果樹園の風

愛知県豊橋市で無農薬のレモンを栽培している河合果樹園です。
目指せ!楽しむ農業、楽しませる農業!

心配がつのる台風10号と光合成細菌の講座

2024年08月28日 15時44分30秒 | 日記・エッセイ・コラム

台風10号の影響で恵みの雨が降り続けている。
打って変わっての仕打ちとなりそうな、雨に喜んで良いのか?
台風は今日現在、ここ豊橋を直撃する予報となった。
一瞬、左にずれて安堵もつかの間、日本列島を横断してやってくる。
まだまだ進路は変わるかも知れないが、
超スローペースの台風に台風情報から目が離せない。
河合果樹園の柑橘類はこの雨で生き生きと見えるけど、
暴風に耐える事が出来るだろうか。
神のみぞ知るという時間が、日曜日頃まで続きそう・・・。

先週の日曜日に第3回の光合成細菌の講座を終えることが出来た。
これも失敗しない光合成細菌の作り方を発見し、
環境に負荷をかけない農業へ舵を切る時代が追いついてきたからこそ、
ここ東三河で目指している食と農の聖地フードバレーへつなげるための講座でもある。
参加者は生産者、野菜ソムリエ、シェフなど異業種が集まり、
それぞれの視点が質問への答えに面白く反映する。
難しい話しはなるべくさけて自身の経験談を交え、
興味が湧くように話したつもりであるが、果たして受け手は?
光合成細菌は有機物やアミノ酸や生理活性物質などを作るが、
生産技術から見て優先順位的なものは各自の捉え方と目的で変化する。
その万能でない部分は、環境から見ると優先順位は上がり時代にマッチする。
ここにも目に見えない大切なものが隠れている。
一つ言い忘れたのが、福岡伸一さんが言う「動的平衡」。
同じように見えても効果の発現はその時々で変わる目に見えない状況で変わる。
目に見えない事をどう捉えるかは五感というか第六感。
もちろん経験値は高いところになければいけない。
今回参加されたTシェフは、バナメイエビの養殖の話しから、
光合成細菌講座に参加したいと思ったという。
料理の幅がこの講座で広がることを思い描いてみる。

河合果樹園

 

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灌水作業という苦行と負けヒロインが多すぎる

2024年08月16日 16時14分58秒 | 日記・エッセイ・コラム

お盆休みと世間では言われているが、
まったく雨が降らない雨乞い必要条件の中、
毎日の灌水に翻弄される。
暑さ和らぐ17時過ぎのルーティーンは軽トラックの冷房で
身体をクールダウンしながらの作業である。
収穫がゆっくりと始まっている
無農薬ライムと無農薬レモネーディアと無農薬こぶみかん、
そして収穫に向けて暑さに耐え忍んでいる
無農薬レモンと無農薬ベルガモットの生育に目を細めながら、
訪れる本格的な収穫の季節を頭の中に描く。
期待していた台風の雨は東へとずれて、
灌水という苦行はまだまだ続きそうである。

ここ豊橋を舞台としたTVアニメ「負けヒロインが多すぎる」が
7月13日から放送されている。
アニメには反応速度がとても遅い私なので、
やっとTVerで第1話と5話を見た。
豊橋の景色や特産品がアニメの中に少々セピア色を感じさせながら登場する。
青春のまっただ中に短い時間なのに鮮明に脳裏に焼き付いている初恋?
という背景をドタバタしながらの描写の中に、
自身のその短い時とオーバーラップしてみる。
還暦を過ぎてからのウキウキ感を探りながら
残りの2話から4話を見てみようではないか。
こんなことが情熱を保つための1ページとして、
巡ってくるのは僥倖なのか?
焼塩檸檬ちゃん(声優:和歌山詩音)、おお!檸檬つながりだ!

河合果樹園

無農薬こぶみかん

無農薬ベルガモット

無農薬レモン

 

 

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猛暑に雨が欲しい&お皿のステージ&フードクリエイターアワード

2024年08月01日 16時01分43秒 | 日記・エッセイ・コラム

困ったことにここ豊橋はまったく雨が降らない日が続いている。
そして高温と乾燥した風が吹き、河合果樹園の柑橘類達も体力を奪われている。
今週から露地みかんの灌水作業を本格的に始めた。
もちろん温室の中の無農薬空間も毎朝晩の灌水は欠かせない。
まだ2週間ほど雨は見込めない予報が心を揺さぶる。
夕立でもいいから少しお願いしますと祈る。

このところ、料理を作ることにどうも気持ちをもっていかれる。
それはホテルアークリッシュ豊橋の料理長と
emCAMPUS FOODの料理長と副料理長に影響を受けているからだ。
生産者という立場を少し相手の立場に踏み込んで、
お互いの距離を縮めていると
自然と生産物をどうしたらお皿のステージに立たせる事が出来るか?
と妄想は膨らんで行く。
柑橘類のジャムは夏野菜にのせて食べるとぴったりくる。
今日はベルガモット100%果汁「ベルガモット物語のItalian Mystery」を
アマニオイルへ一滴入れてドレッシングを作ってみた。
オメガ3のアマニオイルが爽やかな香りに包まれ味が調う。
夏果物にも一滴が光る。
そんな河合果樹園の商品をアレンジに使い、自身の作ったものをリスペクトする。
自身、または自社の作ったものを食べなかったり、
自分の販売したものを体に入れないなど、
プロパガンダと真逆の行動はやはりハートは黒いと思う。

7月29日(月曜日)豊橋市で開催された
第一回フードクリエイターアワードの審査員をさせてもらった。
フードクリエイターの聖地を目指してのコンテンツの一つで、
フードバレー構想実現のいわばアンサングヒーローを発掘するという壮大な目的がある。
生産者代表の審査員として技術的な質問や地産地消に向けての質問など、
素晴らしい登壇者の皆さんの答えを咀嚼し評価するのは本当に難しかった。
ただ食べ物の生産段階にどれぐらい社会的影響力を与えているか?
単なる消費になっていないかは見極めたつもりでいる。
良い経験になったと同時に、自身の高みへの違う階段が見えたような気がする。

河合果樹園

 

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