果樹園の風

愛知県豊橋市で無農薬のレモンを栽培している河合果樹園です。
目指せ!楽しむ農業、楽しませる農業!

この頃と豊橋の方言210話、そしてカンコー!

2017年01月30日 12時47分26秒 | 日記・エッセイ・コラム
このところどうも風邪気味で節々が泣く。
例年のことだけど、この時季は身体がしっくりこない。
温室みかんは早いものは小指大になって来た。
少しずつ温度を上げながら、早く大きくなれと祈る。
無農薬レモネーディアとレモネーディア露纏は異例の早さで終了となりそう。
春先のレモネーディアサンドイッチはお預けの年となる。
ファンの皆さんには申し訳なく・・・。
しかし作り手にとっては早く終了すると言うことは、
過大なダメージを木に与えなくてすむためこの上なくいいこととなる。
少加温タイプの無農薬レモネーディアの温室もビニールで囲って栽培スタート!
例年何かしらの障害に見舞われて苦労させられていることを思うと、
初めてのパターンは吉と出てほしい。

東愛知新聞に懐かしい顔が掲載されているのを1月22日に発見。
高校の恩師でサッカー部の顧問でもあった吉川利明先生だ。
地理の先生として独特の語り口調は、ケッペンくんと部活では言われていた。
年齢は重ねられているが、雰囲気は往年のまま。
今回、「豊橋の方言210話」を豊川堂さんから出版されたという。
私も年齢を重ね、10歳以上若い人達とお付き合いさせてもらっていると、
ことばが通じないことが多くなってきた。
自分としては方言なのかどうかも理解せずに使っているため、
少しは勉強になるだろうと早速購入した。
読んでいくと、昔使っていたのに今はほとんど使わないものに出くわす。
「カンコーは勘考と書き、思慮することである。
私たちの小学校時代は工夫することだった。」と説明されている。
私も小さなころ、カンコーしなければだめだよ。」とよく言われていたような気がする。
生業柄、すべてのことに工夫がつきまとうことから、なぜかいい響きに聞える。
ある人は農業を目指す人へ、YKKと言った。
政治家を指すのではなく、「やる気・工夫・計算」の略である。
工夫の積み重ねが苦しい時の下支えになる。
それを真のプライドというのかも知れない。


河合果樹園 http://kawaikajuen.jp/







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ココラアベニュー豊市と初恋会議

2017年01月18日 19時50分05秒 | 日記・エッセイ・コラム
あっとゆう間に1月も半ばを過ぎ後半戦に。
温室みかんの花の管理や無農薬レモンと無農薬レモネーディアの収穫、
そして露地みかんの植え替えの準備と相変わらず時間が足りない。
そんな中、昨日は9年も続く初恋会議だった。
レモネーディアのタルト用、無農薬レモネーディアを取りに来たついでに、
ベルカントのTさんの愛車で街まで乗せてもらう。
少し早く着いたので、ココラアベニューの豊市を覗く。
先週から登園の初恋レモン・マーマレード爽風250gも最前列に陳列してくれてある。
ローマのカフェグレコ風にブラックコーヒーを飲みながら、マーマレードをなめる。
豊市にはイートインもあるので洒落たテーブルで、ローマ風を味わってほしい。
いや!豊橋風として定着してほしいというのが本音である。

今回の初恋会議は駅前の「萌えの食卓」で!
河合果樹園の地産地消型みかんのオーナー制の事務局をしてもらっているご縁だ。
前回の復習として、「一流とは?」に始まり、
ベルカントさんの試食をしたり、
デザイナーのTさんが持ってきたテキーラソルトを味わってみたり。
この塩、アガぺワームという虫のローストが入っているという驚き。
食べると違和感がないのが不思議。
おぜん屋のM君曰く、Tボーンにあうかな?と。
そして今回は2月に豊橋に登場する、岡崎の「日本晴れ」さんの2号店店長がゲストに。
あれやこれやと情報と提案が交錯する会議となった。
人が初恋会議という箱の中で纏綿と絡み合い、絶妙な地域文化を醸し出す。
小さな世界かもしれないけれど、愛してくれる人たちは確実に増えていると思う。
絡み合うための、触媒は無技巧だということに気づけば、一流の条件に当てはまる。

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謹賀新年とべっぴんと優勝の条件

2017年01月09日 18時24分41秒 | 日記・エッセイ・コラム
遅ればせながら、あけましてめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。

河合果樹園は4日から通常の作業に突入しました。
かなり過ごしやすい天候の正月は普段できないテレビ三昧。
カテゴリーはスポーツ、サッカー、駅伝、テニスetc。
とはいっても温室みかんの温度管理と見回りだけは朝のルーティーンだ。
頭の中はテレビ三昧の中でも、一部の機能は仕事のことを処理しているかのよう。
心配事はいつ霜が降りるかと最低気温がマイナスになるか。
というのは露地のレモネーディア露纏は、まだ樹上で必死で寒さに耐えていて、
寒さで凍ってしまうと中身がスカスカになってしまうから。
外観で判断できればまだしも、中には判断できない状態のものも。
早く収穫すればいいじゃないという意見もあるが、
このぎりぎりの状態がぐっとうまみを増す。

私の大好きなリスクの中にこそ、本物があるという考え方だ。
土曜日に真っ白になるほどの霜にあたってしまったので、今日慌てて収穫をした。
新年のチャレンジは、このぎりぎりのレモネーディア露纏での新商品開発を企画。
さて、豊橋発の言葉でいうと、「べっぴん」。
その商品がどんなべっぴんになるか楽しみである。

今日、全国高校サッカーで青森山田高校が初優勝した。
仕事で見ることができず、テレビをつけたときはすでに表彰式。
若いころ打ち込むことがあるのはいいことだなと、毎年思う。
打ち込むというレベルで言っては失礼なのは重々承知。
ベンチに入れる者とスタンドで応援する者、このドラマがいつも気になるが、
ひとつになって応援する様は新年の風物詩である。

そのドラマの差はほんのわずかの差だろうと、大河内傅次郎の言葉が浮かぶ。
私たちの生業のステージは、自然の中のピッチだといってもいい。
ピッチの中でベストを尽くすのは当たり前だして、ピッチの外でも「無技巧」が付きまとう。
無意識にこれを醸し出すには、潜在意識の中に常に働きかけていないといけない。
サッカーの指導者もしかり、約束の時間に平気で遅れてくるということは絶対にないはずだ。
優勝の二文字はそんな積み重ねの中にあると思う。


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画像は毎年初詣に行く豊川稲荷の霊狐塚




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