりは全くですが、当園のマスコットなので是非話しかけてください。
このマスコット、「かぶり隊豊橋」に入隊するために「マスカラ・ファブリカ」さんで
かぶり物を作ったときにいただいたものです。
レモナルゾーを捜せ!を合い言葉に、
世間で流行のレモンブームが豊橋にもあることを全国の皆さんに知ってもらいたいものです。

Dsc02830

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

タランチュラと塩レモンバーガー

2010年07月06日 21時19分49秒 | 日記・エッセイ・コラム

今日は我が家から車で10分ほどの距離にある借りているハウスへ。
そこではレモネーディアというレモンらしからぬレモンを無農薬で作っている。
今年から少しばかり収穫できそうな状態になっているが、
天候不順のおかげでまだ花が咲いている。
通常より2週間ほど生育が遅れていることはデータ外の様相なので
これから対応する答えがはじき出せないでいる。
ここは創造力と空想力で乗り越えるしかなさそうである。(汗)
花を揺する作業中、葉っぱの上に何か黒っぽいゴミがのっていると思って触る。
なんとタランチュラ張りのクモがお昼寝中だということに気づく。
意外と冷静に触り心地を楽しむ自分を、第3者的に”すごい”と思った。
お願いだから害虫さんをやっつけてくださいと祈りながら、
そっとお昼寝の邪魔をするのをやめた。

話は日曜日にさかのぼる。
TVで某ハンバーガーチェーンの塩レモンバーガーのCMの中に”初恋”を発見。
サブリミナル効果を思わせる、一瞬の”初恋”という文字の挿入にだまされ、
普段全く足を運ばないドライブスルーにいき購入する。
確かに塩レモンの味なのだが・・・、天然のレモン塩を知っている者としては・・・。
”初恋”=”レモン”が世にあふれていることはうれしいが、
ここに本物という観点が欠落していることが興味深い。
3年前までは初恋レモンという言葉は、グーグルで1ページのみだったのが、
いまは無尽蔵という感じになってきた。

私の中ではタランチュラの発見と塩レモンバーガーの中の”初恋”とでは、
タランチュラの方に本物という軍配を上げてしまうのである。

PS:タランチュラの画像はマニアックすぎるので初恋リーフの画像をお楽しみください。

http://www5.ocn.ne.jp/~kawaikje/

P6130818_2

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする