愛知県農業経営士協会になんとなく入れてもらって8年程たった。
多くの先輩たちから宴の席でいろいろと経営を学ばせてもらっている。
そしていろいろと気にかけてアドバイスをしてくれる支部の皆さんに、
お祝いの席を設けてもらったりと、土に触れている人たちの優しさが身にしみる。
帰りがけの会話から“すっぽん”を食べようということになり、
後日、雲谷町にある「散歩道」ですっぽん料理に舌鼓をうたせてもらった。
すっぽんは、我が家のすっぽん大帝王である親父が釣ってきた40cmオーバーもの。
専門料理店では決して味わえない代物である。
大きいものはおいしくないという定説はいったい誰が作ったのだろうか。
ついコンフリクト・オブ・イントレストなのかと思ってしまう。
肉と卵が入った鍋にふんだんの野菜を入れて、しばしアルコールタイム。
煮えたと同時に初体験の輩は必ず一言発する。
そしていつも食べ始めるとあっという間にコラーゲンは胃袋にという盛況ぶり。
夏に向けての滋養強壮にはもってこいではないだろうか。
通常、冬に食べるものだと思っていたが、すっぽんはこの時期でないと釣れない。
ということは天然ものの旬は今?。
自然の循環に即して自然の幸をいただく。
畏敬の念を忘れず、いただくばかりではなく恩返もしなければ。
さて、すっぽんの甲羅で顔を隠しているのは、散歩道の美人女将であります。
梅雨らしくない天気が続く。
雨不足で悲鳴を上げている地域もあり、事態は深刻になりそうだ。
ここ豊橋東部では定期的に雨が降っているので、
今ちょうど太鼓をたたいている雷神様には感謝しなければ。
この時期の雨は植物にとってはとても大切で、
大地の栄養分を吸収しようと積極的に根を伸ばす時季だ。
地面の土を優しくどけて、白く綺麗な根っこを見ると
これ以前の管理の辛さが、一瞬ではあるがすっと引いていく。
果実の中にすばらしい抗酸化物質を作るのに、大量の雨が必要なんです!
神様、よろしくお願いします。
偶然、広小路の靖文館書店で「今あるガンが消えていく食事」:済陽高穂著を見つけた。
どうしても仕事を誠実にこなそうとするといつも一杯一杯の状態になること、
自分の体をどうしたらコントロールできるかということなどから
作物管理より遅れてしまうのだが自分なりの健康管理を模索している不惑クラブ後半。
丸4年続けている「朝フル」も本文中に紹介されていたので購入することに。
クエン酸回路によって作られるATP・・・、
「細胞内外のナトリウム・カリウムバランス」の維持・・・、
能動輸送・・・、など懐かしい言葉は健康創造産業となる農業経営につながるはず。
ファームドクターとして貢献できればという気持ちで読むと、
この第2章は分かりやすくてとてもおもしろかった。
医食同源、You are what you eat.、
言葉の意味はとても深遠である。
何となくお寿司が食べたくなったと言ったら、
久しぶりにレモン寿司を食べようと言うことになった。
もちろんすし職人は愛する私の糟糠さま。
しめ鯖が何より好きな妻だが、
夫婦そろって数ヶ月前に大当たりしたので、
最近ネタからは必ずDボタンを押すことになっている。
まず冷凍レモンを皮ごとすり下ろしてすし飯づくり。
ラップにシャリとネタをのせて、くるくるっと巻いてできあがり。
丸いお寿司、お皿に盛るとけっこうかわいらしい見える。
昨日は東三河懇話会さん主催の「第92回東三河午さん交流会」にて、
お話をさせて頂く機会を持たせてもらった。
日本料理・みなとさんのとても品のいいお弁当を食べた後、
お腹がふくれたと同時に緊張の時間へと突入。
担当のMさんから「無農薬レモンの収穫の時季でしたら、
お弁当の中に無農薬レモンを使わせていただいたのですが、
ちょうど今の時期は無理でしたので、時季になりましたら・・・」
とうまくフォローして頂いた。
もし収穫時期だったら、上品なお弁当には手まり寿司なんかが、
ぴったりとはまるのでは。
自身の遊び心がくすぐられた手まり寿司の夕食となった。